

# コスト最適化
<a name="a-cost-optimization"></a>

コスト最適化の柱には、最低価格でビジネス価値を実現するシステムを実行できる能力が含まれています。実装に関する規範的なガイダンスについては、[コスト最適化の柱のホワイトペーパー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/cost-optimization-pillar/welcome.html?ref=wellarchitected-wp)を参照してください。

**Topics**
+ [クラウド財務管理を実践する](a-practice-cloud-financial-management.md)
+ [経費支出と使用量の認識](a-expenditure-and-usage-awareness.md)
+ [費用対効果の高いリソース](a-cost-effective-resources.md)
+ [需要を管理しリソースを供給する](a-manage-demand-and-supply-resources.md)
+ [継続的最適化](a-optimize-over-time.md)

# クラウド財務管理を実践する
<a name="a-practice-cloud-financial-management"></a>

**Topics**
+ [COST 1 クラウド財務管理はどのように実装すればよいですか?](cost-01.md)

# COST 1 クラウド財務管理はどのように実装すればよいですか?
<a name="cost-01"></a>

組織はクラウド財務管理の実装により、企業はコストと使用量を最適化し、AWS でスケールアップしながら、ビジネス価値と財務上の成功を実現できます。

**Topics**
+ [COST01-BP01 コスト最適化担当者を設定する](cost_cloud_financial_management_function.md)
+ [COST01-BP02 財務とテクノロジーの連携を確立する](cost_cloud_financial_management_partnership.md)
+ [COST01-BP03 クラウドの予算と予測を確立する](cost_cloud_financial_management_budget_forecast.md)
+ [COST01-BP04 組織のプロセスにコスト意識を採り入れる](cost_cloud_financial_management_cost_awareness.md)
+ [COST01-BP05 コスト最適化に関して報告および通知する](cost_cloud_financial_management_usage_report.md)
+ [COST01-BP06 コストをプロアクティブにモニタリングする](cost_cloud_financial_management_proactive_process.md)
+ [COST01-BP07 新しいサービスリリースに関する最新情報を把握しておく](cost_cloud_financial_management_scheduled.md)
+ [COST01-BP08 コスト意識を持つ文化を生み出す](cost_cloud_financial_management_culture.md)
+ [COST01-BP09 コスト最適化によるビジネス価値を数値化する](cost_cloud_financial_management_quantify_value.md)

# COST01-BP01 コスト最適化担当者を設定する
<a name="cost_cloud_financial_management_function"></a>

組織全体のコスト認識を確立し、維持する責任を持つチーム (クラウドビジネスオフィスまたは Cloud Center of Excellence) を作成します。このチームには、組織全体の財務、テクノロジー、およびビジネスの役割を持つ人材が必要です。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

クラウドコンピューティングにおけるコスト意識の文化を確立し、維持する責任を負うクラウドビジネスオフィス (CBO) または Cloud Center of Excellence (CCOE) チームを確立します。これは社内の個人でも、チームでもかまいません。組織全体から財務、テクノロジーなどの主なステークホルダーを集めてチームを新規編成することもできます。

担当者 (個人またはチーム) は、コスト管理とコスト最適化活動に必要な時間を優先順序を付けて配分します。小規模な組織の場合、大企業のフルタイムの担当と比較すると、費やす時間の割合は少ない場合があります。

プロジェクトマネジメント、データサイエンス、財務分析、ソフトウェアやインフラストラクチャ開発など、複合的な能力が求められます。す。担当者は次の 3 つの異なる所有権内でコスト最適化を実行することにより、ワークロードの効率を高めることができます。
+ **一元化: **財務オペレーション、コスト最適化、CBO、CCOE などの指定チームを通じて、お客様はガバナンスの仕組みを設計、導入し、ベストプラクティスを全社的に推進することができます。
+ **分散型:** テクノロジーチームに影響を与え、最適化を実行させる。
+ **ハイブリッド:** 一元化されたチームと分散されたチームの両方が協力して、コストの最適化を実行することができます。

この担当者は、コスト最適化目標 (ワークロード効率メトリクスなど) に対する実行および提供能力を評価されることになります。

この担当者が変化を起こすためには、エグゼクティブスポンサーシップを確保しなければならず、これが重要な成功要因です。エグゼクティブスポンサーは、クラウド利用のコスト効率を判断する最高責任者として、担当者の考え方を上長にエスカレーションして、組織が定める優先事項としてコスト最適化活動が扱われるようサポートします。そうでなければ、ガイダンスは無視され、コスト削減の機会が優先されなくなります。エグゼクティブスポンサーと担当者は協力して、組織のクラウド利用を効率化し、ビジネスバリューの実現を継続できるようにします。

ビジネス、Enterprise-On-Ramp、またはエンタープライズサポートプランを利用していて、このチームまたは担当者の構築に支援が必要な場合は、アカウントチームを通じてクラウド財務管理 (CFM) のエキスパートにご連絡ください。

**実装手順**
+ ** 主要なメンバーを定義する:** 組織のすべての関連部分が貢献し、コスト管理に関与している状況を確保する必要があります。一般的な組織内チームには、通常、財務、アプリケーションまたはプロダクトの所有者、管理、技術チーム (DevOps) が含まれています。一部は専属 (財務、技術) で、その他は必要に応じて定期的に関与します。CFM を実行する個人またはチームには、一般に以下のスキルセットが必要です。 
  + ソフトウェア開発スキル - スクリプトとオートメーションが構築される場合。
  + インフラストラクチャエンジニアリングスキル - スクリプトまたはオートメーションをデプロイし、サービスまたはリソースのプロビジョニング方法を理解するためです。
  + 運用の洞察力 - CFM とは、クラウドの効率的な利用を測定、モニタリング、修正、計画、拡張することで、クラウドで効率的に運用することです。
+  **目標とメトリクスを定義する: **この担当者は、さまざまな方法で組織に価値をもたらす必要があります。これらの目標は定義され、組織が進化するにつれて継続的に進化します。一般的な活動には、組織全体のコスト最適化に関する教育プログラムの作成と実行、コスト最適化のためのモニタリングやレポート作成などの組織全体の標準策定、最適化に関するワークロード目標の設定などがあります。この担当者は、組織のコスト最適化機能について定期的に組織に報告する必要もあります。

  価値ベースの重要業績指標 (KPI) を定義できます。KPI には、コストベースと価値ベースがあります。KPI を定義すると、効率性と予想されるビジネス成果の観点から、予想されるコストを計算できます。価値ベースの KPI は、コストおよび使用量のメトリクスをビジネスバリュー因子に結び付け、AWS 経費の変更の合理化に役立ちます。価値ベースの KPI を導き出す最初のステップは、組織横断的に協力し、KPI の標準セットを選択し、合意することです。
+ ** 定期的なミーティングを設定する: **グループ (財務、技術、およびビジネスチーム) は定期的に会合を開いて、目標とメトリクスをレビューする必要があります。一般的なミーティングでは、組織の状態の確認、現在実行中のプログラムの確認、全体的な財務および最適化メトリクスの確認を行います。その後、主要なワークロードが詳細に報告されます。

  このような定期的なミーティングの際に、ワークロードの効率性 (コスト) とビジネス成果をレビューできます。例えば、ワークロードのコストが 20% 増加したが、顧客使用量も増加したかもしれません。この場合、この 20% のコスト増加を投資と解釈できます。このような定期的なミーティングにより、チームは組織全体にとって有意義な価値ベースの KPI を特定できます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS CCOE ブログ](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/tag/ccoe/) 
+ [クラウドビジネスオフィスの作成](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/creating-the-cloud-business-office/)
+ [CCOE - Cloud Center of Excellence](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-laying-the-foundation/cloud-center-of-excellence.html)

 **関連動画:** 
+ [Vanguard CCOE 成功事例](https://www.youtube.com/watch?v=0XA08hhRVFQ)

 **関連する例:** 
+ [Could Center of Excellence (CCoE) を活用した企業全体の変革](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/using-a-cloud-center-of-excellence-ccoe-to-transform-the-entire-enterprise/)
+ [企業全体を変革する CCOE の構築](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/public-sector-cloud-transformation/building-a-cloud-center-of-excellence-ccoe-to-transform-the-entire-enterprise.html)
+ [CCOE を構築するときに回避すべき 7 つの落し穴](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/7-pitfalls-to-avoid-when-building-a-ccoe/)

# COST01-BP02 財務とテクノロジーの連携を確立する
<a name="cost_cloud_financial_management_partnership"></a>

クラウドジャーニーのすべての段階で、コストと使用状況に関するディスカッションに財務チームとテクノロジーチームを参加させます。チームは、定期的に集まり、組織の最終目的や目標、コストと使用状況の現状、財務や会計のプラクティスなどのトピックについて話し合います。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

承認、調達、インフラストラクチャのデプロイサイクルが短縮されるため、テクノロジーチームは、クラウドでのイノベーションを迅速に行うことができます。ファイナンス組織はこれまでプロジェクト承認時のデータセンターやオンプレミス環境の調達に大量に使用されていた時間とリソースを調整することができます。

財務および調達組織の観点から見ると、資本予算、資本要求、承認、調達、物理的インフラストラクチャの設置のプロセスは、何十年にもわたって学習され、標準化されてきたプロセスの一つです。
+ エンジニアリングチームや IT チームは、通常、依頼主である
+ さまざまな財務チームが承認者、調達者として機能する
+ 運用チームは、すぐに使えるインフラストラクチャのラック、スタック、および引き渡しを行う

![\[Circular workflow diagram showing technology teams, procurement, supply chain, and operations interactions.\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/cost01-bp02-finance-and-procurement-workflow.png)


クラウドの採用により、インフラストラクチャの調達と消費は依存関係の連鎖と切り離されます。クラウドモデルでは、テクノロジーチームと製品チームは単なる構築者ではなく、製品の運用者兼所有者となり、調達とデプロイなど、従来は財務および運用チームに割り当てられていたアクティビティのほとんどを担当します。

クラウドリソースのプロビジョニングに必要なものは、ユーザーアカウントと適切なアクセス許可のセットだけです。これは IT および財務リスクを軽減することにもなります。つまり、チームは常に数回のクリックまたは API コールで、アイドル状態または不要なクラウドリソースを停止することができるのです。また、テクノロジーチームがより速くイノベーションを起こすことができるのも、実験を立ち上げては破棄する俊敏性と能力があってこそです。クラウド消費には変動的な性質があるため、資本支出予算と予測の観点から予測可能性に影響することがある一方で、クラウドによって組織は、オーバープロビジョニングのコストを削減し、控えめなアンダープロビジョニングに伴う機会コストも削減できます。

![\[Diagram showing Technology and Product teams deploying, Finance and Business teams operating, with optimization at the center.\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/cost01-bp02-deploy-operate-optimize.png)


主要な財務部門とテクノロジー部門のステークホルダー同士のパートナーシップを確立し、組織の目標の共通理解を深め、クラウドコンピューティングのさまざまな消費モデルにおいて財務上の成功を実現するためのメカニズムを開発します。クラウドジャーニーのすべてのステージにおいて、コストと使用量に関するディスカッションに参加する必要がある組織内の関連するチームは、以下の。 
+ ** ファイナンシャルリード:** CFO、財務管理者、フィナンシャルプランナー、ビジネスアナリスト、調達、ソーシング、支払担当は、クラウドの消費モデル、購入オプション、月次請求プロセスを理解する必要があります。財務部門は、テクノロジーチームと連携して、IT バリューの事例を作成およびソーシャル化し、テクノロジー支出がビジネスの成果にどのように関連しているかをビジネスチームが理解できるようにする必要があります。このように、技術支出はコストではなく投資と見なされます。クラウド運用にはオンプレミスのオペレーションと比べて根本的な違い (使用量の変動率、従量課金制やティア別課金制、料金モデル、請求明細と使用量情報など) があるため、クラウド利用が調達プロセス、インセンティブ追跡、コスト配分、財務諸表などのビジネス局面に与えるインパクトをファイナンス部門で理解することが不可欠です。
+  **テクノロジーリード:** テクノロジーリード (製品およびアプリケーションの所有者を含む) は、財務要件 (予算の制約など) やビジネス要件 (サービスレベルアグリーメントなど) を認識する必要があります。これにより、組織が目指すビジネス目標を達成するワークロードの導入が可能になります。

財務とテクノロジーのパートナーシップには、以下のような利点があります。 
+ 財務チームとテクノロジーチームは、コストと使用量をほぼリアルタイムで把握できます。
+ 財務チームとテクノロジーチームは、クラウドへの支出の変動に対応するための標準となる運用手順を確立します。
+ 財務部門のステークホルダーは、コミットメント割引 (リザーブドインスタンスや AWS Savings Plans など) の購入に資金がどう使用されるか、また組織を拡大するためにクラウドがどのように利用されるかに関して、戦略アドバイザーとして行動します。
+ 既存の支払いアカウントと調達プロセスは、クラウドとともに使用されます。
+ 財務チームとテクノロジーチームは、協力して将来的な AWS のコストと使用量を予測し、組織の予算を調整および構築します。
+ 両者の共通言語により組織間のコミュニケーションが向上し、財務の概念への共通理解が得られます。

コストと使用量のディスカッションについて、組織内で関わるべきその他のステークホルダーは以下のとおりです。 
+ **事業部門オーナー:** 事業部門オーナーは、事業部門と会社全体の両方に方向性を提供できるように、クラウドのビジネスモデルを理解する必要があります。こうしたクラウド知識は成長とワークロード使用量を予測する際に、またリザーブドインスタンスや Savings Plans などの長期購入オプションを検討する際に重要な役割を果たします。
+ **エンジニアリングチーム: **エンジニアがクラウド財務管理 (CFM) に取り組むよう促す、コストを意識した企業文化の構築には、財務チームとテクノロジーチームのパートナーシップの確立が欠かせません。CFM や財務業務の実務担当者や財務チームが共通して抱える問題の 1 つは、エンジニアにクラウド上のビジネス全体を理解させ、ベストプラクティスに従わせ、推奨されるアクションを取らせることです。
+ **サードパーティー: **サードパーティー (コンサルタントやツールなど) を利用する場合、こうしたサードパーティーが財務目標に適合し、エンゲージメントモデルと投資収益率 (ROI) を通じて、どちらの整合性も実証できるようにします。通常、サードパーティーは自社管理のワークロードのレポーティングと分析を担当したり、自社設計のワークロードのコストを分析したりします。

CFM を導入し、成功させるには、財務、テクノロジー、ビジネスの各チームが協力し、組織全体におけるクラウド費用の伝達と評価の方法を変える必要があります。エンジニアリングチームを巻き込み、あらゆる段階でコストと使用に関する議論に参加させ、ベストプラクティスに従って合意されたアクションを取るよう奨励します。

**実装手順**
+ **主要なメンバーを定義する: **財務チームとテクノロジーチームのすべての関連メンバーがこの連携に関与していることを確認します。関連する財務メンバーは、クラウドの請求書に関する業務に従事するメンバーです。通常は、CFO、財務コントローラー、財務プランナー、ビジネスアナリスト、購買管理です。テクノロジーチームのメンバーは通常、プロダクトおよびアプリケーションの所有者、テクニカルマネージャー、およびクラウド上に構築するすべてのチームの代表者です。他のメンバーとしては、製品の使用に影響するマーケティングなどのビジネスユニットの所有者、および貴社の目標やメカニズムとの整合性を確保し、報告をサポートするコンサルタントなどのサードパーティーが含まれることがあります。
+ **ディスカッションのためのトピックを定義する:** チーム間で共通する、または理解を共有する必要があるトピックを定義します。作成から支払いまでにかかるコストを追います。関連するメンバー、および適用する必要がある組織のプロセスを書き留めます。各ステップまたはプロセスのほか、利用可能な料金モデル、階層化された料金、割引モデル、予算、財務要件などの関連情報を理解します。
+ **定期的なミーティングを設定する: **財務とテクノロジーのパートナーシップを構築するために、定期的なコミュニケーションの機会を設け、連携を維持します。グループは目標とメトリクスに照らして定期的に集まる必要があります。一般的なミーティングでは、組織の状態の確認、現在実行中のプログラムの確認、全体的な財務および最適化メトリクスの確認を行います。その後、主要なワークロードが詳細に報告されます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 

# COST01-BP03 クラウドの予算と予測を確立する
<a name="cost_cloud_financial_management_budget_forecast"></a>

既存の組織の予算作成および予測プロセスを調整し、非常に変動しやすいクラウドのコストと使用状況の性質に対応できるようにします。プロセスは、トレンドベースまたはビジネスドライバーベースのアルゴリズム、またはそれらの組み合わせを使用して、動的なものとする必要があります。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

お客様は効率性、スピード、俊敏性を求めてクラウドを利用しますが、コストと使用量は大きく変動するものです。コストは、ワークロードの効率性の向上や、新規ワークロードや新機能のデプロイにより削減可能です。ワークロードの効率性が向上したときや、新しいワークロードと機能がデプロイされたときにコストが増加することがあります。ワークロードをスケーリングすると、サービスを提供する顧客が増えますが、その分クラウドの使用量とコストが増加します。リソースは以前より容易にアクセスできるようになります。クラウドの伸縮性は、コストと予測の伸縮性にもつながります。こうした変動を折り込めるように、組織の既存の予算編成プロセスを変える必要があります。

トレンドベースのアルゴリズム (コスト履歴を入力値として使用)、ビジネスドライバーベースのアルゴリズム (新製品の発売や営業地域の拡大など)、またはこの 2 つのアルゴリズムを組み合わせて、既存の予算編成と予測プロセスをより動的なものに調整します。

予想されるコストと使用状況に合わせたカスタムの予算を設定するには、 [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) を使用して、期間、繰り返し、または金額 (固定費または可変費) を指定し、サービス、AWS リージョン、タグなどのフィルターを追加することで、カスタム予算を詳細レベルで設定します。既存予算のパフォーマンスについて常に情報を入手するには、 [AWS Budgets Reports](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/reporting-cost-budget.html) を作成して、自分と関係者に定期的に E メールで送信されるようにスケジュールします。また、 [AWS Budgets アラート](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-best-practices.html) は、実際のコストに基づいて作成することもできます (これは反応型です) し、予測コストに基づいて作成することも可能で、潜在的なコスト超過に対する緩和策を実施する時間を確保することができます。コストまたは使用量が予算額を超えるか、超えると予測された場合、アラートが表示されます。

AWS は、動的な予測と予算編成のプロセスを柔軟に構築できるため、コストが予算の上限を守っているか、あるいは超えているかを常に把握することができます。

予想されるコストと使用状況に合わせたカスタムの予算を設定するには、 [AWS Cost Explorer](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-forecast.html) を使用し、過去の支出に基づいて、定義された期間のコストを予測します。AWS Cost Explorer の予測エンジンは、料金タイプ (リザーブドインスタンスなど) に基づいて履歴データをセグメント化し、機械学習とルールベースのモデルの組み合わせを使用して、すべての料金タイプにかかる費用を個別に予測します。予想されるコストと使用状況に合わせたカスタムの予算を設定するには、 [AWS Cost Explorer](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-forecast.html) を使用して、過去のコスト (トレンドベース) に適用される機械学習アルゴリズムに基づいて、日次 (最大 3 か月) または月次 (最大 12 か月) のクラウドコストを予測します。

Cost Explorer を使用してトレンドベースの予測が出来たら、 [AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/) を使用し、予想される使用量 (トラフィック、1 秒あたりのリクエスト数、必要な Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスなど) に基づいて、AWS のユースケースと今後のコストを見積もります。これは、AWS を利用する際に、支出方法のプランニング、コスト節減機会の発見、情報に基づいた意思決定にも役立てることができます。

予想されるコストと使用状況に合わせたカスタムの予算を設定するには、 [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) を使用して、予想外のコストを防止または削減し、イノベーションを遅らせることなく制御を強化します。AWS Cost Anomaly Detection は、高度な機械学習テクノロジーを利用して、異常な支出と根本原因を特定するため、迅速に対応できます。[3 つのシンプルなステップで、](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/)状況に応じて独自のモニターを作成し、異常な支出が検出されたときにアラートを受け取ることができます。構築はビルダーに任せ、AWS Cost Anomaly Detection は支出をモニタリングし、予期せぬ請求のリスクを軽減します。

次のサブセクション「 [Well-Architected コスト最適化の柱の財務とテクノロジーのパートナーシップ」](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/cost-optimization-pillar/finance-and-technology-partnership.html) セクションで述べられているように、IT、財務、その他の関係者が同じツールやプロセスを使用し、一貫性を保つためのパートナーシップと連携が重要です。予算を変更する必要がある場合、ミーティングの回数を増やすと、それらの変更により迅速に対応できます。

**実装手順**
+  **既存の予算作成および予測プロセスを更新する: **予算作成プロセスと予測プロセスにおいて、トレンドベース、ビジネスドライバーベース、または両方の組み合わせを採り入れます。
+ **アラートと通知を設定する:** AWS Budgets アラートと Cost Anomaly Detection を使用します。
+ **主要関係者と定期的なレビューを行う:** 例えば、IT、財務、プラットフォーム、およびその他のビジネス分野の関係者が、ビジネスの方向性と使用状況の変化を認識し、連携を図ります。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+ [AWS Cost Explorer](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-forecast.html)
+ [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/)
+ [AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/)
+ [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/)
+ [AWS License Manager](https://aws.amazon.com/license-manager/)

 **関連する例:** 
+  [ローンチ: 使用量ベースの予測が AWS Cost Explorer で使用可能に](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/launch-usage-based-forecasting-now-available-in-aws-cost-explorer/) 
+  [AWS Well-Architected ラボ: コストと使用量のガバナンス](https://wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_2_cost_and_usage_governance/) 

# COST01-BP04 組織のプロセスにコスト意識を採り入れる
<a name="cost_cloud_financial_management_cost_awareness"></a>

コスト意識を高め、透明性を強化し、使用量に影響する新規または既存のプロセスにコストの説明責任を採り入れ、コスト意識に関する既存のプロセスを活用します。従業員のトレーニングにコスト意識の要素を採り入れます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

コスト意識は、組織の新規および既存のプロセスに採り入れる必要があります。他のベストプラクティスの基盤となる前提条件の機能の 1 つです。可能な限り既存のプロセスを再利用し、修正することが推奨されます。これにより、俊敏性と速度への影響を最小化することができます。クラウドのコストをテクノロジーチームと、ビジネスチームおよび財務チームの意思決定者に報告して、コスト意識を高め、効率性についての重要業績評価指標 (KPI) を財務およびビジネス部門関係者向けに確立します。次の推奨事項は、ワークロードにコスト意識を実装するのに役立ちます。
+ 変更管理に、変更による財務への影響を数値化するコスト測定が含まれていることを確認します。これは、コスト関連の懸念に積極的に対処し、コスト削減を強調するのに役立ちます。
+ コストの最適化が、業務能力の中核をなす要素であることを確認します。例えば、既存のインシデントマネジメントプロセスを活用して、コストと使用量に関する異常値 (コスト超過) の根本原因を調査、特定することができます。
+ オートメーションやツールにより、コスト削減とビジネス価値の実現を加速します。導入コストを考える場合、時間や費用の投資を正当化するために、投資収益率 (ROI)の要素を含むように話を組み立てます。
+ コミットメントベースの購入オプション、共有サービス、マーケットプレイスでの購入を含むクラウド使用に対してショーバックまたはチャージバックを実施し、最もコストを意識したクラウド消費を促進することで、クラウドのコストを配分します。
+ 既存のトレーニングおよび開発プログラムを拡張し、コスト意識向上のためのトレーニングを組織全体で実施します。これには継続的なトレーニングと認定が含まれることをお勧めします。これにより、コストと使用量を自己管理できる組織が育成されます。
+ 次のような無料の AWS ネイティブツールを利用します。 [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/)io1[AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/)、および [AWS Budgets Reports](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2019/07/introducing-aws-budgets-reports/).

