AWS SDK for Rust の使用に関するベストプラクティス
以下は、AWS SDK for Rust を使用するためのベストプラクティスです。
可能な限り SDK クライアントを再利用する
SDK クライアントの構築方法によっては、新しいクライアントを作成すると、各クライアントが独自の HTTP 接続プール、ID キャッシュなどを維持する場合があります。高コストのリソース作成のオーバーヘッドを避けるため、クライアントを共有するか、少なくとも SdkConfig を共有することをお勧めします。すべての SDK クライアントは、単一のアトミック参照カウントの更新として Clone を実装します。
API タイムアウトの設定
SDK は、接続タイムアウトやソケットタイムアウトなど、一部のタイムアウトオプションにはデフォルト値を提供しますが、API コールタイムアウトや個々の API コール試行にはデフォルト値を提供しません。個々の試行とリクエスト全体の両方にタイムアウトを設定するのがグッドプラクティスです。これにより、リクエストの完了までの時間が長くなるような一時的な問題や、致命的なネットワーク上の問題が発生した場合に、アプリケーションが最適な方法で迅速に失敗するようになります。
オペレーションの設定の詳細については、「AWS SDK for Rust でタイムアウトを設定する」を参照してください。