

# OPS08-BP03 ワークロードのトレースを分析する
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 トレースデータの分析は、アプリケーションの運用過程を包括的に把握するために不可欠です。さまざまなコンポーネント間の相互作用を可視化して把握することで、パフォーマンスを微調整し、ボトルネックを特定し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。 

 **期待される成果:** アプリケーションの分散された運用を明確に可視化することで、より迅速な問題解決とユーザーエクスペリエンスの向上につながります。 

 **一般的なアンチパターン:** 
+  トレースデータを見落とし、ログとメトリクスのみに依存している。 
+  トレースデータを関連するログと関連付けられていない。 
+  レイテンシーや障害率など、トレースから導き出されたメトリクスを考慮していない。 

 **このベストプラクティスを活用するメリット:** 
+  トラブルシューティングを改善し、平均解決時間 (MTTR) を短縮します。 
+  依存関係とその影響についてのインサイトが得られます。 
+  パフォーマンスの問題を迅速に特定して修正できます。 
+  トレースから導き出されたメトリクスを活用して、情報に基づいた意思決定を行うことができます。 
+  コンポーネントのインタラクションが最適化され、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中程度 

## 実装のガイダンス
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 [AWS X-Ray](https://docs.aws.amazon.com/xray/latest/devguide/aws-xray.html) は、トレースデータ分析のための包括的なスイートを提供し、サービスインタラクションの全体像の把握、ユーザーアクティビティのモニタリング、パフォーマンスに関する問題の検出ができます。ServiceLens、X-Ray Insights、X-Ray Analytics、Amazon DevOps Guru などの機能により、トレースデータから導き出される実践的なインサイトが向上します。 

### 実装手順
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 次の手順は、AWS サービスを使用してトレースデータ分析を効果的に実装するための構造化されたアプローチを提供しています。 

1.  **AWS X-Ray の統合:** トレースデータをキャプチャするために、X-Ray をアプリケーションと統合することが必要です。 

1.  **X-Ray メトリクスの分析:** サービスマップを使用してアプリケーションのヘルスをモニタリングするために、レイテンシー、リクエスト率、障害率、応答時間の分布などの X-Ray から [取得できるメトリクスを](https://docs.aws.amazon.com/xray/latest/devguide/xray-console-servicemap.html#xray-console-servicemap-view) 詳細に確認します。 

1.  **ServiceLens の使用:** [ServiceLens マップを活用すると、](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/servicelens_service_map.html) サービスやアプリケーションのオブザーバビリティを向上できます。これにより、トレース、メトリクス、ログ、アラーム、その他のヘルス情報を総合的に確認できます。 

1.  **X-Ray Insights の有効化:** 

   1.  [X-Ray Insights](https://docs.aws.amazon.com/xray/latest/devguide/xray-console-insights.html) のトレース内の自動異常検出を有効にします。 

   1.  インサイトを調べてパターンを特定し、障害率の増加やレイテンシーの増大などについての根本原因を突き止めます。 

   1.  検出された問題を時系列で分析するには、インサイトタイムラインを参照します。 

1.  **X-Ray Analytics の使用:** [X-Ray Analytics](https://docs.aws.amazon.com/xray/latest/devguide/xray-console-analytics.html) を使用すると、トレースデータを徹底的に調査してパターンを特定し、インサイトを抽出できます。 

1.  **X-Ray のグループの使用:** X-Ray でグループを作成して、高レイテンシーなどの条件に基づいてトレースをフィルタリングすると、より的を絞った分析につながります。 

1.  **Amazon DevOps Guru の統合:** [Amazon DevOps Guru](https://aws.amazon.com/devops-guru/) を採用すると、トレース内の運用上の異常を正確に特定する機械学習モデルの利点を活用できます。 

1.  **CloudWatch Synthetics の使用:** [CloudWatch Synthetics](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/CloudWatch_Synthetics_Canaries_tracing.html) を使用して、エンドポイントとワークフローを継続的にモニタリングするための Canary を作成します。Canary は X-Ray と統合でき、テスト対象のアプリケーションを詳細に分析するためのトレースデータを提供できます。 

1.  **リアルユーザーモニタリング (RUM) の使用:** [AWS X-Ray と CloudWatch RUM](https://docs.aws.amazon.com/xray/latest/devguide/xray-services-RUM.html)を使用すると、アプリケーションのエンドユーザーからダウンストリームの AWS マネージドサービスまでのリクエストパスを分析してデバッグできます。これにより、ユーザーに影響を及ぼすレイテンシーの傾向やエラーを特定できます。 

1.  **ログとの関連付け:** トレースデータ [を](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/servicelens_troubleshooting.html#servicelens_troubleshooting_Nologs) X-Ray トレースビュー内の関連ログと関連付けると、アプリケーションの動作を詳細に把握できます。これにより、トレース対象のトランザクションに直接関連するログイベントを確認できます。 

 **実装計画に必要な工数レベル:** 中程度 

## リソース
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 **関連するベストプラクティス:** 
+  [OPS08-BP01 ワークロードメトリクスを分析する](ops_workload_observability_analyze_workload_metrics.md) 
+  [OPS08-BP02 ワークロードログを分析する](ops_workload_observability_analyze_workload_logs.md) 

 **関連するドキュメント:** 
+ [ ServiceLens を使用したアプリケーションのヘルスのモニターリング ](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/ServiceLens.html)
+ [ X-Ray Analytics を使用したトレースデータの検索 ](https://docs.aws.amazon.com/xray/latest/devguide/xray-console-analytics.html)
+ [ X-Ray Insights を使用したトレースの異常検出 ](https://docs.aws.amazon.com/xray/latest/devguide/xray-insights.html)
+ [ CloudWatch Synthetics を使用した継続的なモニタリング ](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/CloudWatch_Synthetics_Canaries.html)

 **関連動画:** 
+ [ Amazon CloudWatch Synthetics と AWS X-Ray を使用してアプリケーションを分析してデバッグを行う ](https://www.youtube.com/watch?v=s2WvaV2eDO4)
+ [AWS X-Ray Insights を使用する ](https://www.youtube.com/watch?v=tl8OWHl6jxw)

 **関連する例:** 
+ [ One Observability ワークショップ ](https://catalog.workshops.aws/observability/en-US/intro)
+ [ X-Ray を AWS Lambda と実装する ](https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/services-xray.html)
+ [ CloudWatch Synthetics Canary テンプレート ](https://github.com/aws-samples/cloudwatch-synthetics-canary-terraform)