組織が一貫して [クラウド財務管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/) (CFM) 実践を採用すると、そのような行動は、仕事の進め方や意思決定方法に定着していきます。その結果、新しいクラウドで生まれたアプリケーションを設計するデベロッパーから、これらの新しいクラウド投資の ROI を分析する財務マネージャーまで、よりコストを意識した文化が生まれます。

**実装手順**
+ ** 関連する組織のプロセスを把握する: **各組織単位は、そのプロセスをレビューし、コストと使用状況に影響を与えるプロセスを把握します。リソースの作成または終了につながるすべてのプロセスは、レビューの対象とする必要があります。インシデント管理やトレーニングなど、ビジネスにおけるコスト認識の維持につながるプロセスを探します。
+ **コストを意識した自立的な企業文化を確立する:** すべての関係者がクラウドのコストを理解できるように、変更原因と影響をコストとして認識するようにします。そうすることで、組織がコストを意識したイノベーションの文化を自立的に確立することができます。
+ ** コスト意識の要素を採り入れてプロセスを更新する:** 各プロセスは、コスト意識が浸透するように変更されます。このプロセスでは、コストの影響の評価などの追加の事前チェック、またはコストと使用状況の予想された変化が発生したかどうかを検証する事後チェックが必要になる場合があります。トレーニングやインシデント管理などのサポートプロセスは、コストと使用状況の項目を含むように拡張できます。

ご不明な点がありましたら、アカウントチームを通じて CFM のエキスパートにお問い合わせいただくか、以下のリソースや関連ドキュメントをご覧ください。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+ [AWS によるクラウド財務管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/)

 **関連する例:** 
+  [効率的なクラウドコスト管理の戦略](https://aws.amazon.com/blogs/enterprise-strategy/strategy-for-efficient-cloud-cost-management/) 
+  [Cost Control Blog Series \$13: How to Handle Cost Shock (コスト管理ブログシリーズ \$13: コストショックの扱い方)](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/cost-control-blog-series-3-how-to-handle-cost-shock/) 
+  [AWS Cost Management 初心者ガイド](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/beginners-guide-to-aws-cost-management/) 

# COST01-BP05 コスト最適化に関して報告および通知する
<a name="cost_cloud_financial_management_usage_report"></a>

 AWS Budgets と AWS Cost Anomaly Detection を設定して、目標に対するコストと使用量に関する通知を提供します。定例会議を開催して、このワークロードのコスト効率を分析し、社内にコスト意識を浸透させます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

組織内のコストと使用量の最適化について、定期的に報告する必要があります。コスト最適化のための専用セッションの運用や、ワークロードの通常の運用レポートサイクルにコスト最適化を盛り込むことも意味があるでしょう。サービスとツールを使用して、コスト節減機会を特定し、実現します。[AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) では、ダッシュボードとレポートを提供します。設定された予算に対するコストと使用量の進行状況を追跡するには、 [AWS Budgets Reports](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2019/07/introducing-aws-budgets-reports/).

予想されるコストと使用状況に合わせたカスタムの予算を設定するには、 [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) を使用してカスタム予算を設定し、コストと使用量を追跡し、しきい値を超えた場合は E メールまたは Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS) 通知でアラートを受信し、迅速に対応します。[優先予算](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-create.html) 期間を日次、月次、四半期ごと、または年次に設定し、特定の予算限度を設けて、予算しきい値に対する実際または予測されたコストと使用量の進捗状況に関して、常に情報を入手します。また、 [アラート](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/sns-alert-chime.html) と [アクション](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-controls.html) を設定し、アクションがアラートに対して自動的に実行するか、予算目標を超えたときに承認プロセスを通じて実行するようにします。

コストと使用量に関する通知を実装して、コストと使用量の変化が予想外の場合はすばやく対応できるようにします。[AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) では、イノベーションを遅らせることなく、予想外のコストを削減し、管理を強化できます。AWS Cost Anomaly Detection は異常な費用と根本原因を特定するので、予想外の請求のリスクを削減できます。3 つのシンプルなステップで、状況応じて独自のモニターを作成し、異常な費用が検出されたときにアラートを受け取ることができます。

また、 [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) と AWS Cost and Usage Report (CUR) のデータを使用して、高度にカスタマイズされ、きめ細かなデータを含んだレポートを提供できます。Amazon Quick では、過去のコストと使用量またはコスト節減機会に関するレポートをスケジュールし、定期的なコストレポート E メールを受信できます。

予想されるコストと使用状況に合わせたカスタムの予算を設定するには、 [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/technology/trusted-advisor/)を使用すると、プロビジョニングされたリソースがコスト最適化のための AWS のベストプラクティスに準拠しているかどうかを確認するためのガイダンスが提供されます。

Savings Plans、リザーブドインスタンス、および Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の適切なサイズ設計に関する AWS Cost Explorer からのレコメンデーションを含んだレポートを定期的に作成して、定常状態のワークロード、アイドルおよび使用量の少ないリソースに関するコストの削減を開始します。デプロイされているリソースのうち、クラウドの無駄に関する費用を特定し、回収します。クラウドの無駄は、サイズ設定が正しくないリソースが作成されたときや、使用量のパターンが予想とは異なるときに発生します。AWS のベストプラクティスに従って無駄を少なくし、 [クラウドコストを最適化し、](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-optimization/) 節減します。

定期的にレポートを作成し、リソースの購入オプションを改善することで、ワークロードの単価を下げることができます。Savings Plans、リザーブドインスタンス、Amazon EC2 スポットインスタンスなどの購入オプションは、耐障害性の高いワークロードのコストを最も低く抑え、関係者 (ビジネス所有者、財務チーム、テクノロジーチーム) がこれらのコミットメントの議論に参加できるようにするものです。

クラウドの総保有コスト (TCO) の削減に役立つ可能性のある機会または新しいリリースの発表を含んだレポートを共有します。新しいサービス、リージョン、機能、ソリューション、またはさらにコスト削減を達成する新しい方法を採用します。

**実装手順**
+  **AWS Budgets を設定する: **ワークロードのすべてのアカウントで AWS Budgets を設定します。タグを使用して、アカウント全体の支出の予算とワークロードの予算を設定します。
  +  [Well-Architected ラボ: コストと使用量のガバナンス](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_2_Cost_and_Usage_Governance/README.html) 
+  **コスト最適化に関して報告する: **ワークロードの効率について話し合い、分析する定期的なミーティングを設定します。確立されたメトリクスを使用して、達成されたメトリクスとそれを達成するためにかかったコストを報告します。好ましくない傾向を特定して修正するとともに、組織全体で推進できるような改善傾向を特定します。報告には、アプリケーションチームおよび所有者、財務、および管理の担当者が関与する必要があります。
  +  [Well-Architected ラボ: 可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/README.html) 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Cost Explorer](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-what-is.html)
+ [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/technology/trusted-advisor/)
+ [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/)
+ [AWS Budgets のベストプラクティス](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-best-practices.html#budgets-best-practices-setting-budgets%3Fsc_channel=ba%26sc_campaign=aws-budgets%26sc_medium=manage-and-control%26sc_content=web_pdp%26sc_detail=how-do-I%26sc_outcome=aw%26trk=how-do-I_web_pdp_aws-budgets)
+ [Amazon CloudWatch](https://aws.amazon.com/cloudwatch/)
+ [AWS CloudTrail](https://aws.amazon.com/cloudtrail/)
+ [Amazon S3 分析](https://docs.aws.amazon.com/AmazonS3/latest/userguide/analytics-storage-class.html)
+ [AWS Cost and Usage Report](https://docs.aws.amazon.com/cur/latest/userguide/what-is-cur.html)

 **関連する例:** 
+  [Well-Architected ラボ: コストと使用量のガバナンス](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_2_Cost_and_Usage_Governance/README.html) 
+  [Well-Architected ラボ: 可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/README.html) 
+ [AWS クラウドコストの最適化を開始する主な方法](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/key-ways-to-start-optimizing-your-aws-cloud-costs/)

# COST01-BP06 コストをプロアクティブにモニタリングする
<a name="cost_cloud_financial_management_proactive_process"></a>

ツールとダッシュボードを実装して、ワークロードのコストをプロアクティブにモニタリングします。通知を受けたときだけコストやカテゴリを見るのではなく、設定されたツールや既存のツールで定期的にコストを見直しましょう。コストをプロアクティブにモニタリングし、分析することで、ポジティブな傾向を把握し、組織全体で推進することが可能になります。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

例外や異常がある場合に限らず、組織内のコストと使用量を事前にモニタリングすることを推奨します。オフィスや職場環境全体を高度に可視化したダッシュボードにより、主な担当者が必要とする情報にアクセスできるようになります。また組織がコスト最適化を重視していることを示すことができます。可視化されたダッシュボードにより、 成功した事例を積極的に推進し、組織全体で実践することができます。

日次または頻繁なルーチンを作成するには、 [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) または [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) など、その他のダッシュボードを使用して、コストを確認し、プロアクティブに分析します。AWS サービスの使用量とコストを AWS アカウントレベル、ワークロードレベル、または特定の AWS サービスレベルでグループ化とフィルタリングを使用して分析し、予想通りかどうかを検証します。時間単位、リソース単位の詳細度やタグを使用して、上位リソースの発生コストをフィルタリングし、特定します。また、 [Cost Intelligence Dashboard](https://wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_cloud_intelligence/) という [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) ソリューション (AWS ソリューションアーキテクトが構築) を使用して独自のレポートを作成して、予算と実際のコストおよび使用量を比較することもできます。

**実装手順**
+  **コスト最適化に関して報告する:** ワークロードの効率について話し合い、分析する定期的なミーティングを設定します。確立されたメトリクスを使用して、達成されたメトリクスとそれを達成するためにかかったコストを報告します。ネガティブな傾向を特定して修正し、ポジティブな傾向を特定して組織全体に普及させます。報告には、アプリケーションチームおよび所有者、財務、および管理の担当者が関与する必要があります。
+ **コストと使用量について日次の詳細度の [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/launch-daily-cost-and-usage-budgets/) を作成し、有効にすることで、潜在的なコスト超過を防ぐためのタイムリーなアクションを取ることができます。 ** AWS Budgets ではアラート通知を設定できるため、いずれかの予算タイプが事前設定のしきい値を超えた場合に通知を受けることができます。AWS Budgets を活用する最善の方法は、予想されるコストと使用量を限度として設定することです。そうすれば、予算を超えたものは使い過ぎとみなすことができます。
+ **コストモニターとして AWS Cost Anomaly Detection を作成します。 ** [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) は、高度な機械学習テクノロジーを使用して、異常な支出と根本原因を特定するため、迅速に対策を講じることができます。評価したい支出セグメント (例えば、個々の AWS サービス、メンバーアカウント、コスト配分タグ、コストカテゴリ) を定義するコストモニターを設定することができ、アラート通知をいつ、どこで、どのように受け取るかを設定することが可能です。各モニターには、ビジネスオーナーや テクノロジーチーム向けの複数のアラートサブスクリプションをアタッチし、各サブスクリプションの名前、コスト影響しきい値、アラート頻度 (個別アラート、日次サマリー、週次サマリー) などを設定します。
+ **AWS Cost Explorer を使用するか、AWS Cost and Usage Report (CUR) データを Amazon Quick ダッシュボードに統合して、組織のコストを視覚化します。** AWS Cost Explorer には、使いやすいインターフェイスがあり、AWS のコストと使用量を時系列で可視化し、理解し、管理することができます。最も [Cost Intelligence Dashboard](https://wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_cloud_intelligence/) カスタマイズ可能でアクセスしやすいダッシュボードで、独自のコスト管理、最適化ツールの基礎作りを支援します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+ [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/)
+ [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/)
+ [日次コストおよび使用量の予算](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/launch-daily-cost-and-usage-budgets/)
+ [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/)

 **関連する例:** 
+  [Well-Architected ラボ: 可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/README.html) 
+  [Well-Architected ラボ: 高度な可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_5_Cost_Visualization/README.html) 
+ [Well-Architected ラボ: Cloud Intelligence Dashboards](https://wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_cloud_intelligence/)
+ [Well-Architected ラボ: コストの可視化](https://wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_5_cost_visualization/)
+ [Slack による AWS Cost Anomaly Detection アラート](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/resources/slack-integrations-for-aws-cost-anomaly-detection-using-aws-chatbot/)

# COST01-BP07 新しいサービスリリースに関する最新情報を把握しておく
<a name="cost_cloud_financial_management_scheduled"></a>

 エキスパートや AWS パートナーに定期的に相談して、コストの低いサービスと機能を検討します。AWS のブログやその他の情報ソースを確認します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

AWS は常に新しい機能を追加しているため、最新のテクノロジーを利用して、実験とイノベーションをより迅速に行うことができます。新しい AWS のサービスや機能を実装することでワークロードのコスト効率を改善できる場合があります。新しいサービスと機能のリリースに関する情報を入手するには、 [AWS コスト管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/)、 [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/)、 [AWS コスト管理ブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/)、および [AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/) を定期的に確認してください。「最新情報」では、AWS サービス、機能、リージョン拡大の発表があった際に、その概要をお知らせしています。

**実装手順**
+  **ブログをサブスクライブする:** AWS ブログのページにアクセスし、最新情報ブログやその他の関連ブログをサブスクライブします。E メールアドレスを記載して、 [通信方法](https://pages.awscloud.com/communication-preferences?languages=english) ページでサインアップできます。
+ **AWS ニュースを購読する: **新しいサービスと機能のリリースに関する情報を入手するには、 [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) と [AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/) を定期的に確認してください。RSS フィード、または E メールでお知らせやリリースを購読することができます。
+ **AWS の値下げをフォローする:** すべてのサービスにおいて定期的な値下げを行うことは、AWS がその規模から得られる経済的な効率性をお客様に還元するための標準的な方法となっています。2022 年 4 月時点で、AWS は 2006 年のサービス提供開始以来、115 回の料金引き下げを行ってきました。料金面の懸念から経営判断を保留しているものがあれば、値下げや新サービス統合後に再度見直すことも可能です。Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスも含め、以前の値下げについては、 [AWS ニュースブログの料金引き下げカテゴリを参照してください](https://aws.amazon.com/blogs/aws/category/price-reduction/).
+ ** AWS のイベントおよび交流: **ローカルの AWS サミットや、地域内の他の組織との交流に参加しましょう。直接参加できない場合は、バーチャルイベントに参加して、AWS のエキスパートや他のお客様のビジネスケースから情報を得るようにしてください。
+ ** アカウントチームとのミーティングを設ける: **アカウントチームとの定期的なミーティングを設定し、チームと会い、業界の動向と AWS のサービスについて話し合います。アカウントマネージャー、ソリューションアーキテクト、サポートチームに相談する。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS コスト管理](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/) 
+ [AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/)
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 

 **関連する例:** 
+  [Amazon EC2 - IT コストの最適化と削減に取り組んだ 15 年間](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cost-management/amazon-ec2-15th-years-of-optimizing-and-saving-your-it-costs/) 
+ [AWS ニュースブログ - 料金引き下げ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/category/price-reduction/)

# COST01-BP08 コスト意識を持つ文化を生み出す
<a name="cost_cloud_financial_management_culture"></a>

 コストを意識した企業文化を醸成するために、組織全体で改革やプログラムを実施しましょう。まず小さく始めて、続いて機能や組織でのクラウド利用の増加に合わせて、規模を拡大していき、さまざまなプログラムを運用していくことを推奨します。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

コスト意識を持つ文化があると、組織全体で有機的かつ分散的に実行されるベストプラクティスを通じて、コストの最適化とクラウド財務管理 (財務運用、Cloud Center of Excellence、クラウド運用チームなど) の規模を拡大することができます。コスト意識を持つことで、トップダウンで集中的に行う厳格なアプローチと比較して、最小限の労力で組織全体に高いレベルの能力を生み出すことができます。

クラウドコンピューティング、特にクラウドコンピューティングの主なコスト要因についてのコスト意識を持つことで、チームは予想される変更の成果をコスト面で理解できます。クラウド環境にアクセスするチームは、料金モデルと、従来のオンプレミスデータセンターとクラウドコンピューティングの違いを認識する必要があります。

コストを意識する文化の主な利点は、技術チームが必要に応じて消極的なコスト最適化を行うのではなく、積極的かつ継続的にコストを最適化する (たとえば、新しいワークロードを設計する際や、既存のワークロードを変更する際に機能要件でないと見なされる) ことにあります。

この文化のわずかな変化で、現在や将来のワークロードの効率に大きな影響を与える可能性があります。これには、次のような例があります。
+ エンジニアリングチームに可視性を与え、意識を高めることで、自分たちが何をしているのか、コスト面でどのような影響があるのかを理解させることができます。
+ 組織全体のコストと使用量にゲーム的要素を取り入れる。これは、公開ダッシュボードや、チーム間の標準コストと標準使用量 (例えば、ワークロードあたりのコストとトランザクションあたりのコストなど) を比較するレポートによって実行できます。
+ コスト効率を認識する。自発的または独断で行なったコスト最適化の成果を公開または非公開で評価して、間違いから学び、今後繰り返さないようにします。
+ あらかじめ設定された予算でワークロードを実行するために、トップダウンの組織的要件を作成します。
+ 変更のビジネス要件と、アーキテクチャインフラストラクチャまたはワークロード設定について要求された変更がコストにどのように影響するかを探求して、必要な分だけ支払うようにします。
+ 変更計画者は、予想される変更がコストに影響することを意識し、コスト効率的にビジネス成果をもたらすように関係者に確認してもらう必要があります。

**実装手順**
+ **クラウドコストをテクノロジーチームに報告する:** これによりコスト意識を高め、財務およびビジネス関係者にとって効率的な KPI を確立します。
+ **予定されている変更を関係者やチームメンバーに通知する:** 予定されている変更とワークロードに対する費用対効果を週次の変更ミーティングで協議するための議題を作成します。
+ ** アカウントチームとのミーティングを設ける: **アカウントチームとの定期的なミーティングを設定し、業界の動向と AWS のサービスについて話し合います。アカウントマネージャー、アーキテクト、サポートチームと話します。
+ **成功事例を共有する:** ワークロード、AWS アカウント、または組織のコスト削減に関する成功事例を共有して、コスト最適化に関する前向きな姿勢と励みにします。
+ **トレーニング: **技術チームやチームメンバーが AWS クラウド に関するリソースコストについて認識するためのトレーニングを受けるようにします。
+ ** AWS のイベントおよび交流: **ローカルの AWS サミットや、地域内の他の組織との交流に参加します。
+  **ブログを登録する:** AWS ブログのページにアクセスし、 [最新情報ブログ](https://aws.amazon.com/new/) やその他の関連ブログを購読して、AWS が共有する新しいリリース、実装、例、および変更に従います。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連ドキュメント:** 
+  [AWS ブログ](https://aws.amazon.com/blogs/) 
+  [AWS コスト管理](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cost-management/) 
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 

 **関連する例:** 
+  [AWS によるクラウド財務管理](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/) 
+  [AWS Well-Architected ラボ: クラウド財務管理](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_goals_and_targets/1_cloud_financial_management/) 

# COST01-BP09 コスト最適化によるビジネス価値を数値化する
<a name="cost_cloud_financial_management_quantify_value"></a>

 コスト最適化でビジネス価値を数値化することで、組織に対するメリットの全体像を把握できます。コスト最適化は必要な投資であるため、ビジネス価値を数値化することで、各ステークホルダーに投資利益率を説明できます。ビジネス価値の数値化は、将来のコスト最適化投資に関してステークホルダーからより多くの賛同を得ることができます。また、組織のコスト最適化活動の結果を測定するためのフレームワークを提供します。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

