AWS SDK for C++ を使用した AWS のサービス リクエストの実行
AWS のサービス にプログラムでアクセスするために、SDK では各 AWS のサービス に対してクライアントクラスを使用します。たとえば、アプリケーションが Amazon EC2 にアクセスする必要がある場合、アプリケーションはそのサービスとインターフェイスをとる Amazon EC2 クライアントオブジェクトを作成します。次に、サービスクライアントを使用して、その AWS のサービス に対してリクエストを実行します。
AWS のサービス にリクエストを行うには、まずサービスクライアントを作成して設定する必要があります。コードが使用する各 AWS のサービス には、それぞれ独自のライブラリと、サービスとやり取りするための専用の型があります。クライアントは、サービスが提供する各 API オペレーションに対応するメソッドをそれぞれ公開しています。
クライアントクラスの名前空間は Aws::Service::ServiceClient という規則に従います。例えば、AWS Identity and Access Management (IAM) のクライアントクラスは Aws::IAM::IAMClient であり、Amazon S3 のクライアントクラスは Aws::S3::S3Client です。
AWS サービスのすべてのクライアントクラスはスレッドセーフです。
クライアントクラスをインスタンス化する際には、AWS の認証情報を指定する必要があります。コード内、環境変数、または共有 AWS config 認証情報ファイルと共有 credentials 設定ファイルから、認証情報を提供できます。認証情報の詳細については、「推奨される IAM Identity Center 認証の設定手順」または「使用可能な別の認証情報プロバイダー」を参照してください。