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Amazon Quick Sight でのしきい値アラートの使用
| 適用対象: Enterprise Edition |
データの重要な変更を常に把握するには、Amazon Quick Sight ダッシュボードで KPI、ゲージ、テーブル、ピボットテーブルのビジュアルを使用してしきい値アラートを作成できます。これらのアラートを使用すると、データのしきい値を設定し、データがそれを超えたときに E メールで通知を受け取ることができます。Quick Sight がサポートするウェブブラウザでは、いつでもアラートを表示および管理することもできます。
例えば、大規模な組織のカスタマーサクセスマネージャーが、サポートキュー内のチケットが特定の数を超えたとき、それを把握したいと考えていたとします。あるいは、ダッシュボードに、このキュー内のチケットの数を追跡している KPI、ゲージ、テーブル、またはピボットテーブルのビジュアルが含まれているとします。この場合、アラートを作成し、指定したしきい値を超えたときに E メールで通知を受けることが可能です。そうすれば、通知を受け次第、すぐにアクションを起こせます。
アラートは、1 つのビジュアルに対して複数作成できます。アラートを作成した後に、作成者がビジュアルを更新または削除した場合、アラートの設定は変更されません。アラートを作成すると、その時点でビジュアルに適用されたすべてのフィルターがアラートに反映されます。自分または作成者がフィルターを変更しても、既存のアラートは変更されません。ただし、新しいアラートを作成すると、新しいアラートには新しいフィルター設定が適用されます。
例えば、米国のある都市から別の都市に各ビジュアルのデータを切り替える際に使用できる、フィルターコントロールがあるダッシュボードを使用しているとします。このダッシュボードには、フライトの平均遅延時間を示す KPI のビジュアルがあり、現在、米国ワシントン州シアトルから出発するフライトの遅延時間に関心があるとします。フィルターコントロールをシアトルに変更し、このビジュアルにアラートを設定します。このアラートは、シアトルからのフライトの遅延を追跡します。次の日、オレゴン州ポートランドからのフライトの遅延も追跡したいと考えているとします。その場合、フィルターコントロールをポートランドに変更し、別のアラートを作成します。この新しいアラートは、ポートランドからのフライトの遅延を追跡します。これで、シアトルに 1 つ、ポートランドに 1 つ、個別に機能する 2 つのアラートが設定されました。
しきい値アラートは、eu-central-2 欧州 (チューリッヒ) リージョンでは利用できません。
KPI、ゲージ、テーブル、またはピボットテーブルのビジュアルの詳細については、「Amazon Quick Sight のビジュアルタイプ」を参照してください。
注記
埋め込みダッシュボードまたは Quick Suite モバイルアプリからビジュアルのアラートを作成することはできません。
テーブルビジュアルの場合、Group by フィールドウェルにある値に対してしきい値アラートを作成することはできません。アラートは、Value フィールドウェルにある値に対してのみ作成できます。
日付/時刻フィールドを傾向として使用しない KPI ビジュアルでは、アラートはサポートされていません。例えば、日付 A と B におけるフライトの差を示す KPI ではなく、キャリア X と Y におけるフライトの差を示す KPI などです。
以下のセクションを使用して、Quick Sight で KPI、ゲージ、テーブル、ピボットテーブルビジュアルのしきい値アラートを作成および設定します。