コスト最適化により削減された金額を報告することに加えて、実現された付加価値を数値化することをお勧めします。コスト最適化のメリットは通常、ビジネス成果に対して削減されたコストという観点で数値化されます。例えば、Savings Plans を購入した場合はオンデマンドの Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) のコスト削減を数値化できます。Savings Plans により、コストを削減し、ワークロードの出力レベルを維持できます。アイドル状態の Amazon EC2 インスタンスが終了した場合や、アタッチされていない Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) ボリュームが削除された場合は、AWS の利用料削減を数値化できます。

コスト最適化のメリットは、コスト削減やコスト回避にとどまりません。効率性向上とビジネス価値を測定するために、その他のデータを追加で取得することを検討してください。

**実装手順**
+ **コスト最適化のベストプラクティスを実行する: **たとえば、リソースのライフサイクル管理によってインフラストラクチャコストと運用コストを削減し、実験のための時間や予定外の予算を作り出すことができます。これにより、組織の俊敏性が向上し、収益創出のための新しい商機の発掘につながります。
+ **自動化を実装する: **例えば Auto Scaling では、最小限の労力で伸縮性を確保でき、手作業によるキャパシティプランニング作業を排除することで、スタッフの生産性を向上させることができます。運用の回復力の詳細については、 [Well-Architected 信頼性の柱のホワイトペーパーを参照してください。](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/reliability-pillar/welcome.html).
+ **将来の AWS コストを予測する: **予測により、財務関係者は、組織内外の他の利害関係者と見通しを立て、組織の財務予測の可能性を向上させることができます。AWS Cost Explorer を使用して、コストと使用量を予測できます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS ブログ](https://aws.amazon.com/blogs/) 
+  [AWS コスト管理](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cost-management/) 
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 
+  [Well-Architected 信頼性の柱のホワイトペーパーを参照してください。](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/reliability-pillar/welcome.html) 
+  [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) 

# 経費支出と使用量の認識
<a name="a-expenditure-and-usage-awareness"></a>

**Topics**
+ [COST 2 使用状況はどのように管理すればよいですか?](cost-02.md)
+ [COST 3 使用状況とコストはどのようにモニタリングすればよいですか?](cost-03.md)
+ [COST 4 不要なリソースはどのように削除すればよいですか？](cost-04.md)

# COST 2 使用状況はどのように管理すればよいですか?
<a name="cost-02"></a>

発生コストを適正な範囲内に抑えつつ、目的を確実に達成するためのポリシーとメカニズムを設定します。チェックアンドバランスのアプローチを採用することで、無駄なコストを費やすことなくイノベーションが可能です。

**Topics**
+ [COST02-BP01 組織の要件に基づいてポリシーを策定する](cost_govern_usage_policies.md)
+ [COST02-BP02 目標およびターゲットを策定する](cost_govern_usage_goal_target.md)
+ [COST02-BP03 アカウント構造を実装する](cost_govern_usage_account_structure.md)
+ [COST02-BP04 グループとロールを実装する](cost_govern_usage_groups_roles.md)
+ [COST02-BP05 コストコントロールを実装する](cost_govern_usage_controls.md)
+ [COST02-BP06 プロジェクトのライフサイクルを追跡する](cost_govern_usage_track_lifecycle.md)

# COST02-BP01 組織の要件に基づいてポリシーを策定する
<a name="cost_govern_usage_policies"></a>

組織によるリソースの管理方法を定義するポリシーを策定し、定期的に検査します。ポリシーでは、リソースのライフタイム全体にわたる作成、変更、削除を含む、リソースとワークロードのコスト面をカバーする必要があります。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

組織のコストおよびコスト要因を把握することは、コストと使用量を効果的に管理し、コスト削減の機会を特定するうえできわめて重要です。組織では一般に、複数のワークロードが複数のチームによってオペレーションされています。各チームはさまざまな組織単位に属する可能性があり、そのそれぞれに独自の収益の流れがあります。リソースのコストをワークロード、それぞれの組織、製品オーナーに帰属させることができると、リソースを効率的に使用し、無駄を削減できます。コストと使用量を正確にモニタリングすることで、ワークロードがどの程度最適化されているか、また組織単位や製品の収益性がどの程度あるかを理解するのに役立ちます。この知識により、組織内のどこにリソースを割り当てるかについて、より多くの情報に基づいた意思決定が可能になります。使用量が変化するとコストも変動するため、組織内のあらゆるレベルの使用量を認識することは、変化を促進する鍵となります。使用方法と支出を認識するために多面的なアプローチを取ることを検討してください。

ガバナンスを実行するための最初のステップは、組織の要件を使用して、クラウド使用に関するポリシーを作成することです。ポリシーでは、組織がクラウドをどのように使用するかや、リソースをどのように管理するかを定義します。ポリシーではコストや使用量に関係するリソースとワークロードのあらゆる局面、つまりリソースのライフタイム全体にわたる作成、変更、削除をカバーする必要があります。クラウド環境でのあらゆる変更について、ポリシーと手順の遵守と実装を徹底してください。IT の変更管理会議では、質問を提起して、計画された変更によるコストへの影響 (増加または減少)、ビジネスの正当性、期待される結果を確認します。

ポリシーを簡単に理解し、組織全体で効果的に実装するには、シンプルなものにする必要があります。また、ポリシーは、(使用されるように) 遵守と解釈が容易で、(チーム間で誤解が発生しないように) 具体的である必要があります。さらに、顧客のビジネス状況や優先順位が変わったときにポリシーが古くなるため、(当社のメカニズムと同様に) 定期的に検査し、更新する必要があります。

 使用する地理的リージョンや、リソースを稼働する時間帯など、大局的な幅広いポリシーから始めます。続いてポリシーを徐々に絞り込み、さまざまな組織単位やワークロードに対応させます。一般的なポリシーの例としては、どのサービスと機能を利用できるか (例えば、テスト環境や開発環境では低パフォーマンスのストレージ)、どのタイプのリソースを各グループで使用できるか (例えば、開発用アカウントのリソースの最大サイズを medium にする)、これらのリソースをどの程度のスパンで使用するか (一時的、短期、特定の期間)、などがあります。 

 **ポリシーの例** 

 次に、コスト最適化に焦点を当てた独自のクラウドガバナンスポリシーを作成するために確認できるポリシーの例を示します。組織の要件と関係者の要求に基づいてポリシーを調整するようにしてください。 
+  **ポリシー名:** リソースの最適化やコスト削減ポリシーなど、明確なポリシー名を定義します。 
+  **目的:** このポリシーを使用すべき理由と、期待される結果を説明してください。このポリシーの目的は、ビジネス要件を満たすために必要なワークロードのデプロイと実行に必要な最小限のコストがあると確認することです。 
+  **スコープ:** このポリシーを誰が使用すべきか、いつ使用すべきかを明確に定義してください。例えば、DevOps X Team が X 環境 (本番環境または非本番環境) で米国東部のお客様にこのポリシーを使用する、などです。 

 **ポリシーステートメント** 

1.  ワークロードの環境とビジネス要件 (開発、ユーザー受け入れテスト、本番稼働前、または本番稼働) に基づいて us-east-1 または複数の us-east リージョンを選択します。 

1.  Amazon EC2 と Amazon RDS インスタンスが、午前 6 時から夜 8 時 (東部標準時 (EST)) に実行されるようにスケジュールを立てます。 

1.  8 時間後に未使用の Amazon EC2 インスタンスをすべて停止し、24 時間非アクティブ状態の未使用の Amazon RDS インスタンスをすべて停止します。 

1.  非本番環境で非アクティブ状態が 24 時間続いたら、未使用の Amazon EC2 インスタンスをすべて終了します。Amazon EC2 インスタンス所有者に (タグに基づいて) 停止した Amazon EC2 インスタンスを本番環境で確認するように促し、使用していない場合は Amazon EC2 インスタンスが 72 時間以内に終了することを通知します。 

1.  m5.large などの汎用インスタンスファミリーとサイズを使用し、AWS Compute Optimizer を使用して CPU とメモリの使用率に基づいてインスタンスのサイズを変更します。 

1.  自動スケーリングの使用を優先して、トラフィックに基づいて実行中のインスタンスの数を動的に調整します。 

1.  重要ではないワークロードにはスポットインスタンスを使用します。 

1.  キャパシティ要件を確認して、予測可能なワークロードに備えて削減プランやリザーブドインスタンスをコミットし、クラウド財務管理チームに通知してください。 

1.  Amazon S3 ライフサイクルポリシーを使用して、アクセス頻度の低いデータを安価なストレージ階層に移動できます。保存ポリシーが定義されていない場合は、Amazon S3 Intelligent Tiering を使用してオブジェクトをアーカイブ階層に自動的に移動します。 

1.  Amazon CloudWatch を使用して、リソースの使用状況をモニタリングし、スケーリングイベントをトリガーするアラームを設定します。 

1.  それぞれの AWS アカウント について、AWS Budgets を使用して、コストセンターとビジネスユニットに基づいてアカウントのコストと使用量の予算を設定します。 

1.  AWS Budgetsを使用してアカウントのコストと使用量の予算を設定すると、支出を常に把握し、予期しない請求を回避できるため、コストをより適切に制御できます。 

 **プロシージャ:** このポリシーを実装するための詳細な手順を提供するか、各ポリシーステートメントの実装方法を説明する他のドキュメントを参照してください。このセクションでは、ポリシー要件を実行するためのステップバイステップの手順を説明する必要があります。 

 このポリシーを実装するには、さまざまなサードパーティ製ツールや AWS Config ルールを使用してポリシーステートメントの遵守を確認したり、AWS Lambda 関数を使用して自動修復アクションをトリガーしたりできます。AWS Organizations を使用してポリシーを適用することもできます。さらに、リソースの使用状況を定期的に見直し、必要に応じてポリシーを調整して、ビジネスニーズが引き続き満たされていることを確認する必要があります。 

## 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+  **関係者とのミーティングを設ける:** ポリシーを策定するには、組織内の関係者 (クラウドビジネスオフィス、エンジニア、またはポリシー実施部門の意思決定者) に、要件を明記して文書化するよう依頼します。幅広く開始し、各ステップで最小単位まで継続的に絞り込んでいくという反復型アプローチを採用します。チームメンバーには、組織単位やアプリケーションの所有者など、ワークロードの直接の関係者に加え、セキュリティチームや財務チームなどのサポートグループを含みます。
+  **確認する:** 誰が AWS クラウド にアクセスしてデプロイできるかを指定したポリシーに、チームが同意していることを確認します。チームが組織のポリシーに従っているかどうか、同意したポリシーおよび手順に沿ってチームがリソースを作成しているかどうかを確認してください。 
+  **オンボーディングトレーニングセッションを作成する:** 新しい組織メンバーに対し、コスト意識を定着させ、組織の要件を特定するために、オンボーディングトレーニングコースを完了するよう求めます。新しいメンバーは、以前の経験から異なるポリシーを想定している場合や、ポリシーについてまったく考えていない場合があります。 
+ ** ワークロードの場所を定義する: **ワークロードの運用場所 (国や国内のエリアなど) を定義します。この情報は、AWS リージョンとアベイラビリティーゾーンへのマッピングに使用されます。
+ ** サービスとリソースを定義およびグループ化する: **ワークロードに必要なサービスを定義します。サービスごとに、タイプ、サイズ、必要なリソースの数を指定します。アプリケーションサーバーやデータベースストレージなどの機能別にリソースのグループを定義します。リソースは複数のグループに属することができます。
+  **機能別にユーザーを定義およびグループ化する: **ワークロードに関係するユーザーについて、当該ユーザーが誰かまたは組織内での地位に焦点を当てるのではなく、何を行うか、またはどのようにワークロードを使用するかに焦点を当てて定義します。類似したユーザーまたは機能をグループ化します。AWS 管理ポリシーをガイドとして使用できます。
+ ** アクションを定義する:** 以前に特定した場所、リソース、およびユーザーを使用して、そのライフタイム (開発、運用、削除) にわたってワークロードの成果を得るために、それぞれが必要とするアクションを定義します。各場所で、グループ内の個々の要素ではなく、グループに基づいてアクションを特定します。開始時には読み取りまたは書き込みを幅広く設定し、それぞれのサービスについて、特定のアクションへと絞り込んでいきます。
+ ** レビュー期間を定義する:** ワークロードと組織の要件は、時間の経過とともに変化する可能性があります。ワークロードのレビュースケジュールを定義して、組織の優先順位に合わせた状態を維持します。
+  **ポリシーを文書化する: **組織で、定義されたポリシーが、必要に応じてアクセス可能であることを確認します。これらのポリシーは、環境へのアクセスを実装、保守、監査するために使用されます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [Change Management in the Cloud (クラウドにおける変更管理)](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/change-management-in-the-cloud/change-management-in-cloud.html) 
+  [AWS Managed Policies for Job Functions](https://docs.aws.amazon.com/IAM/latest/UserGuide/access_policies_job-functions.html) 
+  [AWS 複数アカウントの請求戦略](https://aws.amazon.com/answers/account-management/aws-multi-account-billing-strategy/) 
+  [Actions, Resources, and Condition Keys for AWS Services](https://docs.aws.amazon.com/IAM/latest/UserGuide/reference_policies_actions-resources-contextkeys.html) 
+  [AWS での管理とガバナンス](https://aws.amazon.com/products/management-and-governance/) 
+  [Control access to AWS リージョン using IAM policies](https://aws.amazon.com/blogs/security/easier-way-to-control-access-to-aws-regions-using-iam-policies/) 
+  [グローバルインフラストラクチャリージョンと AZ](https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regions_az/) 

 **関連動画:** 
+  [AWS での大規模な管理とガバナンス](https://www.youtube.com/watch?v=xdJSUnPcPPI) 

 **関連サンプル:** 
+  [VMware - What Are Cloud Policies? (VMware - クラウドポリシーとは)](https://blogs.vmware.com/cloudhealth/what-are-cloud-policies/) 

# COST02-BP02 目標およびターゲットを策定する
<a name="cost_govern_usage_goal_target"></a>

ワークロードのコストおよび使用量の両方について、目標およびターゲットを策定します。目標は、期待される結果に基づく方向性を組織に示し、ターゲットは、ワークロードについて具体的に達成すべき測定可能な成果を表します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

組織のコスト、目標使用量、ターゲットを設定します。AWS で成長を続ける組織にとって、コスト最適化の目標を設定して追跡することは重要です。これらの目標または [主要業績評価指標 (KPI)](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/unit-metric-the-touchstone-of-your-it-planning-and-evaluation/) には、オンデマンドでの支出の割合や、AWS Graviton インスタンスまたは gp3 EBS ボリュームタイプなどの特定の最適化されたサービスの導入などが含まれます。測定可能で達成可能な目標を設定することで、継続的なビジネスオペレーションにとって重要な効率の向上を継続的に測定できるようになります。目標は、期待される成果に関するガイダンスと指示を組織にもたらします。ターゲットは、具体的かつ測定可能な達成すべき結果をもたらします。つまり、目標は進みたい方向を示し、ターゲットはその方向へどこまで進み、その目標をいつ達成する必要があるかを表します。このとき、「SMART」つまり具体的 (specific)、測定可能 (measurable)、割り当て可能 (assignable)、現実的 (realistic)、タイムリー (timely) であることをガイダンスとします。「プラットフォームの使用量を大幅に増加させ、コストは微増 (非線形) にとどまるようにする」などは目標の例です。「プラットフォームの使用量を 20% 増加させ、コスト増は 5% 未満に抑える」などはターゲットの例です。ワークロードを 6 か月ごとに効率化する必要があるというケースも、目標としてはよくあります。付随する目標は、ビジネスあたりのコストメトリクスを 6 か月ごとに 5% 削減する必要があるというものです。

コスト最適化の目標は、ワークロードの効率を高めることです。つまり、ワークロードのビジネス成果あたりのコストを経時的に削減することです。この目標と合わせて、6 か月から 1 年ごとに効率を 5% 向上させるなどのターゲットをすべてのワークロードに設定することを推奨します。これは、クラウド内でコスト最適化の機能を構築し、新しいサービスや機能をリリースすることで達成できます。

 KPI と関連する節約の機会をほぼリアルタイムで把握し、経時的に進捗状況を追跡することが重要です。KPI 目標の定義と追跡を始めるには、 [Cloud Intelligence Dashboards (CID) フレームワークの KPI ダッシュボードをお勧めします](https://aws.amazon.com/blogs/mt/visualize-and-gain-insights-into-your-aws-cost-and-usage-with-cloud-intelligence-dashboards-using-amazon-quicksight/)。KPI ダッシュボードには、AWS Cost and Usage Report から取得したデータに基づいて一連の推奨コスト最適化 KPI が表示され、カスタム目標の設定や、経時的な進捗状況の追跡ができます。 

 KPI 目標を設定して追跡できる別のソリューションがある場合は、そのソリューションが組織内のすべてのクラウド財務管理関係者に採用されていることを確認してください。 

## 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+  **予想される使用レベルを定義する: **まず、使用レベルに焦点を当てます。アプリケーションの所有者、マーケティング、およびより大きなビジネスチームと協力して、ワークロードに対して予想される使用レベルを把握します。顧客の需要が経時的にどのように変化するか、季節要因による増加やマーケティングキャンペーンによる変化が生じるかどうか、などを考慮します。 
+ ** ワークロードのリソースとコストを定義する: **使用レベルを定義したうえで、これらの使用レベルを満たすために必要なワークロードリソースの変化を数値化します。ワークロードコンポーネントのサイズまたはリソースの数を増やしたり、データ転送を増やしたり、特定のレベルでワークロードコンポーネントを別のサービスに変更したりすることが必要な場合があります。これらの主な各ポイントにおけるコストと、使用状況が変更された場合のコストの変化を指定します。
+  **ビジネス目標を定義する: **予想される使用量とコストの変化から結果を取得し、これを、予想されるテクノロジーや実行中のプログラムの変化と組み合わせて、ワークロードの目標を策定します。目標は、使用量、コスト、および両者の関わり方を対象に含めたものである必要があります。目標はシンプルかつ大局的なものにして、そのビジネスで求められる成果を従業員が理解できるような内容にする必要があります (未使用のリソースを特定のコストレベル以下に抑えるなど)。未使用リソースのタイプごとに目標を定義したり、目標とターゲットに対しての損失とするコストを具体的に設定する必要はありません。使用量に変化がない状態でコストの変化が予想される場合は、組織的なプログラム (トレーニングや教育による能力向上など) を用意しておきます。
+  **ターゲットを定義する: **定義された目標ごとに、測定可能なターゲットを指定します。ワークロードの効率を高めることが目標である場合、ターゲットでは、改善の量 (通常は 1 ドルあたりのビジネス成果で示す) と、その改善をいつ実現できるかを数値化します。例えば、オーバープロビジョニングによる無駄を最小限に抑えるという目標を設定した場合、ターゲットとしては、「実稼働ワークロードの 1 つ目の階層でコンピューティングのオーバープロビジョニングによる無駄を階層コンピューティングコストの 10% 以下に抑え、実稼働ワークロードの 2 つ目の階層でコンピューティングのオーバープロビジョニングによる無駄を階層コンピューティングコストの 5% 以下に抑える」のような内容が考えられます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS managed policies for job functions](https://docs.aws.amazon.com/IAM/latest/UserGuide/access_policies_job-functions.html) 
+  [AWS Control Tower のランディングゾーンに対する AWS マルチアカウント戦略](https://docs.aws.amazon.com/controltower/latest/userguide/aws-multi-account-landing-zone.html) 
+  [Control access to AWS リージョン using IAM policies](https://aws.amazon.com/blogs/security/easier-way-to-control-access-to-aws-regions-using-iam-policies/) 
+ [ SMART 目標 ](https://en.wikipedia.org/wiki/SMART_criteria)

 **関連動画:** 
+ [ Well-Architected Labs: Goals and Targets (Level 100) (Well-Architected ラボ: 目標とターゲット (レベル 100)) ](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_goals_and_targets/)

 **関連サンプル:** 
+ [ Well-Architected Labs: Decommission resources (Goals and Targets) (Well-Architected ラボ: リソースを削除する (目標とターゲット)) ](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_goals_and_targets/4_decommission_resources/)
+ [ Well-Architected Labs: Resource Type, Size, and Number (Goals and Targets) (Well-Architected ラボ: リソースのタイプ、サイズ、数 (目標とターゲット)) ](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_goals_and_targets/6_resource_type_size_number/)

# COST02-BP03 アカウント構造を実装する
<a name="cost_govern_usage_account_structure"></a>

 組織にマッピングされるアカウントの構造を実装します。これは組織全体でのコストの割り当てと管理に役立ちます。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 AWS Organizations では、ワークロードを AWS で拡張する際に環境を一元管理するのに役立つ複数の AWS アカウント を作成できます。組織単位 (OU) 構造で AWS アカウント をグループ化し、各 OU の下に複数の AWS アカウント を作成することで、組織階層をモデル化できます。アカウント構造を作成するには、まず、どの AWS アカウント を管理アカウントにするかを決定する必要があります。その後、[管理アカウントのベストプラクティス](https://docs.aws.amazon.com/organizations/latest/userguide/orgs_best-practices_mgmt-acct.html)と[メンバーアカウントのベストプラクティス](https://docs.aws.amazon.com/organizations/latest/userguide/best-practices_member-acct.html)に従って、設計されたアカウント構造に基づいて、新しい AWS アカウント を作成したり、既存のアカウントをメンバーアカウントとして選択したりできます。 

