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ベストプラクティス 17.6 – 共有サービスおよびソリューションのコストメリットと影響を評価する - SAP Lens

ベストプラクティス 17.6 – 共有サービスおよびソリューションのコストメリットと影響を評価する

複数の SAP システムが同じ機能を必要とするケースでは、既存のソリューションや共有コンポーネントを使用して管理とコストを一元化すると、コスト効率が高まります。AWS アカウント境界の内側、または専用のアカウントで管理できる一般的な機能には、モニタリング、バックアップ、接続性があります。標準化、重複の削減、複雑さの軽減がコストの削減につながります。

適度な隔離を維持しながら、また運用に影響する可能性のある依存関係を作り出すことなく、コスト削減のためにリソースを共有する方法を見つけましょう。

提案 17.6.1 – 共有サービスごとに 1 対多のセットアップと比べた 1 対 1 のコストメリットを評価する

SAP 環境では、マルチアカウント戦略の一環として、非本番稼働ワークロードと本番稼働ワークロードを別々のアカウントに隔離するのが標準的なパターンです。これは、一部のサービスにとって論理的境界となります。管理境界を含むことでセグメント化を余儀なくする各シナリオの複雑さと運用コスト、さらにリージョン、AZ、VPC、アカウント間でのデータ転送コストの影響を検討します。

マルチアカウント設計では、一部の AWS サービスを一元的にホストし、ハブアンドスポーク設計で複数のアプリケーションおよびアカウントからアクセスしてコストを節約することができます。次のサービスが含まれます。

  • スポーク VPC からのアウトバウンドトラフィック用専用 VPC と NAT ゲートウェイ

  • ロードバランサーとウェブディスパッチャーの一元化モデル

  • 転送その他のファイル共有ニーズのための共有 Amazon EFS または Amazon FSx

提案 17.6.2 – 既存のサービスを再利用してコストを削減できる場所を評価する

この提案は、さまざまなレベルに当てはまります。

  • AWS のサービスがあるところでそれを利用すると、諸経費が最小限に抑えられるので消費ベースの料金モデルに最適です。例として、Amazon EFS、SAP HANA 向け AWS Backint、AWS Backup が挙げられます。

  • 一部の機能 (例えばエンタープライズバックアップ) に対して全社的な標準が設定されている場合は、それを使用して運用の一貫性とスケールメリットを保つ必要があります。

  • AWS Marketplace または BYOL (Bring-Your-Own-License) では、具体的なビジネス要件に合った APN パートナーソリューションが入手できます。

  • ライセンス込みの AWS Marketplace マシンイメージにより、初期コストを削減できる可能性があります。このシナリオでは、ライセンス制限を考慮する必要があります。なぜなら、異なるインスタンスタイプへの移植性が制限されるとソリューションの柔軟性に影響が及ぶからです。

提案 17.6.3 – ビルド・購入・オープンソースの各アプローチを使った場合の影響を理解する

AWS のソリューションも APN パートナーのソリューションも、自分でビルドを作成する部分、オープンソースの部分、既製品の部分が異なる比率で組み合わさっています。バックアップソリューション、高可用性 (HA) ソリューション、共有ストレージソリューションがその例です。

自分でビルドを作成するアプローチ、またはオープンソースソリューションの使用を検討する場合は、次の点を考慮する必要があります。

  • サービスレベルアグリーメント (SLA)

  • ビルドとメンテナンスに必要なスキル

  • サービスの停止がビジネスに及ぼす影響

また、具体的なビジネス要件に合わせて購入しようとしているソリューションについて、入手可能な商用モデルとその機能性を評価する必要があります。商用モデルの条件、例えば使用権を購入するのか利用に応じて料金を支払うのか、料金はどのように計算されるのかを検討します。