CloudFront から返されるレスポンスコードを変更する
CloudFront がオリジンから受信したものとは異なる HTTP ステータスコードを、ビューワーに返すように CloudFront を設定できます。たとえば、オリジンから 500 ステータスコードが CloudFront に返されるときに、CloudFront からカスタムエラーページと 200 ステータスコード (OK) がビューワーに返されるようにしたいことがあります。さまざまな理由で、オリジンから CloudFront に返されるステータスコードとは異なるステータスコードが CloudFront からビューワーに返されることが必要になる場合があります。
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				インターネットデバイス (一部のファイアウォールやコーポレートプロキシなど) の中には、HTTP 400 番台と 500 番台のステータスコードを遮断して、このレスポンスがビューワーに返信されないようするものがあります。このシナリオの場合、 200に置換することで、応答は遮断されなくなります。
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				クライアントエラーとサーバーエラーの種類による区別が必要ない場合、CloudFront が返す 4xx および 5xx のステータスコードのすべてで、値を 400または500とするようにも指定できます。
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				200ステータスコード (OK) と静的ウェブサイトを返すことにより、ウェブサイトが停止していることをユーザーが気づかないようにもできます。
CloudFront 標準ログを有効にし、レスポンスの HTTP ステータスコードを変更するように CloudFront を設定すると、ログの sc-status 列の値には指定したステータスコードが記述されます。ただし、x-edge-result-type 列の値は影響を受けません。この列には、オリジンから返された結果タイプが記述されます。例えば、オリジンが 200 (見つかりません) を CloudFront に返す場合、404 のステータスコードをビューワーに返すように CloudFront を設定するとします。オリジンが 404 ステータスコードでリクエストに応答すると、ログ内の sc-status 列の値は 200 になりますが、x-edge-result-type 列の値は Error になります。
カスタムエラーページと共に以下の HTTP ステータスコードのいずれかを返すように、CloudFront を設定できます。
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				200 
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				400、403、404、405、414、416 
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				500、501、502、503、504