 組織の規模や使用状況にかかわらず、少なくとも 1 つの管理アカウントとそれに紐づく 1 つのメンバーアカウントを常に持つことをお勧めします。すべてのワークロードリソースはメンバーアカウント内にのみ存在し、管理アカウントにはリソースを作成しないでください。AWS アカウント をいくつ持つべきかということについては、一律に答えることはできません。現在と将来の運用モデルとコストモデルを見積もり、AWS アカウント の構造が組織の目標を反映するようにします。ビジネス上の理由から複数の AWS アカウント を作成する企業もあります。次に例を示します。 
+ 組織単位、コストセンター、特定のワークロード間で、管理、会計、請求の職務機能を切り離す必要がある場合。
+ AWS のサービスの制限が特定のワークロードのみに設定される場合。
+ ワークロードとリソース間の隔離と分離には要件があります。

 [AWS Organizations](https://aws.amazon.com/organizations/) 内部では、[一括請求](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/consolidated-billing.html)により、1 つ以上のメンバーアカウントと管理アカウントとの間に構造が作成されます。メンバーアカウントを使用すると、コストと使用量をグループ別に区別できます。一般的には、各組織単位 (財務、マーケティング、営業など)、各環境ライフサイクル (開発、テスト、本番など)、各ワークロード (ワークロード a、b、c) にメンバーアカウントをいったん分離したうえで、一括請求 (コンソリデーティッドビリング) を使用してこれらのアカウントを集約します。 

 一括請求機能により、複数のメンバー AWS アカウント の支払いを単一の管理アカウントにまとめつつ、リンクされた各アカウントのアクティビティを可視化することができます。コストと使用量が管理アカウントに集計されると、サービスの従量制割引とコミットメント割引 (Savings Plans とリザーブドインスタンス) を最大限に活用し、割引額を最大化できます。 

 次の図は、AWS Organizations を組織単位 (OU) とともに使用して複数のアカウントをグループ化し、各 OU の下に複数の AWS アカウント を配置する方法を示しています。アカウントを整理するためのパターンを提供するために、さまざまなユースケースやワークロードに OU を使用することをお勧めします。 

![\[Tree diagram showing how to group multiple accounts under organizational units.\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/aws-organizations-ou-grouping.png)


 [AWS Control Tower](https://aws.amazon.com/controltower/) は、複数の AWS アカウントを迅速に設定、構成し、組織の要件に沿ったガバナンスを確保することができます。

**実装手順** 
+  **分離要件を定義する:** 分離の要件は、セキュリティ、信頼性、財務構造など、複数の要因の組み合わせです。各要因を順番に確認し、ワークロードまたはワークロード環境を他のワークロードから分離するかどうかを指定します。セキュリティは、アクセス要件とデータ要件への準拠を促進します。信頼性は、環境やワークロードが他の環境に影響を与えないように制限を管理します。Well-Architected フレームワークのセキュリティと信頼性の柱を定期的に見直し、提供されるベストプラクティスに従います。財務構造により、厳格な財務分離 (異なるコストセンター、ワークロードのオーナーシップ、説明責任) が実現します。分離の一般的な例としては、本番稼働用ワークロードとテストワークロードが別々のアカウントで実行されることや、請求書と請求データを、組織内の個々の事業部門や部門、またはアカウントを所有する利害関係者に提供できるように別のアカウントを使用することが挙げられます。
+  **グループ化要件を定義する:** グループ化要件は分離要件を上書きしませんが、管理を支援するために使用されます。分離を必要としない同様の環境またはワークロードをグループ化します。この例としては、1 つ以上のワークロードから複数のテスト環境または開発環境をグループ化することが挙げられます。
+  **アカウント構造を定義する:** これらの分離およびグループ化を使用して、各グループのアカウントを指定し、分離要件を維持します。これらのアカウントは、メンバーアカウントまたは連結アカウントです。これらのメンバーアカウントを単一の管理アカウントまたは支払者アカウントでグループ化することで、使用量が合算されるので、すべてのアカウントでの従量制割引がより大きくなり、すべてのアカウントに対して単一の請求書が提供されます。請求データを分離し、各メンバーアカウントに個別に表示させることも可能です。メンバーアカウントが使用量や請求データを他のアカウントに表示してはならない場合、または AWS から別々の請求書を必要とする場合は、複数の管理アカウントまたは支払者アカウントを定義します。この場合、各メンバーアカウントは独自の管理アカウントまたは支払者アカウントを持つことになります。リソースは常にメンバーアカウントまたは連結アカウントに配置する必要があります。管理アカウントまたは支払者アカウントは、管理のためにのみ使用してください。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [コスト配分タグの使用](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/cost-alloc-tags.html) 
+  [AWS managed policies for job functions](https://docs.aws.amazon.com//latest/UserGuide/access_policies_job-functions.html) (職務に応じた AWS マネージドポリシー) 
+  [AWS 複数アカウントの請求戦略](https://aws.amazon.com/answers/account-management/aws-multi-account-billing-strategy/) 
+  [Control access to AWS リージョン using IAM policies](https://aws.amazon.com/blogs/security/easier-way-to-control-access-to-aws-regions-using-iam-policies/) (IAM ポリシーの使用による AWS Regions へのアクセス制御) 
+  [AWS Control Tower](https://aws.amazon.com/controltower/) 
+  [AWS Organizations](https://aws.amazon.com/organizations/) 
+  [管理アカウント](https://docs.aws.amazon.com/organizations/latest/userguide/orgs_best-practices_mgmt-acct.html)と[メンバーアカウント](https://docs.aws.amazon.com/organizations/latest/userguide/best-practices_member-acct.html)に関するベストプラクティス 
+  [Organizing Your AWS Environment Using Multiple Accounts](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/organizing-your-aws-environment/organizing-your-aws-environment.html) (複数のアカウントを使用した AWS 環境の組織化) 
+  [共有リザーブドインスタンスと Savings Plans の割引の有効化](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-turn-on-process.html) 
+  [一括請求](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/consolidated-billing.html) 
+  [一括請求](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/consolidated-billing.html) 

 **関連する例:** 
+  [CUR の分割とアクセスの共有](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_and_Usage_Analysis/300_Splitting_Sharing_CUR_Access/README.html) 

 **関連動画:** 
+ [ Introducing AWS Organizations](https://www.youtube.com/watch?v=T4NK8fv8YdI)(AWS Organizations の紹介)
+ [ Set Up a Multi-Account AWS Environment that Uses Best Practices for AWS Organizations](https://www.youtube.com/watch?v=uOrq8ZUuaAQ)(AWS Organizations のベストプラクティスを使用するマルチアカウント AWS 環境の設定)

 **関連する例:** 
+ [Well-Architected ラボ: AWS 組織の作成 (レベル 100)](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_1_aws_account_setup/2_account_structure/)
+ [ Splitting the AWS Cost and Usage Report and Sharing Access ](https://wellarchitectedlabs.com/cost/300_labs/300_splitting_sharing_cur_access/)(CUR の分割とアクセスの共有)
+  [Defining an AWS Multi-Account Strategy for telecommunications companies](https://aws.amazon.com/blogs/industries/defining-an-aws-multi-account-strategy-for-telecommunications-companies/) (通信会社のための AWS マルチアカウント戦略の定義) 
+  [AWS アカウント の最適化のベストプラクティス](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/new-whitepaper-provides-best-practices-for-optimizing-aws-accounts/) 
+  [AWS Organizations における組織単位のベストプラクティス](https://aws.amazon.com/blogs/mt/best-practices-for-organizational-units-with-aws-organizations/?org_product_gs_bp_OUBlog) 

# COST02-BP04 グループとロールを実装する
<a name="cost_govern_usage_groups_roles"></a>

 ポリシーに沿ったグループおよびロールを実装し、各グループのインスタンスおよびリソースを作成、変更、削除できるユーザーを管理します。たとえば、開発、テスト、本番グループを実装します。これは、AWS のサービスやサードパーティーのソリューションに適用されます。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ポリシーを作成すると、組織内のユーザーの論理グループとロールを作成できます。これにより、アクセス許可の割り当てと使用量の制御が可能になります。人材のおおまかなグループ化から始めます。通常これは、組織単位と役職 (IT 部門のシステム管理者、会計監査担当者など) と合致します。グループとは、類似したタスクに従事し、類似したアクセスを必要とするユーザーの集団を指します。ロールとは、グループとして義務付けられた仕事の定義を指します。たとえば、IT のシステム管理者はすべてのリソースを作成するためのアクセスが必要ですが、分析チームのメンバーは分析リソースを作成するアクセスのみで十分です。

**実装手順**
+ ** グループを実装する: **必要に応じて、組織のポリシーで定義されているユーザーのグループを使用して、対応するグループを実装します。ユーザー、グループ、および認証のベストプラクティスについては、セキュリティの柱を参照してください。
+ ** ロールとポリシーを実装する: **組織のポリシーで定義されているアクションを使用して、必要なロールとアクセスポリシーを作成します。ロールとポリシーのベストプラクティスについては、セキュリティの柱を参照してください。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS ジョブ機能の管理ポリシー](https://docs.aws.amazon.com/IAM/latest/UserGuide/access_policies_job-functions.html) 
+  [AWS 複数アカウントの請求戦略](https://aws.amazon.com/answers/account-management/aws-multi-account-billing-strategy/) 
+  [Control access to AWS リージョン using IAM policies](https://aws.amazon.com/blogs/security/easier-way-to-control-access-to-aws-regions-using-iam-policies/) 
+  [Well-Architected セキュリティの柱](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/security-pillar/welcome.html) 

 **関連する例:** 
+  [Well-Architected ラボ: 基本的なアイデンティティとアクセス](https://wellarchitectedlabs.com/Security/100_Basic_Identity_and_Access_Management_User_Group_Role/README.html) 

# COST02-BP05 コストコントロールを実装する
<a name="cost_govern_usage_controls"></a>

 組織のポリシーと定義済みのグループおよびロールに基づいてコントロールを実装します。これらは、リージョンやリソースタイプへのアクセスコントロールなど、組織の要件によって定義されたコストのみが発生することを保証するものです。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

コスト管理を導入する際の一般的な最初のステップは、ポリシー外のコストまたは使用状況イベントが発生した場合に通知するように設定することです。ワークロードや新しいアクティビティを制限したり悪影響を与えたりすることなく、迅速に行動し、是正措置の必要性の有無を確認できます。ワークロードと環境の上限を把握したら、ガバナンスを適用できます。[AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) では、通知を設定し、AWS コスト、使用状況、コミットメント割引 (Savings Plans とリザーブドインスタンス) の月間予算を定義できます。予算は、集計コストのレベル (たとえば、全コスト)、またはリンクアカウント、サービス、タグ、アベイラビリティーゾーンなどの特定のディメンションのみを含む詳細レベルで作成できます。

 AWS Budgets で予算限度を設定したら、[AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) を使用して予期せぬコストを削減します。AWS Cost Anomaly Detection は、機械学習を使用してコストと使用状況を継続的に監視し、異常な支出を検出するコスト管理サービスです。これにより、異常な支出と根本原因を特定するため、迅速に対策を講じることができます。まず、AWS Cost Anomaly Detection でコストモニターを作成し、ドルのしきい値 (影響が 1,000 USD を超える異常に対してアラートを出すなど) を設定し、アラートの設定を選択します。アラートを受信したら、異常の背後にある根本原因とコストへの影響を分析できます。また、AWS Cost Explorer では独自の異常解析を監視および実行することもできます。 

 AWSで [AWS Identity and Access Management](https://aws.amazon.com/iam/) と[AWS Organizations サービスコントロールポリシー (SCP)](https://docs.aws.amazon.com/organizations/latest/userguide/orgs_manage_policies_scp.html) をとおしてガバナンスポリシーを適用します。IAM により、AWS サービスやリソースへのアクセスを安全に管理できます。IAM を使用すると、AWS のリソースを作成または管理できるユーザー、作成できるリソースのタイプ、リソースを作成できる場所を制御できます。これにより、定義されたポリシーの範囲を超えてリソースが作成される可能性が最小限に抑えられます。以前に作成したロールとグループを使用して[IAMポリシー](https://docs.aws.amazon.com/IAM/latest/UserGuide/access_policies.html)を割り当て、正しい使用を強制します。SCP は、組織内のすべてのアカウントで利用可能な最大権限を一元管理し、アカウントをアクセス制御ガイドラインの範囲内に維持することができます。SCP はすべての機能が有効になっている組織でのみ使用可能で、デフォルトで SCP によるメンバーアカウントのアクションの可否を設定できます。アクセス管理の導入の詳細については、[Well-Architected セキュリティの柱に関するホワイトペーパー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/security-pillar/welcome.html)を参照してください。 

 [AWSService Quotas](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_service_limits.html) を管理することで、ガバナンスを導入することもできます。Service Quotas を最小限のオーバーヘッドで設定し、正確に維持することで、組織の要件以外のリソースの作成を最小限に抑えることができます。これを実現するには、要件がどれだけ速く変化するかを理解し、進行中のプロジェクト (リソースの作成と削除の両方) を理解し、クォータ変更をどれだけすばやく実装できるかを考慮する必要があります。[Service Quotas](https://docs.aws.amazon.com/servicequotas/latest/userguide/intro.html) を使用すると、必要に応じてクォータを引き上げることができます。 

**実装手順**
+ **支出に関する通知を実装する:** 定義した組織のポリシーを使用して、[AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) を作成し、ポリシーから外れた支出があった場合に通知します。アカウントごとに複数のコスト予算を設定し、アカウント全体の支出を通知します。アカウント内のより小さな単位について、各アカウント内にコスト予算を追加で設定します。これらの単位は、アカウント構造によって異なります。一般的な例としては、AWS リージョン、ワークロード (タグを使用)、または AWS のサービスがあります。個人の E メールアカウントではなく、E メール配信リストを通知の受信者として設定します。金額を超えたときの実際の予算を設定するか、予測された使用量が通知されたときの予測された予算を使用します。特定の IAM または SCP のポリシーを適用したり、ターゲットの Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスを停止したりできるAWS Budget アクションを事前設定することもできます。予算に関するアクションは、自動的に実行するか、ワークフローの承認を得るようにすることができます。
+  **異常な支出に関する通知を実装する:** [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) を使用して、組織内の思いがけないコストを削減し、異常な支出の可能性の根本原因を分析します。指定した粒度で異常な支出を特定するコストモニターを作成し、AWS Cost Anomaly Detection で通知を設定すると、異常な支出が検出された際にアラートが送信されます。これにより、異常の背後にある根本的な原因を分析し、コストへの影響を理解できます。AWS Cost Anomaly Detection を設定する際に AWS Cost Categories を使用して、予想外のコストの根本原因を分析し、必要なアクションをタイムリーに実行できるプロジェクトチームまたはビジネスユニットチームを特定します。 
+ **使用量のコントロールを実装する:** 定義した組織のポリシーを使用して、IAM ポリシーとロールを実装し、ユーザーが実行できるアクションと実行できないアクションを指定します。AWS ポリシーには、複数の組織ポリシーを含めることができます。ポリシーを定義するのと同じ方法で、幅広く開始し、各ステップでより詳細なコントロールを適用します。サービスの制限も、使用量に対する効果的なコントロールです。すべてのアカウントに正しいサービス制限を実装します。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS managed policies for job functions](https://docs.aws.amazon.com//latest/UserGuide/access_policies_job-functions.html) (職務に応じた AWS マネージドポリシー) 
+  [AWS 複数アカウントの請求戦略](https://aws.amazon.com/answers/account-management/aws-multi-account-billing-strategy/) 
+  [Control access to AWS リージョン using IAM policies](https://aws.amazon.com/blogs/security/easier-way-to-control-access-to-aws-regions-using-iam-policies/) (IAM ポリシーの使用による AWS Regions へのアクセス制御) 
+  [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) 
+  [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) 
+  [AWS コストを管理する](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/control-your-costs-free-tier-budgets/) 

 **関連動画:** 
+  [How can I use AWS Budgets to track my spending and usage](https://www.youtube.com/watch?v=Ris23gKc7s0) (AWS Budgets を使用して支出と使用量を追跡するにはどうすればよいですか?) 

 **関連する例:** 
+  [Example IAM access management policies ](https://docs.aws.amazon.com/IAM/latest/UserGuide/access_policies_examples.html)(IAM アクセス管理ポリシーの例) 
+  [サービスコントロールポリシーの例](https://docs.aws.amazon.com/organizations/latest/userguide/orgs_manage_policies_scps_examples.html) 
+  [AWS Budgets アクション](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/get-started-with-aws-budgets-actions/) 
+  [タグを使って Amazon EC2 リソースへのアクセスを管理する IAM ポリシーを作成する](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/iam-ec2-resource-tags/) 
+  [IAM アイデンティティのアクセスを特定の Amazon EC2 リソースに制限する](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/restrict-ec2-iam/) 
+  [Create an IAM Policy to restrict Amazon EC2 usage by family](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_2_cost_and_usage_governance/3_ec2_restrict_family/) (家族ごとに EC2 の利用を制限する IAM ポリシーを作成する) 
+  [Well-Architected ラボ: コストと使用量のガバナンス (レベル 100)](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_2_Cost_and_Usage_Governance/README.html) 
+  [Well-Architected ラボ: コストと使用量のガバナンス (レベル 200)](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_2_Cost_and_Usage_Governance/README.html) 
+  [Slack integrations for Cost Anomaly Detection using Amazon Q Developer in chat applications](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/resources/slack-integrations-for-aws-cost-anomaly-detection-using-aws-chatbot/) (AWS Chatbot を使用した AWS Cost Anomaly Detection のための Slack の統合) 

# COST02-BP06 プロジェクトのライフサイクルを追跡する
<a name="cost_govern_usage_track_lifecycle"></a>

 プロジェクト、チーム、環境のライフサイクルを追跡、計測、監査して、不要なリソースの使用やそれに伴う支払いを回避できます。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードのライフサイクル全体を確実に追跡します。これにより、ワークロードやワークロードコンポーネントが不要になった場合、削除や変更が可能になります。これは、新しいサービスや機能をリリースする際に特に便利です。既存のワークロードとコンポーネントは使用されているように見えても、顧客を新しいサービスにリダイレクトするために使用を停止する必要があります。ワークロードの以前のステージに注目してください。ワークロードが本番稼働状態になったら、以前の環境は廃棄することと、再び必要になるまでキャパシティーを大幅に削減することも可能です。

AWS には、エンティティのライフサイクル追跡に使用できる管理およびガバナンスサービスが多数用意されています。専用のインフラストラクチャで [AWS Config](https://aws.amazon.com/config/) または [AWS Systems Manager](https://aws.amazon.com/systems-manager/) を使用すると、AWS リソースと設定の詳細なインベントリが入手可能です。プロジェクトやアセットを管理する既存のシステムを統合して、組織内のアクティブなプロジェクトや製品を追跡することを推奨します。現在のシステムを AWS が提供する豊富なイベントやメトリクスと組み合わせることにより、重要なライフサイクルイベントのビューを作成し、前もってリソースを管理し、不要なコストを削減できます。

ウェブアプリケーションのバックエンドに関する推奨事項については、 [Well-Architected 運用上の優秀性の柱のホワイトペーパー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/operational-excellence-pillar/welcome.html) を参照してください。

**実装手順**
+ ** ワークロードの確認を実行する: **組織のポリシーで定義されているところに従って、既存のプロジェクトを監査します。監査に費やされる労力の量は、組織のおおよそのリスク、価値、またはコストに比例する必要があります。監査に含めるべき主な領域は、インシデントまたは機能停止の組織に対するリスク、価値、組織への寄与 (収益またはブランドに対する評価で測定)、ワークロードのコスト (リソースおよび運用の合計コストとして測定)、およびワークロードの使用量 (時間単位ごとの組織の成果の数で測定) です。これらの領域がライフサイクルを通じて変化する場合、完全または部分的な削除など、ワークロードの調整が必要です。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Config](https://aws.amazon.com/config/) 
+  [AWS Systems Manager](https://aws.amazon.com/systems-manager/) 
+  [AWS managed policies for job functions](https://docs.aws.amazon.com/IAM/latest/UserGuide/access_policies_job-functions.html) 
+  [AWS 複数アカウントの請求戦略](https://aws.amazon.com/answers/account-management/aws-multi-account-billing-strategy/) 
+  [Control access to AWS リージョン using IAM policies](https://aws.amazon.com/blogs/security/easier-way-to-control-access-to-aws-regions-using-iam-policies/) 

# COST 3 使用状況とコストはどのようにモニタリングすればよいですか?
<a name="cost-03"></a>

コストをモニタリングし、適切に配分するためのポリシー手順を定めます。これにより、ワークロードのコスト効率を測定し、向上させることができます。

**Topics**
+ [COST03-BP01 詳細情報ソースを設定する](cost_monitor_usage_detailed_source.md)
+ [COST03-BP02 コストと使用状況に組織情報を追加する](cost_monitor_usage_org_information.md)
+ [COST03-BP03 コスト属性カテゴリを特定する](cost_monitor_usage_define_attribution.md)
+ [COST03-BP04 組織のメトリクスを確立する](cost_monitor_usage_define_kpi.md)
+ [COST03-BP05 請求およびコスト管理ツールを設定する](cost_monitor_usage_config_tools.md)
+ [COST03-BP06 ワークロードメトリクスに基づいてコストを配分する](cost_monitor_usage_allocate_outcome.md)

# COST03-BP01 詳細情報ソースを設定する
<a name="cost_monitor_usage_detailed_source"></a>

 AWS のコストと使用状況レポートおよび Cost Explorer の時間単位の粒度を設定し、コストと使用状況の詳細情報を提供します。ワークロードが、もたらされるすべてのビジネス成果のログエントリを持つように設定します。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

