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ベストプラクティス 18.2 – EC2 インスタンスの選択における主要な検討事項としてコストを使用する - SAP Lens

ベストプラクティス 18.2 – EC2 インスタンスの選択における主要な検討事項としてコストを使用する

ワークロードに適した SAP 認定 EC2 インスタンスを選択することで、コストを最適化できます。各システムを詳細に分析し、できる限りデータ駆動型の決定を下します。一般的なガイダンスについては、Well-Architected Framework の コスト最適化の柱 - 費用対効果の高いリソースをご覧ください。

提案 18.2.1 – リージョンで利用可能な最新世代のインスタンスを選択する

最新世代の Amazon EC2 インスタンスは、より低いコストでより優れたパフォーマンスを提供することが多いため、利用可能でデプロイシナリオに対して認定されている場合は最新世代を使用するようにしてください。

注記

一部の Amazon EC2 インスタンスファミリー (例えば X1 およびハイメモリ) は、リージョン内の一部のアベイラビリティーゾーンで利用できない場合があります。計画の際は、SAP ワークロードに必要なインスタンスタイプがターゲットのアベイラビリティーゾーンで利用可能であることを確認してください。

提案 18.2.2 – コストとパフォーマンス要件のバランスを取る

SAP に対応した Amazon EC2 インスタンスファミリーで提供されるパフォーマンスは、 SAPSを測定単位とします。各インスタンスファミリーを、自身のパフォーマンス要件に従って評価する必要があります。SAPS あたりのコストと GiB あたりのコストの比率を理解することが推奨されます。

コンピューティング最適化 (C) 汎用 (M*) メモリ最適化 (R*)
1 vCPU: 2 GiB 1 vCPU: 4 GiB 1 vCPU: 8 GiB

ワークロードが SAPS (CPU) よりメモリの方を多く必要とする場合は、GiB メモリあたりのコストが最も低いインスタンスファミリーを選択するのが得策です。コンポーネントがメモリより SAPS (CPU) の方を多く必要とする場合は、SAPS あたりのコストが最も低いインスタンスファミリーを選択します。

AMD プロセッサを搭載した SAP 認定インスタンスファミリーは、同等の Intel プロセッサ搭載 EC2 に比べてコストが 10% 低いのが普通です。例えば、同じパフォーマンス KPI でも C5a のコストは C5 に比べて 10% 低くなります。

非本番稼働 SAP HANA ワークロードの場合は、次に記載されている要件を満たしたインスタンスファミリーの使用を検討してください。SAP Note: 2271345 - Cost-Optimized SAP HANA Hardware for Non-Production Usage (非本番稼働環境に適したコスト最適化 SAP HANA ハードウェア) [SAP ポータルへのアクセス権が必要]。

提案 18.2.3 – 成長プロファイルとピーク容量要件の予測可能性を確認する

AWS にある既存の SAP 環境や同種の移行であれば、グリーンフィールド実装や異種の移行に比べて成長や使用状況のパターンが予測しやすい傾向にあります。

成長に関する履歴データがないシステムの場合は、コスト面で利点があり、中短期的な成長に対応できる EC2 インスタンスサイズを検討する必要があります。要件の変化に合わせてインスタンスサイズをスケールできるよう、計画を立てます。アーキテクチャの設計に、リソース消費量の変化に応じて異なる EC2 インスタンスファミリー間を移動できるような柔軟性を持たせる必要があります。

同様に、ピーク容量の変化が考慮されていることを確認します。

SAP HANA 環境をサイジングするときは、データベースのサイズだけでなく作業メモリの要件も考慮に入れてください。SAP HANA サイジングのレポートおよびツールを参照してサイズと使用状況を推定します。

提案 18.2.4 – インスタンス契約の柔軟性を検討する

契約期間中にコンポーネント (例えば、SAP HANA データベース) のスケールアップが必要になった場合、それが別のインスタンスファミリーへの移行につながるかどうかを評価します。これは、料金モデルの選択に関係します。