AWS SDK for Rust を使用したシンプルなアプリケーションの作成 - AWS SDK for Rust
前提条件最初の SDK アプリケーションの作成

AWS SDK for Rust を使用したシンプルなアプリケーションの作成

AWS SDK for Rust をすばやく使用開始するには、このチュートリアルに従って、AWS のサービス を呼び出すシンプルなアプリケーションを作成します。

前提条件

AWS SDK for Rust を使用するには、Rust と Cargo がインストールされている必要があります。

次のオプションツールを IDE にインストールすると、コード補完やトラブルシューティングに役立てることができます。

最初の SDK アプリケーションの作成

この手順では、DynamoDB テーブルを一覧表示する最初の SDK for Rust アプリケーションを作成します。

  1. ターミナルまたはコンソールウィンドウで、アプリケーションを作成するコンピュータの場所に移動します。

  2. 次のコマンドを実行して hello_world ディレクトリを作成し、次のようなスケルトンの Rust プロジェクトを入力します。

    $ cargo new hello_world --bin

  3. hello_world ディレクトリに移動し、次のコマンドを使用して、必要な依存関係をアプリケーションに追加します。

    $ cargo add aws-config aws-sdk-dynamodb tokio --features tokio/full

    これらの依存関係には、非同期 I/O オペレーションの実装に使用される tokio クレートなど、DynamoDB の設定機能とサポートを提供する SDK クレートが含まれます。

    注記

    tokio/full Tokio のような機能を使用しない場合、非同期ランタイムは提供されません。SDK for Rust には非同期ランタイムが必要です。

  4. 次のコードを含めるように、src ディレクトリの main.rs を更新します。

    use aws_config::meta::region::RegionProviderChain;
use aws_config::BehaviorVersion;
use aws_sdk_dynamodb::{Client, Error};

/// Lists your DynamoDB tables in the default Region or us-east-1 if a default Region isn't set.
#[tokio::main]
async fn main() -> Result<(), Error> {
    let region_provider = RegionProviderChain::default_provider().or_else("us-east-1");
    let config = aws_config::defaults(BehaviorVersion::latest())
        .region(region_provider)
        .load()
        .await;
    let client = Client::new(&config);

    let resp = client.list_tables().send().await?;

    println!("Tables:");

    let names = resp.table_names();

    for name in names {
        println!("  {}", name);
    }

    println!();
    println!("Found {} tables", names.len());

    Ok(())
}
    注記

    この例では、結果の最初のページのみを表示しています。複数のページの結果を処理する方法については、「AWS SDK for Rust でページ分割された結果を使用する」を参照してください。

  5. 以下のプログラムを実行します。

    $ cargo run

    テーブル名のリストが表示されます。