AWS Cost Explorerで時間単位の粒度を有効にし、 [AWS Cost and Usage Report (CUR)](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-and-usage-reporting/)を作成します。これらのデータソースは、組織全体のコストと使用量の最も正確なビューを提供します。CUR では、課金されるすべての AWS のサービスについて、日単位または時間単位の使用量の粒度、料金、コスト、使用属性が提供されます。CUR には、タグ付け、場所、リソース属性、アカウント ID など想定可能なすべてのディメンションがあります。

以下のカスタマイズ項目で CUR を設定します。
+ リソース ID を含める
+ CUR を自動更新する
+ 時間単位の詳細
+ **バージョニング:** 既存のレポートを上書きする
+ **データ統合:** Amazon Athena (Parquet 形式、圧縮)

予想されるコストと使用状況に合わせたカスタムの予算を設定するには、 [AWS Glue](https://aws.amazon.com/glue/) を使用して分析用のデータを準備し、 [Amazon Athena](https://aws.amazon.com/athena/) を使用して、データ分析を実行し、SQL を使用してデータをクエリします。また、 [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) を使用して、カスタムの可視化や複雑な可視化を行い、組織全体に配布することもできます。

**実装手順**
+ ** コストと使用状況レポートを設定する: **請求コンソールを使用して、少なくとも 1 つのコストと使用状況レポートを設定します。すべての識別子とリソース ID を含む時間単位の粒度でレポートを設定します。粒度が異なる他のレポートを作成して、概要情報を提供することもできます。
+ ** Cost Explorer で時間単位の粒度を設定する: **請求コンソールを使用して、[時間およびリソースレベルのデータ] を有効にします。
**注記**  
この機能を有効にすると費用が発生します。詳細については、料金を参照してください。
+  **アプリケーションログ記録を設定する:** アプリケーションがもたらすビジネスの各成果がログに記録され、追跡および測定が可能であることを確認します。このデータの粒度が少なくとも 1 時間単位であることを確認し、コストと使用状況のデータと一致するようにします。ログ記録とモニタリングの詳細については、「 [Well-Architected 運用上の優秀性の柱](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/operational-excellence-pillar/welcome.html) 」を参照してください。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS アカウント設定](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_1_AWS_Account_Setup/README.html) 
+  [AWS Cost and Usage Report (CUR)](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-and-usage-reporting/) 
+  [AWS Glue](https://aws.amazon.com/glue/) 
+  [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) 
+  [AWS コスト管理の料金](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/pricing/) 
+  [AWS リソースのタグ付け](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html) 
+  [AWS Budgets を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/budgets-managing-costs.html) 
+  [Cost Explorer を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/cost-explorer-what-is.html) 
+  [Managing AWS Cost and Usage Reports (AWS コストと使用状況レポートの管理)](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/billing-reports-costusage-managing.html) 
+  [Well-Architected 運用上の優秀性の柱](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/operational-excellence-pillar/welcome.html) 

 **関連する例:** 
+  [AWS アカウント設定](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_1_AWS_Account_Setup/README.html) 

# COST03-BP02 コストと使用状況に組織情報を追加する
<a name="cost_monitor_usage_org_information"></a>

組織、ワークロード属性、およびコスト配分カテゴリに基づいてタグ付けスキーマを定義します。これによりコスト管理ツールで、フィルター処理によるリソースの検索や、コストおよび使用状況のモニタリングを行うことができます。目的、チーム、環境、またはビジネスに関連するその他の基準によって、可能な限りすべてのリソースに一貫したタグ付けを実装します。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

[AWS](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html) でタグ付けを実装することにより、リソースに組織の情報を追加します。追加した情報は、コストと使用状況の情報に追加されます。タグはキーと値のペアです。キーは組織全体で一意になるように定義されている必要があります。値はリソースのグループに対して一意になります。キーと値のペアとして、例えばキーを `Environment`、値を `Production` にすることができます。本稼働環境のすべてのリソースには、キーと値のペアがあります。タグ付けにより、関連性の高い組織情報を使用して、コストを分類、追跡できます。組織のカテゴリ (コストセンター、アプリケーション名、プロジェクト、オーナーなど) を表すタグを適用し、ワークロードやワークロードの特性 (テストや本番など) を識別して、組織全体のコストと使用状況の帰属先を付与できます。

AWS リソース (Amazon Elastic Compute Cloud インスタンスや Amazon Simple Storage Service バケットなど) にタグを付け、そのタグをアクティブ化すると、AWS はこの情報をコストと使用状況レポートに追加します。タグ付けされたリソースとタグ付けされていないリソースに関するレポート作成および分析を実行することで、社内のコスト管理ポリシーへの準拠を強化し、正確に帰属を特定できます。

組織のアカウント全体に AWS タグ付け基準を作成、導入することで、AWS 環境を一貫性のある統一された方法で管理することができます。AWS Organizations で、アカウントの AWS リソースに対してタグを使用する方法のルールを定義するには、AWS Organizations の [タグポリシー](https://docs.aws.amazon.com/organizations/latest/userguide/orgs_manage_policies_tag-policies.html)を使用します。タグポリシーを使用すると、AWS リソースにタグを付ける標準アプローチを簡単に導入できます。

[AWS タグエディタ](https://docs.aws.amazon.com/ARG/latest/userguide/tag-editor.html)では、複数のリソースのタグを追加、削除、管理できます。タグエディタを使用して、タグ付けするリソースを検索し、検索結果でリソースのタグを管理できます。

[AWS Cost Categories](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-categories/) を使用すると、リソースにタグを付けることなく組織としての意味をコストに割り当てることができます。コストと使用量に関する情報を、一意の内部組織構造にマッピングできます。アカウントやタグなどの請求ディメンションを使用して、コストをマッピングおよび分類するカテゴリルールを定義します。これにより、タグ付けに加えて、別のレベルの管理機能が提供されます。また、特定のアカウントとタグを複数のプロジェクトにマッピングすることもできます。

**実装手順**
+  **タグ付けスキーマを定義する:** ビジネス全体からすべての関係者を集めて、スキーマを定義します。これには通常、技術、財務、および管理ロールの担当者が含まれます。すべてのリソースに必要なタグのリストと、リソースに必要なタグのリストを定義します。タグの名前と値が組織全体で一貫していることを確認します。
+ **リソースにタグを付ける: **定義したコスト帰属カテゴリを使用し、カテゴリに従ってワークロードのすべてのリソースに[タグを付けます](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html)。効率を向上させるには、CLI、タグエディタ、AWS Systems Manager などのツールを使用します。
+  **AWS Cost Categories を実装する: **タグ付けを実装せずに[コストカテゴリ](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-categories/)を作成できます。Cost Categories では、既存のコストと使用量ディメンションを使用します。スキーマからカテゴリルールを作成し、それをコストカテゴリに実装します。
+  **タグ付けを自動化する:** すべてのリソースにわたって大局的なタグ付けを継続するには、タグ付けを自動化して、リソースの作成時にタグ付けが自動的に行われるようにします。リソースの作成時にタグ付けを行うには、[AWS CloudFormation](https://docs.aws.amazon.com/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/aws-properties-resource-tags.html) などのサービスを使用します。Lambda 関数を使用して[タグ付けを自動的に行う](https://aws.amazon.com/blogs/mt/auto-tag-aws-resources/)カスタムソリューションを作成することも、ワークロードを定期的にスキャンして、タグ付けされていないリソースを削除するマイクロサービスを使用することもできます (これは、テスト環境および開発環境に最適です)。
+ **タグ付けのモニタリングとレポート作成を行う: **組織全体で大局的なタグ付けを継続するには、ワークロード全体のタグについて、レポート作成およびモニタリングを行います。[AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) を使用して、タグ付けされたリソースとタグ付けされていないリソースのコストを確認することも、[タグエディタ](https://docs.aws.amazon.com/tag-editor/latest/userguide/tagging.html)などのサービスを利用することもできます。タグ付けされていないリソースの数を定期的に確認し、必要なレベルのタグ付けになるまでタグを追加するアクションを実行します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+ [ タグ付けに関するベストプラクティス](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/tagging-best-practices/tagging-best-practices.html)
+  [AWS CloudFormation のリソースタグ](https://docs.aws.amazon.com/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/aws-properties-resource-tags.html) 
+  [AWS Cost Categories](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-categories/) 
+  [AWS リソースのタグ付け](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html) 
+  [AWS Budgets を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/budgets-managing-costs.html) 
+  [Cost Explorer を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/cost-explorer-what-is.html) 
+  [AWS コストと使用状況レポートの管理](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/billing-reports-costusage-managing.html) 

 **関連動画:** 
+ [ How can I tag my AWS resources to divide up my bill by cost center or project ](https://www.youtube.com/watch?v=3j9xyyKIg6w)(AWS リソースにタグを付けて、コストセンターまたはプロジェクト別に請求書を分割する方法)
+ [AWS リソースのタグ付け](https://www.youtube.com/watch?v=MX9DaAQS15I)

 **関連する例:** 
+ [ Automatically tag new AWS resources based on identity or role](https://aws.amazon.com/blogs/mt/auto-tag-aws-resources/) (アイデンティティまたはロールに基づいて新しい AWS リソースへのタグ付けを自動的に行う)

# COST03-BP03 コスト属性カテゴリを特定する
<a name="cost_monitor_usage_define_attribution"></a>

支出の説明責任を徹底し、消費行動を効果的に推進できるように、組織内のコストを内部消費エンティティに配分するために使用できるビジネスユニット、部門、プロジェクトなどの組織カテゴリを特定してください。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 コストを分類するプロセスは、予算編成、会計、財務報告、意思決定、ベンチマーキング、およびプロジェクト管理においてきわめて重要です。費用を分類してカテゴリ化することで、チームはクラウドジャーニーで発生するコストの種類をよりよく理解でき、チームが情報に基づいた意思決定を行い、予算を効果的に管理できるようになります。 

クラウド支出の説明責任は、統制の取れた需要とコスト管理に対する強力なインセンティブを確立します。その結果、クラウド支出の大部分を消費するビジネスユニットやチームに割り当てている組織では、クラウドコストを大幅に節約できます。

財務チームやその他の関係者と協力し、組織内でコストを配分する方法の要件を理解します。ワークロードのコストは、開発、テスト、本稼働、廃止などライフサイクル全体にわたって配分する必要があります。学習、スタッフ育成、アイデア創出に要したコストが、どのように組織に帰属するかを理解します。この目的で使用される金額を一般的な IT コスト予算ではなく、トレーニング予算や開発の予算に正しく割り当てるのに便利です。

 組織内の関係者と共にコスト属性カテゴリを定義した後、 [AWS Cost Categories](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-categories/) を使用して、コストと使用状況の情報を AWS クラウド での意味を持つカテゴリ (特定のプロジェクトのコストや部門またはビジネスユニットの AWS アカウント など) にグループ化します。カスタムカテゴリを作成して、アカウント、タグ、サービス、料金タイプ、その他のコストカテゴリなどのさまざまなディメンションを使用して定義したルールに基づき、コストと使用状況の情報をカスタムカテゴリにマッピングすることもできます。コストカテゴリを設定すると、カテゴリごとにコストと使用状況の情報を確認できるようになり、組織の戦略や購入に関する決定をより適切に行うことができます。これらのカテゴリは、AWS Cost Explorer、AWS Budgets、および AWS Cost and Usage Report にも表示されます。 

 例として、次の図は、組織でコストと使用状況の情報をグループ化する方法を示しています。例えば、複数のチーム (コストカテゴリ) に複数の環境 (ルール) が含まれ、各環境に複数のリソースまたはアセット (ディメンション) が含まれると考えることができます。 

![\[組織内のコストと使用量の関係を詳述したフローチャート。\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/cost-usage-organization-chart.png)


 

## 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+  **組織カテゴリを定義する:** ステークホルダーとミーティングをして、組織の構造と要件を反映するカテゴリを定義します。これらは、ビジネス単位、予算、コストセンター、部門など、既存の財務カテゴリの構造に直接マッピングされます。トレーニングや教育など、クラウドがもたらすビジネスの成果を確認します。これらは組織のカテゴリでもあります。複数のカテゴリをリソースに割り当てることができます。また、リソースは複数の異なるカテゴリに存在することができるため、必要な数のカテゴリを定義します。
+  **機能カテゴリを定義する:** 利害関係者とミーティングをして、ビジネス内の機能を反映するカテゴリを定義します。これは、ワークロードまたはアプリケーション名、および実稼働、テスト、開発などの環境のタイプである場合があります。同じリソースに複数のカテゴリを割り当てることも、同じリソースを複数の異なるカテゴリに含めることもできるため、必要な数のカテゴリを定義します。これにより、 [カテゴリが適用された構造内で](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/manage-cost-categories.html) AWS Cost Categories を使用して、コストを管理できます。
+  **AWS Cost Categories を定義する:** また、 [コストカテゴリを作成すると、](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/create-cost-categories.html) コストと使用状況の情報を整理できます。ここでは [AWS Cost Categories](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-categories/) を使用して、AWS コストと使用状況を意味のあるカテゴリにマッピングします。コストカテゴリを使用することにより、ルールベースのエンジンを使用してコストを整理できます。ルールを設定することによって、コストがカテゴリに分類されます。ルール内では、特定の AWS アカウント、特定の AWS サービス、特定の料金タイプなどの各カテゴリについて、複数のディメンションを使用してフィルター処理を行うことができます。これらのカテゴリは、 [AWS Billing and Cost Management](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/billing-what-is.html) [コンソール内で複数の製品にわたって使用できます](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/view-billing-dashboard.html)。これには、AWS Cost Explorer、AWS Budgets、AWS Cost and Usage Report、AWS Cost Anomaly Detection が含まれます。コストカテゴリを使用して、コストのグループを作成することもできます。コストカテゴリの作成後 (使用状況レコードの値が更新されるまでに最長で 24 時間かかります)、作成したコストカテゴリは、次の場所に表示されます [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com//aws-cost-management/aws-cost-explorer/)、 [AWS Budgets](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-managing-costs.html)、[AWS Cost and Usage Report](https://docs.aws.amazon.com/cur/latest/userguide/what-is-cur.html)、 [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/)。例えば、ビジネスユニット (DevOps チーム) のコストカテゴリを作成し、各カテゴリの下に、複数のルール (各サブカテゴリのルール) を作成します。各ルールでは、定義したグループに基づいて、複数のディメンション (AWS アカウント、コスト配分タグ、サービス、料金タイプ) を使用します。AWS Cost Explorer および AWS Budgets では、コストカテゴリが追加の請求ディメンションとして表示されます。これを使用すると、特定のコストカテゴリ値をフィルター処理することも、コストカテゴリ別にグループ化することもできます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS リソースのタグ付け](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html) 
+ [コスト配分タグの使用](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/cost-alloc-tags.html)
+  [AWS Budgets を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/budgets-managing-costs.html) 
+  [Cost Explorer を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/cost-explorer-what-is.html) 
+  [Managing AWS Cost and Usage Reports (AWS コストと使用状況レポートの管理)](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/billing-reports-costusage-managing.html) 
+ [AWS Cost Categories](aws-cost-management/aws-cost-categories/)
+ [AWS Cost Categories を用いてコストを管理する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/manage-cost-categories.html)
+ [コストカテゴリを作成する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/create-cost-categories.html)
+ [コストカテゴリのタグ付け](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/tag-cost-categories.html)
+ [コストカテゴリ内で料金を分割する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/splitcharge-cost-categories.html)
+ [AWS Cost Categories Features (AWS Cost Categories の機能) ](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-categories/features/)

 **関連サンプル:** 
+ [Organize your cost and usage data with AWS Cost Categories (AWS Cost Categories でコストと使用状況のデータを整理する)](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/organize-your-cost-and-usage-data-with-aws-cost-categories/)
+ [AWS Cost Categories を用いてコストを管理する](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/resources/managing-your-costs-with-aws-cost-categories/)

# COST03-BP04 組織のメトリクスを確立する
<a name="cost_monitor_usage_define_kpi"></a>

 このワークロード用のメトリクスを組織内で定めます。ワークロードのメトリクスの例として、作成された顧客レポートや顧客に提供されるウェブページが挙げられます。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードのアウトプットがビジネスの成功に対してどのように測定されるかを理解します。通常、各ワークロードには、パフォーマンスを示す主な成果の小さな組み合わせがあります。多数のコンポーネントを含む高度なワークロードがある場合は、リストに優先順位を付けるか、各コンポーネントのメトリクスを定義して追跡できます。チームと協力して、どのメトリクスを使用するか理解します。この単位は、ワークロードの効率または各ビジネス成果のコストを把握するために使用されます。

**実装手順**
+  **ワークロードの成果を定義する: **社内の関係者との会議により、ワークロードの成果を定義します。これらは顧客の使用状況の主要な測定指標であり、技術的メトリクスではなく、ビジネスメトリクスである必要があります。ワークロードごとに少数の概要的なメトリクス (5 つ未満) が存在する必要があります。ワークロードが異なるユースケースで複数の成果を生成する場合は、それらを単一のメトリクスにグループ化してください。
+  **ワークロードコンポーネントの成果を定義する: **大規模で複雑なワークロードがある場合、または明確に定義された入出力を使用してワークロードをコンポーネント (マイクロサービスなど) に簡単に分割できる場合は、必要に応じて、各コンポーネントのメトリクスを定義します。この作業では、コンポーネントの価値とコストを反映する必要があります。最大のコンポーネントから開始し、大きさの順番で、最小のコンポーネントまで作業します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS リソースのタグ付け](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html) 
+  [AWS Budgets を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/budgets-managing-costs.html) 
+  [Cost Explorer を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/cost-explorer-what-is.html) 
+  [AWS コストと使用状況レポートの管理](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/billing-reports-costusage-managing.html) 

# COST03-BP05 請求およびコスト管理ツールを設定する
<a name="cost_monitor_usage_config_tools"></a>

クラウド支出を管理および最適化するには、組織のポリシーに沿ってコスト管理ツールを設定します。これに含まれるサービス、ツール、リソースを使用すると、コストと使用状況のデータを整理して追跡し、統合された請求とアクセス許可で制御を強化できます。また、予算編成と予測を通じた計画の改善、通知またはアラートの受信、リソースと価格の最適化によるさらなるコスト削減を行うこともできます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

確固たる説明責任を確立するには、まずアカウント戦略をコスト配分戦略の一部として検討する必要があります。これを正しく行えば、それ以上先に進む必要はないかもしれません。正しく行えない場合、認識の欠如が発生し、さらに問題点が増えます。

 クラウド支出の説明責任を高めるには、ユーザーがコストと使用状況を可視化するツールにアクセスできるようにする必要があります。すべてのワークロードとチームに、以下の詳細と目的に合わせてツールを設定することをお勧めします。 
+  **整理:** 独自のタグ付け戦略と分類を使用して、コスト配分とガバナンスのベースラインを確立します。サポートされている AWS リソースにタグを付け、組織構造 (ビジネスユニット、部門、プロジェクト) に基づいてわかりやすく分類します。特定のコストセンターのアカウント名にタグ付けし、それを AWS Cost Categories とマッピングして、特定のビジネスユニットのアカウントをコストセンターのグループにまとめることで、ビジネスユニットの所有者が複数のアカウントの消費を 1 か所で確認できるようにします。 
+  **アクセス:** 組織全体の請求情報を [一括請求 (コンソリデーティッドビリング)](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/consolidated-billing.html) で追跡し、適切な利害関係者とビジネスオーナーがアクセスできることを確認します。 
+  **制御:** 適切なガードレールを使用して、効果的なガバナンスメカニズムを構築し、SCP、タグポリシー、予算アラートを使用する際の予期しないシナリオを回避します。例えば、効果的な制御メカニズムがあれば、サポートされていないリージョンでチームがリソースを作成するのを防ぐことができます。 
+ **現在の状態: **現在のコストと使用量を示すダッシュボードを設定する。ダッシュボードはオペレーションダッシュボードと同様に、作業環境内の目に付きやすい場所で使用できるようにする必要があります。ここでは [Cloud Intelligence Dashboard (CID)](https://github.com/aws-samples/aws-cudos-framework-deployment) またはその他のサポート対象製品を使用して、このような可視性を実現します。
+ **通知:** コストまたは使用量が定義された制限を超えた場合、および AWS Budgets または AWS Cost Anomaly Detection で異常が発生した場合に通知します。
+ **レポート:** すべてのコストと使用状況の情報を要約し、詳細で割り当て可能なコストデータを使用して、クラウド支出の認識と説明責任の意識を高めます。レポートは、それを利用するチームと関連性があり、推奨事項を含めるのが理想的です。
+ **追跡: **設定された目標またはターゲットに対する現在のコストと使用量を表示する。
+ **分析: **チームメンバーが、すべての可能な側面を使用して、時間単位の詳細度までカスタムおよび詳細な分析を実行できるようにします。
+  **調査:** リソースのデプロイとコストの最適化を行う機会について最新情報を入手します。組織レベルでのリソースデプロイに関する通知 (Amazon CloudWatch、Amazon SNS、または Amazon SES を使用) を受け取り、コスト最適化の推奨事項 (AWS Compute Optimizer、AWS Trusted Advisor、など) を確認します。 
+ **傾向: **指定した期間のコストと使用量の変動を、指定の詳細度で示します。
+ **予測: **作成した予測ダッシュボードで、将来の推定コストを示し、リソースの使用量と支出を見積もります。

次のような AWS ツール、例えば [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/)、[AWS Billing](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-billing/)、 [AWS Budgets](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-budgets/) を必須として使用することができ、または CUR データを [Amazon Athena](https://docs.aws.amazon.com/athena/?id=docs_gateway) および [Quick](https://docs.aws.amazon.com/quicksight/?id=docs_gateway) と統合して、より詳細なビューにこの機能を提供することもできます。組織に必須のスキルや処理能力がない場合、 [AWS ProServ](https://aws.amazon.com/professional-services/)、[AWS Managed Services (AMS)](https://aws.amazon.com/managed-services/)、 [AWS Partner](https://aws.amazon.com/partners/) と連携して、ツールを使用することができます。サードパーティ製ツールを使用することもできますが、組織にとって、そのツールの価値がコストに見合っているかどうかを確認する必要があります。

