メッセージパーツ/秒 (MPS) の制限とは

SMSのメッセージは、message parts と呼ばれる 140 バイトのセクションで配信されます。非常に長いメッセージや、マルチバイト文字を多く含むメッセージは、いくつかのメッセージパートに分割されます。これらのメッセージは通常、受信者のデバイス上で再結合され、複数の短いメッセージではなく、1 つの長いメッセージとして表示されます。SMS の文字制限の詳細については、「SMS 文字制限」を参照してください。

このため、スロットリングとも呼ばれる、SMS のスループット制限は Message Parts per Second (MPS)、つまり、1 秒間に送信できるメッセージパートの最大数で測定されます。MPS の上限は、メッセージの送信先の国、およびメッセージの送信に使用する電話番号 (発信元番号) の種類によって異なります。例えば、米国のショートコードを使用して、米国内の受信者にメッセージを送信する場合、100 MPS を送信することができます。ただし、米国の通話料無料の番号を使って米国の受信者に送信する場合は、3 MPS のみの送信にスロットリングされます。

MMS メッセージは 1 つのメッセージパートとして配信され、複数のメッセージパートには分割されません。最大メディアファイルサイズは、gif、jpeg、png では最大 2MB、その他すべてのメディアファイルタイプでは最大 600KB で、メッセージ本文には任意の文字セットから最大 1600 文字を含められます。「MMS ファイルの種類、サイズ、文字数の制限」を参照してください。メッセージパートが 3 つ以上ある SMS メッセージを送信する場合は、代わりに MMS メッセージを送信することを検討する必要があります。例えば、481 GSM 03.38 文字の SMS メッセージを送信すると、SMS メッセージが 4 つのメッセージパートに分割されます。これらのメッセージパートごとに課金されます。MMS メッセージ本文に 481 GSM 03.38 文字を含めて送信すると、1 つのメッセージパートに対してのみ課金されます。また、4 つの SMS メッセージパートではなく 1 つの MMS メッセージパートのみを送信すると、メッセージのスループットが向上します。料金の詳細については、「AWS End User Messaging の料金」を参照してください。

以下のセクションでは、様々な種類の発信番号と様々な国のMPSについて説明します。

ショートコード

以下の表は、専用ショートコードの一般的な MPS の制限を示したものです。

ロングコード

以下の表は、専用ロングコードの一般的な MPS の制限を示したものです。

通話料無料の番号

通話料無料は現在、米国内でのみ利用可能です。米国通話料無料番号は 3 MPS をサポートしています。通話料無料番号は登録が義務付けられています。通話料無料番号の登録の詳細については、「米国通話料無料の電話番号の登録フォーム」を参照してください。

送信者 ID

次の表は、送信者 ID の一般的な MPS 制限値を示しています。

共有ルート

次の表は、共有ルートの一般的な MPS 制限値を示しています。