## 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+  **ツールに対するチームベースのアクセスを許可する:** アカウントを設定してグループを作成し、必要なコストと使用状況レポート (グループの使用状況に関するもの) へのアクセスを許可します。また、 [AWS Identity and Access Management](https://aws.amazon.com/iam/) を [使用して](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-access.html) AWS Cost Explorer などのツールへのアクセスを制御します。これらのグループには、アプリケーションを所有または管理するすべてのチームの代表者を含める必要があります。これにより、すべてのチームがコストと使用状況の情報にアクセスして、使用を追跡できます。 
+ ** AWS Budgets を設定する:** 設定 [AWS Budgets](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/budgets-managing-costs.html) をワークロードのすべてのアカウントで設定します。タグを使用して、アカウント全体の支出に対する予算とワークロードに対する予算を設定します。AWS Budgets で通知を設定すると、予算額を超えたときや、推定コストが予算を超えているときにアラートを受信できます。
+ ** AWS Cost Explorer を設定する: ** 設定 [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) をワークロードとアカウントについて設定し、さらに分析を行うためにコストデータを視覚化します。ワークロードのダッシュボードを作成することにより、全体的な支出、ワークロードの主要な使用状況メトリクス、過去のコストデータに基づく将来のコストの予測を追跡できます。
+  **AWS Cost Anomaly Detection を設定する:** ここでは [AWS Cost Anomaly Detection](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-anomaly-detection/) をアカウント、コアサービス、または作成した Cost Categories について使用することにより、コストと使用状況をモニタリングし、通常と異なる支出を検出できます。集計レポートでアラートを個別に受信したり、E メールまたは Amazon Simple Notification Service トピックでアラートを受信したりすることで、異常の根本原因を分析および特定し、コストの増加を引き起こしている要因を特定できます。 
+ ** 高度なツールを設定する: **必要に応じて、さらなる詳細と粒度を提供する組織用のカスタムツールを作成できます。高度な分析機能を実装するには [Amazon Athena](https://docs.aws.amazon.com/athena/?id=docs_gateway)を使用し、ダッシュボードを実装するには [Quick](https://docs.aws.amazon.com/quicksight/?id=docs_gateway)。共有データへのデータアクセスの管理を簡素化するには、 [Cloud Intelligence Dashboards (CID)](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_cloud_intelligence/) を事前設定された高度なダッシュボードに使用することを検討してください。クラウド支出の監視と最適化を 1 か所で簡単に実現するには、 [AWS パートナー](https://aws.amazon.com/marketplace/solutions/business-applications/cloud-cost-management) との連携により、クラウド管理ソリューションを導入することもできます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+ [AWS コスト管理 ](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/what-is-costmanagement.html)
+  [AWS リソースのタグ付け](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html) 
+  [AWS Budgets を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/budgets-managing-costs.html) 
+  [Cost Explorer を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/cost-explorer-what-is.html) 
+  [Managing AWS Cost and Usage Reports (AWS コストと使用状況レポートの管理)](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/billing-reports-costusage-managing.html) 
+ [AWS Cost Categories ](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-categories/)
+ [AWS によるクラウド財務管理 ](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/)
+  [AWS APN パートナー - コスト管理](https://aws.amazon.com/marketplace/solutions/business-applications/cloud-cost-management) 

 **関連動画:** 
+ [ Deploying Cloud Intelligence Dashboards (Cloud Intelligence Dashboards のデプロイ) ](https://www.youtube.com/watch?v=FhGZwfNJTnc)
+ [ Get Alerts on any FinOps or Cost Optimization Metric or KPI (FinOps またはコスト最適化のメトリクスまたは KPI に関するアラートを受け取る) ](https://www.youtube.com/watch?v=dzRKDSXCtAs)

 **関連サンプル:** 
+  [Well-Architected ラボ - AWS アカウント設定](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_1_AWS_Account_Setup/README.html/) 
+  [Well-Architected ラボ: 請求の可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/README.html) 
+  [Well-Architected ラボ: コストと使用に関するガバナンス](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_2_Cost_and_Usage_Governance/README.html) 
+  [Well-Architected ラボ: コストと使用状況の分析](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_4_Cost_and_Usage_Analysis/README.html) 
+  [Well-Architected ラボ: コストと使用状況の可視化](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_5_Cost_Visualization/README.html) 
+ [ Well-Architected ラボ: Cloud Intelligence Dashboards ](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_cloud_intelligence/)

# COST03-BP06 ワークロードメトリクスに基づいてコストを配分する
<a name="cost_monitor_usage_allocate_outcome"></a>

使用量メトリクスや業績に基づいてワークロードのコストを配分し、ワークロードのコスト効率を測定します。インサイトとチャージバック機能が利用できる分析サービスにより、コストと使用状況データを分析するプロセスを実装します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

コスト最適化によって、最低価格でビジネス成果が提供されます。これは、ワークロードメトリクス (ワークロードの効率で測定) ごとにワークロードのコストを配分することによってのみ達成できます。定義されたワークロードメトリクスを、ログファイルまたは他のアプリケーションのモニタリングを使用してモニタリングします。このデータをワークロードのコストと組み合わせます。ワークロードのコストは、特定のタグ値またはアカウント ID でコストを確認することで取得できます。この分析は時間単位で実行することをお勧めします。リクエストレートが変化する静的なコストコンポーネント (恒久的に実行されるバックエンドデータベースなど) がある場合、通常、効率性は変化します (例えば、使用量のピークは午前 9 時から午後 5 時で、夜間のリクエストはほとんどありません)。静的コストと変動コストの関係を理解しておくと、最適化のアクティビティに集中する一助となります。

 共有リソースのワークロードメトリクスの作成は、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) および Amazon API Gateway のコンテナ化されたアプリケーションなどのリソースに比べて難しい場合があります。ただし、使用量を分類してコストを追跡する方法はあります。Amazon ECS および AWS Batch の共有リソースを追跡する必要がある場合は、AWS Cost Explorer で分割コスト配分データを有効にできます。分割コスト配分データを使用すると、コンテナ化されたアプリケーションのコストと使用状況を把握して最適化し、共有コンピューティングリソースとメモリリソースの消費状況に基づいてアプリケーションコストを個々のエンティティに配分できます。共有 API Gateway および AWS Lambda 機能がある場合は、 [AWS Application Cost Profiler](https://docs.aws.amazon.com/application-cost-profiler/latest/userguide/introduction.html) を使用し、以下に基づいて消費量を分類できます。 `テナント ID` や `カスタマー ID`。 

### 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+  **ワークロードメトリクスにコストを割り当てる:** 定義されたメトリクスと設定されたタグを使用して、ワークロードの出力とワークロードのコストを組み合わせたメトリクスを作成します。Amazon Athena や Amazon Quick などの分析サービスを使用して、ワークロード全体や任意のコンポーネントに対する効率性ダッシュボードを作成します。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS リソースのタグ付け](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html) 
+  [AWS Budgets を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/budgets-managing-costs.html) 
+  [Cost Explorer を用いてコストを分析する](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/cost-explorer-what-is.html) 
+  [Managing AWS Cost and Usage Reports (AWS コストと使用状況レポートの管理)](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/billing-reports-costusage-managing.html) 

 **関連サンプル:** 
+ [AWS 分割コスト配分データにより Amazon ECS および AWS Batch のコストの可視性を向上する ](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/la-improve-cost-visibility-of-containerized-applications-with-aws-split-cost-allocation-data-for-ecs-and-batch-jobs/)

# COST 4 不要なリソースはどのように削除すればよいですか？
<a name="cost-04"></a>

プロジェクトの開始から終了まで変更管理とリソース管理を実装します。これにより、使用されていないリソースをシャットダウンまたは終了して、無駄を減らします。

**Topics**
+ [COST04-BP01 ライフタイム全体にわたってリソースを追跡する](cost_decomissioning_resources_track.md)
+ [COST04-BP02 削除プロセスを実装する](cost_decomissioning_resources_implement_process.md)
+ [COST04-BP03 リソースを削除する](cost_decomissioning_resources_decommission.md)
+ [COST04-BP04 自動的にリソースを削除する](cost_decomissioning_resources_decomm_automated.md)
+ [COST04-BP05 データ保持ポリシーを適用する](cost_decomissioning_resources_data_retention.md)

# COST04-BP01 ライフタイム全体にわたってリソースを追跡する
<a name="cost_decomissioning_resources_track"></a>

 ライフタイム全体にわたって、リソースや、リソースとシステムとの関係を追跡するメソッドを定義し、実装します。タグ付けにより、リソースのワークロードまたは機能を特定できます。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

不要になったワークロードリソースを廃止します。一般的な例としては、テスト用途のリソースがあります。テストが完了したら、リソースは削除できます。タグを使用してリソースを追跡する (およびそれらのタグに関するレポートを実行する) ことで、使用されなくなったり、ライセンスの有効期限が切れたりした場合に、廃止する資産を特定するのに役立ちます。リソース追跡には、タグの使用が効果的な方法です。リソースにその機能か、または廃止可能になる既知の日付をラベリングできます。そうすると、これらのタグでレポートを作成できます。機能タグを付ける場合の一例として、「`feature-X testing`」という値であれば、ワークロードのライフサイクルの観点からリソースの目的を識別できます。別の例としては、削除するタグのキー名や値などのリソースに` LifeSpan` または `TTL` を使用して、廃止する期間や特定の時間を定義する方法があります。 

**実装手順**
+ **タグ付けスキームを実装する:** リソースが属するワークロードを識別するタグ付けスキームを実装し、ワークロード内のすべてのリソースが適切にタグ付けされることを確認します。タグ付けにより、目的、チーム、環境など、ビジネスに関連した基準でリソースを分類することができます。タグ付けのユースケース、戦略、テクニックの詳細については、[AWS タグ付けに関するベストプラクティス](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/tagging-best-practices/tagging-best-practices.html)を参照してください。
+ **ワークロードのスループットまたは出力モニタリングを実装する:** 入力リクエストまたは出力完了のいずれかをトリガーとして、ワークロードのスループットのモニタリングまたはアラームを実装します。ワークロードのリクエストまたは出力がゼロになったときに、ワークロードのリソースが使用されなくなったことを示す通知を提供するように設定します。ワークロードが通常の条件下で定期的にゼロに低下する場合は、時間要因を組み込みます。未使用または使用率の低いリソースの詳細については、[AWS Trusted Advisor コストの最適化チェック](https://docs.aws.amazon.com/awssupport/latest/user/cost-optimization-checks.html)を参照してください。
+  **AWS リソースをグループ化する:**AWS リソースのグループを作成します。[AWS Resource Groups](https://docs.aws.amazon.com/ARG/latest/userguide/resource-groups.html) を使用して、同じ AWS リージョン にある AWS リソースを整理および管理できます。ほとんどのリソースにタグを追加して、組織内でのリソースの識別と分類に役立てることができます。[Tag Editor](https://docs.aws.amazon.com/ARG/latest/userguide/tag-editor.html)を使用して、サポートされているリソースに一括でタグを追加できます。[AWS Service Catalog](https://docs.aws.amazon.com/servicecatalog/index.html) を使用して、承認済みの製品のポートフォリオを作成、管理、およびエンドユーザに配布し、製品ライフサイクルを管理することを検討してください。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/trustedadvisor/) 
+  [AWS Trusted Advisor コストの最適化チェック](https://docs.aws.amazon.com/awssupport/latest/user/cost-optimization-checks.html) 
+  [AWS リソースのタグ付け](https://docs.aws.amazon.com/general/latest/gr/aws_tagging.html) 
+  [カスタムメトリクスの発行](https://docs.aws.amazon.com/Amazon/latest/monitoring/publishingMetrics.html) 

 **関連動画:** 
+  [AWS Trusted Advisor を使用してコストを最適化する方法](https://youtu.be/zcQPufNFhgg) 

 **関連する例:** 
+  [AWS リソースを整理する](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/resource-groups/) 
+  [AWS Trusted Advisor を使用してコストを最適化する](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/trusted-advisor-cost-optimization/) 

# COST04-BP02 削除プロセスを実装する
<a name="cost_decomissioning_resources_implement_process"></a>

 未使用のリソースを特定して削除するためのプロセスを実装します。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

組織全体で標準化されたプロセスを導入し、未使用のリソースを特定し、排除します。このプロセスでは、組織のすべての要件が満たされていることを検証するために、検索を実行する頻度と、リソースを削除するプロセスを定義する必要があります。

**実装手順**
+  **削除プロセスを作成して実装する:** ワークロードの開発者や所有者と協力して、ワークロードとそのリソースの削除プロセスを構築します。このプロセスでは、ワークロードが使用中であるかどうか、およびワークロードの各リソースが使用中であるかどうかを検証する方法を網羅する必要があります。リソースを削除するために必要なステップを詳述し、サービスから削除すると同時に、規制要件の遵守を確保します。ライセンスやアタッチされたストレージなど、関連するリソースも含める必要があります。削除プロセスが実行されたことをワークロードの所有者に通知します。 

   プロセスの一部として何を確認する必要があるかについては、以下の削除手順を使用してください。 
  +  **削除されるリソースを特定する:** AWS クラウド で削除対象となるリソースを特定します。必要な情報をすべて記録し、削除スケジュールを設定します。タイムラインでは、プロセス中に予期せぬ問題が発生した場合 (およびそのタイミング) を考慮してください。 
  +  **調整し、コミュニケーションを取る:** ワークロード所有者と協力し、削除されるリソースを確認します。 
  +  **メタデータを記録し、バックアップを作成する:** 本番環境のリソースに必要な場合、または重要なリソースである場合、メタデータ (パブリック IP、リージョン、AZ、VPC、サブネット、セキュリティグループなど) の記録とバックアップ (Amazon Elastic Block Store スナップショットや AMI の取得、キーのエクスポート、証明書のエクスポートなど) を作成します。 
  +  **Infrastructure-as-Code を検証する:** 必要に応じて再デプロイできるように、リソースが、CloudFormation、Terraform、AWS Cloud Development Kit (AWS CDK)、またはその他の Infrastructure-as-Code デプロイツールでデプロイされたかどうかを判断します。 
  +  **アクセスを禁止する:** リソースが必要かどうかを判断する間、一定期間、制限的な制御を適用し、リソースの使用を禁止します。必要に応じて、リソース環境を元の状態に戻せることを確認します。 
  +  **組織内の削除プロセスに従う:** 組織のドメインからのリソースの削除、DNS レコードの削除、構成管理ツール、監視ツール、自動化ツール、セキュリティツールからのリソースの削除など、組織の管理タスクと削除プロセスに従います。 

   リソースが Amazon EC2 インスタンスの場合、次のリストを参照してください。[詳細については、「Amazon EC2 リソースを削除または終了するには」をご参照ください。](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/delete-terminate-ec2/) 
  +  Amazon EC2 インスタンスとロードバランサーをすべて停止または終了します。終了後、Amazon EC2 インスタンスは、終了後、少しの間だけコンソールに表示されます。実行状態にないインスタンスには課金されません。 
  +  Auto Scaling インフラストラクチャを削除します。 
  +  すべての専有ホストを解放します。 
  +  すべての Amazon EBS ボリュームおよび Amazon EBS スナップショットを削除します。 
  +  すべての Elastic IP アドレスを解放します。 
  +  すべての Amazon Machine Images (AMI) の登録を解除します。 
  +  すべての AWS Elastic Beanstalk 環境を終了します。 

   リソースが Amazon Glacier ストレージ内のオブジェクトであり、最小保存期間を満たす前にアーカイブを削除した場合、日割り計算による早期削除料が課金されます。Amazon Glacier の最小保存期間は、使用するストレージクラスによって異なります。各ストレージクラスの最小保存期間の概要については、「[Amazon S3 ストレージクラス全体のパフォーマンス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/?nc=sn&loc=3#Performance_across_the_S3_Storage_Classes)」をご参照ください。早期削除料金の計算方法の詳細については、[Amazon S3 の料金](https://aws.amazon.com/s3/pricing/)を参照してください。 

 次の簡単な削除プロセスのフローチャートは、削除手順を概説しています。リソースを削除する前に、削除対象として特定したリソースが組織で使用されていないことを確認します。 

![\[Flow chart depicting the steps of decommissioning a resource.\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/decommissioning-process-flowchart.png)


## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/trustedadvisor/) 
+  [AWS CloudTrail](https://docs.aws.amazon.com/awscloudtrail/latest/userguide/cloudtrail-user-guide.html) 

 **関連動画:** 
+  [CloudFormation スタックは削除するが、一部のリソースを保持する](https://www.youtube.com/watch?v=bVmsS8rjuwk) 
+  [どのユーザーが Amazon EC2 インスタンスを起動したかを確認する](https://www.youtube.com/watch?v=SlyAHc5Mv2A) 

 **関連する例:** 
+  [Amazon EC2 リソースの削除および終了](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/delete-terminate-ec2/) 
+  [どのユーザーが Amazon EC2 インスタンスを起動したかを確認する](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/ec2-user-launched-instance/) 

# COST04-BP03 リソースを削除する
<a name="cost_decomissioning_resources_decommission"></a>

 定期監査や使用状況の変化などのイベントを契機として、リソースを削除します。通常、削除は定期的に行われ、手動または自動で実行できます。 

 **このベストプラクティスを確立しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

使用していないリソースを検索する場合は節減額の程度によって検索頻度と投入する労力を決定する必要があるため、コスト発生額の小さいアカウントの分析は、コスト発生額が高額のアカウントよりも頻度を下げるべきです。イベントの検索および廃止は、製品が寿命を迎えた場合や交換する場合など、ワークロードの状態の変化によってトリガーされます。イベントの検索および廃止は、市況の変化や製品終了などの外部イベントによってトリガーされる場合もあります。

**実装手順**
+  **リソースの削除:** これは、不要になった AWS リソースやライセンス契約の終了の減価償却段階です。スナップショットやバックアップの取得などの不要な中断を防ぐために、削除段階に移行してリソースを削除する前に完了したすべての最終チェックを完了します。削除プロセスを使用して、未使用と識別された各リソースを削除します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/trustedadvisor/) 

 **関連する例:** 
+  [Well-Architected ラボ: リソースを削除する (レベル 100)](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_goals_and_targets/4_decommission_resources/) 

# COST04-BP04 自動的にリソースを削除する
<a name="cost_decomissioning_resources_decomm_automated"></a>

 重要度が低いリソース、不要なリソース、使用率が低いリソースを特定して削除する作業を適切に行えるようにワークロードを設計します。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

オートメーションを使用して、廃棄プロセスの関連コストを削減または削除します。自動削除するようにワークロードを設計すると、そのライフタイム全体にわたるワークロードコストを削減できます。[AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) を使用して、削除プロセスを実行できます。また、[API または SDK](https://aws.amazon.com/developer/tools/) を使用してカスタムコードを運用して、ワークロードリソースの自動削除もできます。

 [モダンアプリケーション](https://aws.amazon.com/modern-apps/)は、サーバーレスサービスの採用を優先する戦略であるサーバーレスファーストで構築されています。AWS は、スタックの 3 つのレイヤー (コンピューティング、インテグレーション、データストア) すべてに対応する[サーバーレスサービス](https://aws.amazon.com/serverless/)を開発しました。サーバーレスアーキテクチャを使用すると、トラフィックの少ない間、自動的にスケールアップおよびスケールダウンしてコストを節約できます。 

**実装手順**
+ **AWS Auto Scaling を実装する:** サポートされているリソースについては、[AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) を使用して設定します。AWS サービスを利用する際に、AWS Auto Scaling を使用することで利用率とコスト効率を最適化することができます。AWS Auto Scaling は需要が低下すると、余分なリソースを自動的に削除するため、過剰な支出を避けることができます。
+ **CloudWatch を設定して、インスタンスを終了させる:** インスタンスは、[CloudWatch アラーム](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/UsingAlarmActions.html#AddingTerminateActions)を使用して終了するように設定できます。削除プロセスのメトリクスを使用して、Amazon Elastic Compute Cloud アクションでアラームを実装します。ロールアウトする前に、非本番環境でオペレーションを検証します。
+  **ワークロード内にコードを実装する:**AWS SDK または AWS CLI を使用して、ワークロードリソースを削除できます。AWS と統合されるアプリケーション内にコードを実装し、使用されなくなったリソースを終了または削除します。
+  **サーバーレスサービスを使用する:** AWS で、[サーバーレスアーキテクチャ](https://aws.amazon.com/serverless/)や[イベント駆動型アーキテクチャ](https://aws.amazon.com/event-driven-architecture/)を優先的に構築し、アプリケーションの構築と実行を行います。AWS では、本来、自動的に最適化されたリソース使用率と自動削除 (スケールインとスケールアウト) を提供する複数のサーバーレステクノロジーサービスが用意されています。サーバーレスアプリケーションでは、リソース使用率が自動的に最適化され、過剰プロビジョニングの費用が発生しません。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/trustedadvisor/) 
+  [AWS でのサーバーレス](https://aws.amazon.com/serverless/) 
+  [インスタンスを停止、終了、再起動、または復旧するアラームを作成する](https://docs.aws.amazon.com/Amazon/latest/monitoring/UsingAlarmActions.html) 
+  [Amazon EC2 Auto Scaling の開始方法](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/GettingStartedTutorial.html) 
+  [Amazon CloudWatch アラームへの終了アクションの追加](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/monitoring/UsingAlarmActions.html#AddingTerminateActions) 

 **関連する例:** 
+  [Scheduling automatic deletion of AWS CloudFormation stacks](https://aws.amazon.com/blogs/infrastructure-and-automation/scheduling-automatic-deletion-of-aws-cloudformation-stacks/) (AWS CloudFormation スタックの自動削除のスケジューリング) 
+  [Well-Architected ラボ – 自動的にリソースを削除する (レベル 100)](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_goals_and_targets/4_decommission_resources/) 
+  [Servian AWS Auto Cleanup](https://github.com/servian/aws-auto-cleanup) 

# COST04-BP05 データ保持ポリシーを適用する
<a name="cost_decomissioning_resources_data_retention"></a>

 サポートされるリソースでデータ保持ポリシーを定義し、組織の要件に従ってオブジェクト削除を処理します。不要または孤立したリソースや不要になったオブジェクトを、特定して削除します。 

 **このベストプラクティスを確立しない場合のリスクレベル:** 中 

 データ保持ポリシーとライフサイクルポリシーを使用して、特定されたリソースの廃止プロセスに関連するコストとストレージコストを削減します。データ保持ポリシーとライフサイクルポリシーを定義してストレージクラスの移行や削除を自動で実行すると、ライフタイム期間の全体的なストレージコストが削減されます。Amazon Data Lifecycle Manager を使用して、Amazon Elastic Block Store スナップショットおよび Amazon EBS 搭載 Amazon マシンイメージ (AMI) の作成と削除を自動化できます。また、Amazon S3 Intelligent-Tiering または Amazon S3 ライフサイクル設定を使用して、Amazon S3 オブジェクトのライフサイクルを管理できます。ほかにも、[API または SDK](https://aws.amazon.com/tools/) を使用してカスタムコードを実装し、ライフサイクルポリシーとポリシールールを作成して、オブジェクトを自動で削除することもできます。 

 **実装手順** 
+  **Amazon Data Lifecycle Manager の使用:** Amazon Data Lifecycle Manager でライフサイクルポリシーを使用して、Amazon EBS スナップショットと Amazon EBS 搭載 AMI の削除を自動化します。 
+  **バケットにライフサイクル設定をセットアップする:** バケットで Amazon S3 ライフサイクル設定を使用して、ビジネス要件に基づき、オブジェクトのライフサイクル中に Amazon S3 が実行するアクション、およびオブジェクトのライフサイクル終了時の削除を定義します。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/trustedadvisor/) 
+  [Amazon Data Lifecycle Manager](https://docs.aws.amazon.com/dlm/?icmpid=docs_homepage_mgmtgov) 
+  [Amazon S3 バケットにライフサイクル設定を設定する方法](https://docs.aws.amazon.com/AmazonS3/latest/userguide/how-to-set-lifecycle-configuration-intro.html) 

 **関連動画:** 
+  [Automate Amazon EBS Snapshots with Amazon Data Lifecycle Manager](https://www.youtube.com/watch?v=RJpEjnVSdi4) (DLM を使用して EBS スナップショットを自動化する) 
+  [Empty an Amazon S3 bucket using a lifecycle configuration rule](https://www.youtube.com/watch?v=JfK9vamen9I) (ライフサイクル設定ルールを使用して Amazon S3 バケットを空にする) 

 **関連する例:** 
+  [Empty an Amazon S3 bucket using a lifecycle configuration rule](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/s3-empty-bucket-lifecycle-rule/) (ライフサイクル設定ルールを使用して Amazon S3 バケットを空にする) 
+  [Well-Architected Lab: Decommission resources automatically (Level 100)](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_goals_and_targets/4_decommission_resources/) (Well-Architected ラボ: 自動的にリソースを削除する (レベル 100)) 

# 費用対効果の高いリソース
<a name="a-cost-effective-resources"></a>

**Topics**
+ [COST 5 サービスを選択する際、どのようにコストを評価すればよいですか?](cost-05.md)
+ [COST 6 リソースタイプ、リソースサイズ、およびリソース数を選択する際、コスト目標を達成するにはどうすればよいですか?](cost-06.md)
+ [COST 7 コスト削減のために、どのように料金モデルを使用すればよいですか?](cost-07.md)
+ [COST 8 データ転送料金はどのように計画すればよいですか？](cost-08.md)

# COST 5 サービスを選択する際、どのようにコストを評価すればよいですか?
<a name="cost-05"></a>

Amazon EC2、Amazon EBS、Amazon S3 は、いわば AWS のビルディングブロック的なサービスです。Amazon RDS や Amazon DynamoDB などのマネージドサービスは 、より高レベル、つまりアプリケーションレベルの AWS のサービスです。基盤となるサービスやマネージドサービスを適切に選択することで、このワークロードのコストを最適化できます。例えば、マネージドサービスを使用することで、管理や運用によって発生するオーバーヘッドを削減またはゼロにでき、アプリケーション開発やビジネス上の他の活動に注力できるようになります。

**Topics**
+ [COST05-BP01 組織のコスト要件を特定する](cost_select_service_requirements.md)
+ [COST05-BP02 このワークロードのすべてのコンポーネントを分析する](cost_select_service_analyze_all.md)
+ [COST05-BP03 各コンポーネントの詳細な分析を実行する](cost_select_service_thorough_analysis.md)
+ [COST05-BP04 コスト効率の高いライセンスを提供するソフトウェアを選択する](cost_select_service_licensing.md)
+ [COST05-BP04 組織の優先順位に従ってコストが最適化されるようにこのワークロードのコンポーネントを選択する](cost_select_service_select_for_cost.md)
+ [COST05-BP06 異なる使用量について経時的なコスト分析を実行する](cost_select_service_analyze_over_time.md)

# COST05-BP01 組織のコスト要件を特定する
<a name="cost_select_service_requirements"></a>

 チームメンバーと協力して、コストの最適化とこのワークロードのその他の柱とのバランス (パフォーマンスや信頼性など) を定義します。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードのサービスを選択する場合は、組織の優先順位を理解することが重要です。パフォーマンスや信頼性などの Well-Architected の柱と、コストとのバランスが取れているようにします。十分にコスト最適化されたワークロードとは組織の要件に最も適合するソリューションであって、必ずしも最低コストのソリューションとは限りません。組織内のすべてのチームと会合し、製品、ビジネス、技術、財務などの情報を収集します。

**実装手順**
+ ** 組織のコスト要件を特定する: **製品管理、アプリケーション所有者、開発および運用チーム、管理、財務ロールのメンバーなど、組織のチームメンバーとミーティングを行います。このワークロードとそのコンポーネントに対して Well-Architected の柱に優先順位を付けると、柱が順番に表示されたリストが出力されます。また、それぞれに重み付けを追加することもできます。これにより、柱がどの程度余分に重点化されているか、2 つの柱間の重点度がどの程度類似しているかを示すことができます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST05-BP02 このワークロードのすべてのコンポーネントを分析する
<a name="cost_select_service_analyze_all"></a>

 現在のサイズやコストに関係なく、すべてのワークロードが分析されることを確認します。見直しを行う際には、現在のコストや予想コストなどの潜在的利益を織り込む必要があります。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードのすべてのコンポーネントについて詳細な分析を実行します。分析コストと、そのライフサイクルで可能と考えられるワークロードの節減額のバランスを取るようにします。コンポーネントの現在の影響、および将来的に与えると考えられる影響を洗い出す必要があります。例えば、提案されたリソースのコストが月額 10 ドルで、予測負荷が月額 15 ドルを超えない場合に、コストを 50% (月額 5 ドル) 削減するために 1 日分の労力を費やすようでは、システムの寿命全体にわたって得られると考えられる利益を超えることになるかもしれません。データに基づくより高速でより効率的な予測を使用すると、このコンポーネントの全体的な成果を最善のものにできます。

ワークロードは時間の経過とともに変化する可能性があり、ワークロードのアーキテクチャや使用方法が変化すると、適切だったサービスの組み合わせが最適ではなくなってしまうことがあります。サービスの選択に関する分析には、現在および将来のワークロードの状態と使用量レベルが組み込まれる必要があります。将来のワークロードの状態や使用量に合わせてサービスを運用すると、今後の変更に必要な労力を軽減または削除できることになり、全体的なコストを削減できます。

[AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) および [AWS Cost and Usage Report](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-and-usage-reporting/) (CUR) では、PoC (概念実証) または実行中の環境のコストを分析できます。また、 [AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/) を使用して、ワークロードのコストを見積もることもできます。

**実装手順**
+  **ワークロードコンポーネントをリスト化する: **すべてのワークロードコンポーネントのリストを作成します。これは、各コンポーネントが分析されたことを確認するための検証として使用されます。費やされる労力は、組織の優先順位によって定義されたワークロードの重要性を反映している必要があります。リソースをグループ化すると、機能的に効率が向上します (例えば、複数のデータベースがある場合は本番データベースストレージ)。
+  **コンポーネントリストに優先順位を付ける:** コンポーネントリストを取得して、労力をかける順で優先順位を付けます。これは通常、コンポーネントのコストが最も高価なものから最も安価なものへ、または組織の優先順位で定義されている重要度の順に並べられます。
+ ** 分析を実行する:** リストの各コンポーネントについて、使用可能なオプションとサービスを確認し、組織の優先順位に最適なオプションを選択します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/) 
+  [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST05-BP03 各コンポーネントの詳細な分析を実行する
<a name="cost_select_service_thorough_analysis"></a>

 各コンポーネントの、組織にかかる全体的なコストを調べます。運用および管理のコスト、特にクラウドプロバイダーが提供するマネージドサービスを使用するコストを考慮して、総保有コストを計算します。レビューを行う際には、潜在的利益 (分析に費やされた時間がコンポーネントのコストに比例しているなど) を織り込む必要があります。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 時間短縮を検討して、チームが技術的な負債の返済、イノベーション、付加価値機能、ビジネスの差別化要素の構築に集中できるようにします。例えば、データベースをできるだけ迅速にオンプレミス環境からクラウドにリフトアンドシフト (リホストともいいます) して、後で最適化する必要がある場合です。AWS でマネージドサービスを利用して、ライセンスコストの排除または削減を模索することには、時間をかけるだけの価値があります。AWS のマネージドサービスによって、OS のパッチ適用やアップグレードなど、サービス維持に伴う運用上および管理上の負担が軽減されるため、イノベーションとビジネスに集中できます。 

 マネージドサービスはクラウド規模で運用されるため、トランザクションまたはサービス単位でコストを削減できます。アプリケーションのコアアーキテクチャを変更せずに、具体的なメリットを生み出すための潜在的最適化作業を行うことができます。例えば、[Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)](https://aws.amazon.com/rds/) などの database-as-a-service プラットフォームに移行するか、[AWS Elastic Beanstalk](https://aws.amazon.com/elasticbeanstalk/) などのフルマネージド型のプラットフォームにアプリケーションを移行することで、データベースインスタンスの管理に費やす時間を削減できます。 

通常、マネージドサービスは、十分なキャパシティを確保するために設定できる属性を備えています。この属性を設定およびモニタリングして、余剰キャパシティーを最小限に抑え、パフォーマンスを最大化する必要があります。AWS マネジメントコンソール や AWS API および SDK を使用して AWS Managed Services の属性を変更し、需要の変化に合わせてリソースのニーズを調整できます。例えば、Amazon EMR クラスターまたは Amazon Redshift クラスターのノード数を増減して、規模をスケールアウトまたはスケールインできます。

また、AWS リソースの複数のインスタンスを圧縮して、高密度に使用することもできます。例えば、単一の Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) データベースインスタンスで、複数の小さなデータベースをプロビジョニングできます。使用量が増えたら、スナップショットや復元プロセスを使用して、そのデータベースの 1 つを専用 Amazon RDS データベースインスタンスに移行できます。

マネージドサービスでワークロードをプロビジョニングする際は、サービスキャパシティーの調整要件を理解する必要があります。主な要件としては、時間、労力、通常のワークロードオペレーションへの影響などが一般には考えられます。プロビジョニングされたリソースでは変更が発生するまでの時間が許容され、このために必要なオーバーヘッドをプロビジョニングする必要があります。サービス変更に必要な継続的労力は、システムに統合する API と SDK やAmazon CloudWatchなどのモニタリングツールを使用することで、実質ゼロまで減らすことができます。

[Amazon RDS](https://aws.amazon.com/rds/)、[Amazon Redshift](https://aws.amazon.com/redshift/)、[Amazon ElastiCache](https://aws.amazon.com/elasticache/) は、マネージドデータベースサービスを提供します。[Amazon Athena](https://aws.amazon.com/athena/)、[Amazon EMR](https://aws.amazon.com/emr/)、[Amazon OpenSearch Service](https://aws.amazon.com/opensearch-service/) はマネージド分析サービスを提供します。

[AMS](https://aws.amazon.com/managed-services/) は、エンタープライズのお客様やパートナーに代わって AWS インフラストラクチャを運用するサービスです。コンプライアンスに準拠したセキュアな環境で、ワークロードをデプロイできます。AMS では、エンタープライズクラウド運用モデルとオートメーションを使用して、組織の要件を満たし、クラウド移行を高速化し、継続的な管理コストを削減できます。

**実装手順**
+ **詳細な分析を実行する: **コンポーネントリストを使用して、各コンポーネントを優先度が高いものから処理します。優先度がより高く、より多くのコストがかかるコンポーネントについては、追加の分析を実行し、利用可能なすべてのオプションとその長期的な影響を評価します。優先度の低いコンポーネントの場合、使用状況の変化によってコンポーネントの優先度が変更するかどうかを評価し、かける労力の適切性の分析を実行します。
+  **管理されているリソースと管理されていないリソースを比較する:** 自社で管理するリソースの運用コストを考え、それを AWS が管理するリソースと比較します。例えば、Amazon EC2 インスタンスで実行しているデータベースをレビューし、Amazon RDS (AWS マネージドサービス) というオプションと比較します。または、Amazon EMR と、Amazon EC2 で Apache Spark を実行する場合を比較します。セルフマネージドワークロードから AWS のフルマネージドワークロードに移行する際は、オプションを慎重に研究してください。最も重要な 3 つの考慮事項は、使用する[マネージドサービスの種類](https://aws.amazon.com/products/?&aws-products-all.q=managed)、[データ移行](https://aws.amazon.com/big-data/datalakes-and-analytics/migrations/)に使用するプロセス、[AWS 責任共有モデルの理解](https://aws.amazon.com/compliance/shared-responsibility-model/)です。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [AWS クラウド 製品](https://aws.amazon.com/products/) 
+ [AWS 責任共有モデル](https://aws.amazon.com/compliance/shared-responsibility-model/)

 **関連動画:** 
+ [ Why move to a managed database?](https://www.youtube.com/watch?v=VRFdc-MVa4I) (マネージドデータベースに移行する理由)
+ [ What is Amazon EMR and how can I use it for processing data?](https://www.youtube.com/watch?v=jylp2atrZjc) (EMR の概要とこれを使用したデータの処理方法)

 **関連する例:** 
+ [ Why move to a managed database?](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/move-to-managed/why-move-to-a-managed-database/) (マネージドデータベースに移行する理由)
+ [ Consolidate data from identical SQL Server databases into a single Amazon RDS for SQL Server database using AWS DMS](https://aws.amazon.com/blogs/database/consolidate-data-from-identical-sql-server-databases-into-a-single-amazon-rds-for-sql-server-database-using-aws-dms/) (AWS を使用してさまざまな SQL サーバーデータベースから単一の Amazon RDS for SQL Server データベースにデータを統一する)
+ [ Deliver data at scale to Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) ](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/deliver-data-at-scale-to-amazon-msk-with-iot-core/?ref=gsrchandson) (Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) に大規模にデータを配信する)
+ [ Migrate an ASP.NET web application to AWS Elastic Beanstalk](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/migrate-aspnet-web-application-elastic-beanstalk/?ref=gsrchandson&id=itprohandson) (ASP.NET ウェブアプリケーションを AWS Elastic Beanstalk に移行する)

# COST05-BP04 コスト効率の高いライセンスを提供するソフトウェアを選択する
<a name="cost_select_service_licensing"></a>

 オープンソースソフトウェアは、ワークロードに多大なコストをもたらすソフトウェアライセンスコストを排除することができます。ライセンスされたソフトウェアが必要な場合は、CPU などの任意の属性に結びついたライセンスは避け、出力または結果に結びついたライセンスを探します。これらのライセンスのコストは、提供するメリットに応じてより密にスケールされます。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ソフトウェアライセンスのコストは、オープンソースソフトウェアを使用することで削減できます。オープンソースソフトウェアへの変更は、ワークロードサイズが拡大するにつれ、ワークロードコストに大きな影響を与える可能性があります。ライセンスを取得したソフトウェアの利点を総コストと比較して測定し、ワークロードを最適化します。ライセンス変更とその変更がワークロードコストに与える影響をモデリングします。あるベンダーがデータベースライセンスのコストを変更したなら、それがワークロードの全体的な効率にどのような影響を与えるかを調査します。ベンダーの過去の価格アナウンスを検討して、ベンダー製品全体のライセンス変更の傾向を検討してください。ライセンスコストは、ハードウェアごとにスケールするライセンス (CPU バウンドライセンス) など、スループットや使用量とは関係なくスケールされる場合があります。こうしたライセンスは、それに伴う成果が見られないままコストが急増する可能性があるため、避けてください。

**実装手順**
+ ** ライセンスオプションを分析する: **利用可能なソフトウェアのライセンス条項を確認します。必要な機能を備えたオープンソースのバージョンを探し、ライセンスされたソフトウェアの利点がコストを上回っているかどうかを確認します。有利な条件は、それが提供するメリットに照らして、コストを正当化します。
+ ** ソフトウェアプロバイダーを分析する: **ベンダーからの料金またはライセンスの変更履歴を確認します。特定のベンダーのハードウェアまたはプラットフォームで実行することについての懲罰的な条件など、結果に見合わない変更を調べます。また、監査の実行方法や課される可能性のある罰則についても確認します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 

# COST05-BP04 組織の優先順位に従ってコストが最適化されるようにこのワークロードのコンポーネントを選択する
<a name="cost_select_service_select_for_cost"></a>

ワークロードのすべてのコンポーネントを選択したときのコストを考慮します。これには、アプリケーションレベルのサービスとマネージドサービス、またはサーバーレス、コンテナ、イベント駆動型アーキテクチャを使用して、全体のコストを削減することが含まれます。オープンソースソフトウェアやライセンス料金がかからないソフトウェア、または代替品を使用して、ライセンスコストを最小限に抑えます。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 すべてのコンポーネントを選択する際は、サービスのコストとオプションを考慮します。これには、[Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)](https://aws.amazon.com/rds/)、[Amazon DynamoDB](https://aws.amazon.com/dynamodb/)、[Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)](https://aws.amazon.com/sns/)、[Amazon Simple Email Service (Amazon SES)](https://aws.amazon.com/ses/) などのアプリケーションレベルのサービスとマネージドサービス使用して、組織の全体的なコストを削減することが含まれます。コンピューティングには [AWS Lambda](https://aws.amazon.com/lambda/) などのサーバーレスやコンテナを使用し、静的ウェブサイトには [Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)](https://aws.amazon.com/s3/) を使用します。可能であればアプリケーションをコンテナ化し、[Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS)](https://aws.amazon.com/ecs/) や [Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS)](https://aws.amazon.com/eks/) などの AWS マネージドコンテナサービスを使用します。オープンソースソフトウェア、またはライセンス料金のないソフトウェア (コンピューティングワークロード用の Amazon Linux、データベースを Amazon Aurora に移行するなど) を使用して、ライセンスコストを最小限に抑えます。 

[AWS Lambda](https://aws.amazon.com/lambda/)、[Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS)](https://aws.amazon.com/sqs/)、[Amazon SNS](https://docs.aws.amazon.com/sns/?id=docs_gateway)、[Amazon SES](https://docs.aws.amazon.com/ses/?id=docs_gateway) などのサーバーレスまたはアプリケーションレベルのサービスを使用できます。これらのサービスではリソースを管理する必要がなく、コード実行、キューサービス、メッセージ配信の機能を利用できます。もう 1 つの利点は、使用量に応じてパフォーマンスとコストをスケールインするため、コスト配分とコストの帰属が効率的になることです。

 サーバーレスサービスでは、[イベント駆動型アーキテクチャ (EDA)](https://aws.amazon.com/what-is/eda/) を使用することもできます。イベント駆動型アーキテクチャはプッシュベースであるため、イベントはルーターで発生してもオンデマンドで取得されます。この方法では、イベントをチェックするために定期的にポーリングする費用が発生しません。つまり、ネットワーク帯域幅の消費を抑え、CPU 使用率は低く、アイドルなフリートキャパシティは少なくなり、SSL/TLS ハンドシェイクも減ります。 

サーバーレスの詳細については、[Well-Architected Serverless Application Lens (Well-Architected サーバーレスアプリケーションレンズ) ホワイトペーパー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/serverless-applications-lens/welcome.html)を参照してください。

**実装手順**
+ **各サービスを選択してコストを最適化する: **優先順位リストと分析を使用して、組織の優先順位に最も合致する各オプションを選択します。需要に合わせてキャパシティーを増やすのではなく、より低いコストでより優れたパフォーマンスを得られる可能性がある他のオプションを検討します。例えば、AWS 上のデータベースに対する予想されるトラフィックをレビューし、インスタンスサイズを増やすか、Amazon ElastiCache サービス (Redis または Memcached) を使用してデータベースにキャッシュメカニズムを提供するかを検討します。
+  **イベント駆動型アーキテクチャを評価する:** サーバーレスアーキテクチャを使用すると、分散マイクロサービスベースのアプリケーション向けにイベント駆動型アーキテクチャを構築することもできます。これを利用すると、スケーラブルで回復性が高く、迅速かつコスト効果の高いソリューションを構築できます。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+ [AWS サーバーレス](https://aws.amazon.com/serverless/)
+ [EDA とは](https://aws.amazon.com/what-is/eda/)
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 
+ [ Amazon ElastiCache (Redis OSS) ](https://aws.amazon.com/elasticache/redis/)

 **関連する例:** 
+ [ Getting started with event-driven architecture ](https://aws.amazon.com/blogs/compute/getting-started-with-event-driven-architecture/)(イベント駆動型アーキテクチャで開始する)
+ [イベント駆動型アーキテクチャとは](https://aws.amazon.com/event-driven-architecture/)
+ [ How Statsig runs 100x more cost-effectively using Amazon ElastiCache (Redis OSS)](https://aws.amazon.com/blogs/database/how-statsig-runs-100x-more-cost-effectively-using-amazon-elasticache-for-redis/) (Amazon ElastiCache for Redis を使用して Statsig をコスト効果が 100 倍高い方法で実行するには)
+ [AWS Lambda 関数を使用するためのベストプラクティス](https://docs.aws.amazon.com/lambda/latest/dg/best-practices.html)

# COST05-BP06 異なる使用量について経時的なコスト分析を実行する
<a name="cost_select_service_analyze_over_time"></a>

 ワークロードは時間の経過とともに変化することがあります。それぞれのサービスまたは機能のコスト効率は、使用レベルによって異なります。各コンポーネントについて予想使用量に基づく経時的な分析を実行することで、ワークロードのコスト効率性がそのライフタイム全体にわたって維持されます。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

AWS で新しいサービスや機能がリリースされると、ワークロードに最適なサービスが変化する可能性があります。求められる労力は、潜在的な利点が反映されたものである必要があります。ワークロードレビューの頻度は、組織の要件によって異なります。ワークロードにかなりのコストがかかっている場合、新しいサービスの運用が早いほどコスト削減が最大になるため、レビュー頻度が高い方が有利です。レビューのトリガーとしては、使用パターンの変化も挙げられます。使用量が大幅に変化した場合は、別のサービスを使った方がよい場合もあります。

 データを AWS クラウドに移動する必要がある場合、AWS が提供するバリエーション豊かな製品やパートナーツールを選択して、データセットを移行できます。データセットは、ファイル、データベース、マシンイメージ、ブロックボリューム、あるいはテープバックアップであっても構いません。例えば、大量のデータを AWS に対して入出力する場合や、エッジでデータを処理する場合、AWS の目的別デバイスのいずれかを使用して、コスト効果が高い方法でペタバイト規模のデータをオフラインで移動できます。別の例としては、より速いデータ転送速度が必要な場合、VPN よりも、ビジネスに必要な安定した接続性能を提供する直接接続サービスの方が安価な場合があります。 

 さまざまな使用状況において繰り返したコスト分析を基にして、スケーリングアクティビティをレビューします。結果を分析して、複数のインスタンスタイプと購入オプションを使用したインスタンスの追加に合わせてスケーリングポリシーを調整できるかを確認します。設定をレビューして、最小限を削減してもユーザーリクエストを処理できる (ただしより小さなフリートサイズで) かを確認し、予想される高需要を満たすためにリソースを追加します。 

 組織の関係者と話し合って、さまざまな使用状況について繰り返しコスト分析を実行し、[AWS Cost Explorer](https://docs.aws.amazon.com/cost-management/latest/userguide/ce-forecast.html) の予測機能を使用して、サービス変更によって発生する可能性のある影響を予測します。AWS Budgets、CloudWatch 請求アラーム、AWS Cost Anomaly Detection を使用して使用状況レベルのトリガーをモニタリングし、最もコスト効果が高いサービスをなるべく迅速に特定して実装します。 

**実装手順**
+ **予測された使用パターンを定義する: **マーケティングや製品所有者などの組織と協力して、ワークロードに対して期待および予測される使用パターンを文書化します。これまでと今後両方のコストと使用量の増加についてビジネス上の関係者と話し合い、増加がビジネス要件に沿ったものであることを確認します。自社の AWS リソースを使用するユーザーが増える日、週、月を特定します。そのタイミングで既存のリソースのキャパシティを増やすか追加サービスを導入して、コストを削減しパフォーマンスを向上させる必要があります。
+ **予測された使用量に基づくコスト分析を実行する:** 定義された使用パターンを使用して、これらの各ポイントで分析を実行します。分析作業は、潜在的な結果を反映する必要があります。例えば、使用量の変化が大きい場合は、コストと変化を確認するために詳細な分析を実行する必要があります。つまり、コストが増えていれば、ビジネスにおける使用量も同様に増えているはずです。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS 総保有コスト (TCO) 計算ツール](https://aws.amazon.com/tco-calculator/) 
+  [Amazon S3 ストレージクラス](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/) 
+  [クラウド製品](https://aws.amazon.com/products/) 
+ [ Amazon EC2 Auto Scaling ](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/what-is-amazon-ec2-auto-scaling.html)
+ [ クラウドデータの移行 ](https://aws.amazon.com/cloud-data-migration/)
+ [AWS Snow Family](https://aws.amazon.com/snow/)

 **関連動画:** 
+ [AWS OpsHub for Snow Family](https://www.youtube.com/watch?v=0Q7s7JiBCf0)

# COST 6 リソースタイプ、リソースサイズ、およびリソース数を選択する際、コスト目標を達成するにはどうすればよいですか?
<a name="cost-06"></a>

対象タスクについて適切なリソースサイズおよびリソース数を選択していることを確認します。最もコスト効率の高いタイプ、サイズ、数を選択することで、無駄を最小限に抑えます。

**Topics**
+ [COST06-BP01 コストモデリングを実行する](cost_type_size_number_resources_cost_modeling.md)
+ [COST06-BP02 データに基づいてリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する](cost_type_size_number_resources_data.md)
+ [COST06-BP03 メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する](cost_type_size_number_resources_metrics.md)

# COST06-BP01 コストモデリングを実行する
<a name="cost_type_size_number_resources_cost_modeling"></a>

組織の要件 (ビジネスニーズや既存のコミットメントなど) を特定して、ワークロードとその各コンポーネントのコストモデリング (全体コスト) を実行します。さまざまな予測負荷におけるワークロードのベンチマークアクティビティを実行し、コストを比較します。モデリングの際には、潜在的な利点を織り込む必要があります。例えば、費やされた時間がコンポーネントのコストに比例しているなどです。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 ワークロードと各コンポーネントのコストモデリングを実行してリソース間のバランスを把握し、特定のパフォーマンスレベルに応じてワークロード内の各リソースの適切なサイズを見つけます。コストの考慮事項を理解すると、計画されたワークロードのデプロイにおける価値実現の成果評価時に、組織のビジネスケースや意思決定プロセスがわかります。 

 さまざまな予測負荷におけるワークロードのベンチマークアクティビティを実行し、コストを比較します。モデリングの際には、費やした時間がコンポーネントのコストまたは予想される削減額に比例しているといった潜在的な利点を織り込む必要があります。このプロセスのベストプラクティスについては、[AWS Well-Architected フレームワークのパフォーマンス効率の柱に関するレビューセクション](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/performance-efficiency-pillar/review.html)を参照してください。 

 例えば、コンピューティングリソースからなるワークロードのコストモデリングを作成する場合、[AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) がワークロード実行におけるコストのモデリングに役立ちます。使用履歴に基づき、コンピューティングリソースの正しいサイズ設定に関するレコメンデーションを提供します。CloudWatch エージェントが Amazon EC2 インスタンスにデプロイされていることを確認し、AWS Compute Optimizer 内でより正確な推奨事項を得ることができるメモリメトリクスを収集します。リスクレベルに応じて複数のレコメンデーションを作成できる機械学習が使われている無料サービスであるため、コンピューティングリソースにとって理想的なデータソースです。 

 他のサービスやワークロードコンポーネントのサイズを適正化するために、カスタムログをデータソースとして使用できる[サービスが複数](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-right-sizing/identifying-opportunities-to-right-size.html)あります。例えば、[AWS Trusted Advisor](https://aws.amazon.com/premiumsupport/technology/trusted-advisor/)、[Amazon CloudWatch](https://aws.amazon.com/cloudwatch/)、[Amazon CloudWatch Logs](https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/logs/WhatIsCloudWatchLogs.html) などです。AWS Trusted Advisor はリソースをチェックして使用率が低いリソースにフラグを立てるため、リソースのサイズを適正化しコストモデリングを作成するのに役立ちます。 

 コストモデリングのデータとメトリクスに関する推奨事項は以下の通りです。 
+  モニタリングはユーザーエクスペリエンスを正確に反映する必要があります。対象期間に適切な間隔を選択して、平均の変わりに最大値や 99 パーセンタイル値をじっくり見極めます。 
+  すべてのワークロードのサイクルをカバーするために必要な分析期間の適切な間隔を選択します。たとえば、分析を 2 週間間隔で実行する場合、1 か月サイクルで使用率が高くても見逃す場合があり、過小プロビジョニングにつながる可能性があります。 
+  既存のコミットメント、他のワークロード用に選択された料金モデル、イノベーションを迅速化しコアビジネスバリューに集中する能力を考慮し、計画されたワークロードに対して適切な AWS サービスを選択します。 

**実装手順**
+ **リソースのコストモデリングを実行する:** ワークロードまたは概念実証を、テストする特定のリソースタイプとサイズを持つ別のアカウントにデプロイします。テストデータを使用してワークロードを実行し、出力結果のほか、テスト実行時のコストデータを記録します。その後、ワークロードを再デプロイするか、リソースタイプとサイズを変更して、テストをもう一度実行します。コストモデリングの際には、これらのリソースで使用する可能性のある製品のライセンス料と、これらのリソースをデプロイおよび管理する推定運用 (作業またはエンジニア) コストを含めます。一定期間 (時間単位、日次、月次、年次、三年次) のコストモデリングを考慮します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+ [ Identifying Opportunities to Right Size ](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-right-sizing/identifying-opportunities-to-right-size.html)(サイズ適正化の機会を特定する)
+  [Amazon CloudWatch の機能](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [コスト最適化: Amazon EC2 サイズの適正化](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ce-rightsizing.html) 
+  [AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) 
+ [AWS 料金見積りツール](https://calculator.aws/#/)

 **関連する例:** 
+ [ Perform a Data-Driven Cost Modelling ](https://aws.amazon.com/blogs/mt/how-to-use-aws-well-architected-with-aws-trusted-advisor-to-achieve-data-driven-cost-optimization/)(データ駆動型のコストモデリングを実行する)
+ [計画した AWS リソース設定のコストを見積もる](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/estimating-aws-resource-costs/)
+ [適切な AWS ツールの選択](https://www.learnaws.org/2019/09/27/choose-right-aws-tools/)

# COST06-BP02 データに基づいてリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する
<a name="cost_type_size_number_resources_data"></a>

ワークロードとリソースの特性に関するデータに基づいて、リソースのサイズやタイプを選択します。例えば、コンピューティング、メモリ、スループット、書き込み頻度などです。この選択は通常、以前の (オンプレミス) バージョンのワークロード、ドキュメント、ワークロードに関する他の情報ソースを用いて行います。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードとリソースの特性 (例えば、コンピューティング、メモリ、スループット、書き込み頻度) に基づいて、リソースのサイズやタイプを選択します。この選択は通常、コストモデリング、以前のバージョンのワークロード (オンプレミスバージョンなど)、ドキュメント、ワークロードに関する他の情報ソース (ホワイトペーパー、公開ソリューション) を用いて行います。

**実装手順**
+ **データに基づいてリソースを選択する:** コストモデリングデータを使用して、予想されるワークロードの使用レベルを選択し、指定したリソースタイプとサイズを選択します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [Amazon CloudWatch の特徴](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [EC2 Right Sizing によるコスト最適化](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ce-rightsizing.html) 

# COST06-BP03 メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプ、リソースサイズ、リソース数を選択する
<a name="cost_type_size_number_resources_metrics"></a>

現在実行しているワークロードからのメトリクスを用いて、コストを最適化する適切なサイズやタイプを選択します。コンピューティング、ストレージ、データ、ネットワーキングなどのサービスに対して、適切なスループット、サイジング、ストレージのプロビジョニングを行います。これは、自動スケーリングなどのフィードバックループまたはワークロードのカスタムコードで行うことができます。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロード内に、実行中のワークロードのアクティブなメトリクスを使用してそのワークロードを変更するフィードバックループを作成します。[AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) などのマネージドサービスを使用して、適切なサイジング操作を実行できます。AWS では、[API や SDK](https://aws.amazon.com/developer/tools/) のほか、最小限の労力でリソースを変更するための機能も提供しています。Amazon EC2 インスタンスの停止と起動のワークロードをプログラムして、インスタンスサイズやインスタンスタイプを変更できます。これにより、適切なサイジングによる利点が得られるだけでなく、変更に必要なほぼすべての運用コストを削減することもできます。

AWS サービスの中には、[Amazon Simple Storage Service Intelligent-Tiering](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2018/11/s3-intelligent-tiering/) のように、タイプやサイズを自動的に選択する機能が組み込まれているものがあります。Amazon S3 Intelligent-Tiering では、使用パターンに基づいて、高頻度アクセスと低頻度アクセスの 2 つのアクセスティア間でデータが自動的に移動します。

**実装手順**
+ **ワークロードのメトリクスを設定して可観測性を高める:** ワークロードの主要なメトリクスを取得します。これらのメトリクスは、ワークロード出力などのカスタマーエクスペリエンスに関する示唆を提供し、CPU やメモリの使用状況などのリソースのタイプとサイズの違いに合わせて調整されます。コンピューティングリソースの場合、パフォーマンスデータを分析して Amazon EC2 インスタンスのサイズを適切に設定します。アイドル状態のインスタンスと利用率の低いインスタンスを特定します。注目すべき重要なメトリクスは、CPU 使用率とメモリ使用率です (たとえば、[AWS Compute Optimizer およびメモリ使用率の有効化による適切なサイジング](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_aws_resource_optimization/5_ec2_computer_opt/)で説明したように、90% の時間で 40% の CPU 使用率)。4 週間の最大 CPU 使用率およびメモリ使用率が 40％未満のインスタンスを特定します。これらのインスタンスは、コスト削減のために適切なサイズを設定する必要があります。Amazon S3 などのストレージリソースについては、[Amazon S3 ストレージレンズ](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/amazon-s3-storage-lens/)を使用することで、バケットレベルでさまざまなカテゴリの 28 のメトリクスを確認でき、デフォルトで 14 日間の履歴データをダッシュボードで確認することが可能です。Amazon S3 ストレージレンズのダッシュボードは、要約、コスト最適化、またはイベントごとにフィルタリングして特定のメトリクスを分析できます。 
+ **適切なサイジングのレコメンデーションを表示する:**AWS Compute Optimizer の適切なサイジングのレコメンデーションとコスト管理コンソールの Amazon EC2 の適切なサイジングツールを使用するか、リソースの適切なサイジングを行う AWS Trusted Advisor を確認してワークロードを調整します。さまざまなリソースの適切なサイジングを行う場合、[適切なツール](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-right-sizing/identifying-opportunities-to-right-size.html)を使用し、Amazon EC2 インスタンス、AWS ストレージクラス、または Amazon RDS インスタンスタイプのいずれであっても、[適切なサイジングのガイドライン](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-right-sizing/identifying-opportunities-to-right-size.html)に従うことが重要です。ストレージリソースには、Amazon S3 ストレージレンズを使用できます。これにより、オブジェクトストレージの使用状況、アクティビティの傾向を可視化し、コストを最適化してデータ保護のベストプラクティスを適用するための実用的な推奨事項を作成できます。[Amazon S3](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/amazon-s3-storage-lens/) ストレージレンズが組織全体のメトリクスの分析から得た状況に応じた推奨事項を使用して、ストレージを最適化するための手順をすぐに実行できます。 
+ **メトリクスに基づいて自動的にリソースタイプとサイズを選択する:** ワークロードメトリクスを使用して、ワークロードリソースを手動または自動で選択します。コンピューティングリソースの場合、AWS Auto Scaling を設定したり、アプリケーション内でコードを実装したりすると、頻繁な変更が要求される場合に必要となる労力を減らすことができるほか、手動プロセスより早く変更を実装できる可能性もあります。1 つの Auto Scaling グループ内でオンデマンドインスタンスとスポットインスタンスのフリートを起動し、自動的にスケールできます。スポットインスタンスの利用による割引に加え、リザーブドインスタンスや Savings Plans を利用して、通常のオンデマンドインスタンスの価格から割引を受けることができます。これらの要素をすべて組み合わせることで、Amazon EC2 インスタンスのコスト削減を最適化し、アプリケーションに必要なスケールとパフォーマンスを決定できます。また、[Auto Scaling グループ (ASG)](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/create-asg-instance-type-requirements.html) で[属性ベースのインスタンスタイプ選択 (ABS)](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/create-asg-instance-type-requirements.html) 戦略を使用すると、vCPU、メモリ、ストレージなどの属性セットとしてインスタンスの要件を表現できます。新しい世代のインスタンスタイプがリリースされると自動的に使用し、さらに Amazon EC2 スポットインスタンスでより広い範囲のキャパシティにアクセスできます。Amazon EC2 フリートと Amazon EC2 Auto Scaling が指定した属性に適合するインスタンスを選択して起動するため、手動でインスタンスタイプを選択する必要がなくなります。ストレージリソースには、[Amazon S3 Intelligent Tiering](https://aws.amazon.com/s3/storage-classes/intelligent-tiering/) と [Amazon EFS 低頻度アクセス](https://aws.amazon.com/efs/features/infrequent-access/)機能を利用できます。これらの機能のおかげで、データアクセスのパターンが変化しても、パフォーマンスへの影響や運用上のオーバーヘッドなしに、ストレージコストを自動的に削減するストレージクラスを自動選択できるようになります。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS の適切なサイジング](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-optimization/right-sizing/) 
+  [AWS Compute Optimizer](https://aws.amazon.com/compute-optimizer/) 
+  [Amazon CloudWatch の機能](https://aws.amazon.com/cloudwatch/features/) 
+  [CloudWatch の準備](https://docs.aws.amazon.com/Amazon/latest/monitoring/GettingSetup.html) 
+  [CloudWatch カスタムメトリクスの発行](https://docs.aws.amazon.com/Amazon/latest/monitoring/publishingMetrics.html) 
+  [Amazon EC2 Auto Scaling の開始方法](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/GettingStartedTutorial.html) 
+  [Amazon S3 ストレージレンズ](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/amazon-s3-storage-lens/) 
+  [Amazon S3 Intelligent-Tiering](https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2018/11/s3-intelligent-tiering/) 
+  [Amazon EFS 低頻度アクセス](https://aws.amazon.com/efs/features/infrequent-access/) 
+  [SDK を使用して Amazon EC2 インスタンスを起動する](https://docs.aws.amazon.com/sdk-for-net/v2/developer-guide/run-instance.html) 

 **関連動画:** 
+  [サービスの適切なサイズ設定](https://www.youtube.com/watch?v=wcp1inFS78A) 

 **関連する例:** 
+  [Amazon EC2 フリート向け Auto Scaling 用の属性ベースのインスタンスタイプの選択](https://aws.amazon.com/blogs/aws/new-attribute-based-instance-type-selection-for-ec2-auto-scaling-and-ec2-fleet/) 
+  [スケジュールされたスケーリングを使用したコストに対する Amazon Elastic Container Service の最適化](https://aws.amazon.com/blogs/containers/optimizing-amazon-elastic-container-service-for-cost-using-scheduled-scaling/) 
+  [Amazon EC2 Auto Scaling で予測スケーリング](https://aws.amazon.com/blogs/compute/introducing-native-support-for-predictive-scaling-with-amazon-ec2-auto-scaling/) 
+  [Optimize Costs and Gain Visibility into Usage with Amazon S3 Storage Lens](https://aws.amazon.com/getting-started/hands-on/amazon-s3-storage-lens/) (Amazon S3 ストレージレンズを使用してコストを最適化し、使用状況を可視化する) 
+  [Well-Architected ラボ:](https://wellarchitectedlabs.com/cost/100_labs/100_aws_resource_optimization/) 適切なサイジングのレコメンデーション (レベル 100) 
+  [Well-Architected ラボ: AWS Compute Optimizer および　メモリ使用率の有効化によるサイズ適正化 (レベル 200)](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_aws_resource_optimization/5_ec2_computer_opt/) 

# COST 7 コスト削減のために、どのように料金モデルを使用すればよいですか?
<a name="cost-07"></a>

リソースのコストを最小限に抑えるのに最も適した料金モデルを使用します。

**Topics**
+ [COST07-BP01 料金モデルの分析を実行する](cost_pricing_model_analysis.md)
+ [COST07-BP02 コストに基づいてリージョンを選択する](cost_pricing_model_region_cost.md)
+ [COST07-BP03 費用対効果の高い条件を提供するサードパーティーの契約を選択する](cost_pricing_model_third_party.md)
+ [COST07-BP04 このワークロードのすべてのコンポーネントに対して料金モデルを実装する](cost_pricing_model_implement_models.md)
+ [COST07-BP05 管理アカウントレベルで料金モデル分析を実行する](cost_pricing_model_master_analysis.md)

# COST07-BP01 料金モデルの分析を実行する
<a name="cost_pricing_model_analysis"></a>

ワークロードの各コンポーネントを分析します。コンポーネントとリソースが長期間実行されるか (コミットメント割引)、動的および短期実行 (スポットまたはオンデマンド) とするかを決定します。コスト管理ツールのレコメンデーションを使用して、ワークロードに対して分析を行います。これらのレコメンデーションにはビジネスルールを適用して、高いリターンを実現します。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

AWS には複数の[料金モデル](https://aws.amazon.com/pricing/)があり、組織のニーズと製品に合った最も費用対効果の高い方法でリソース料金を支払うことができます。チームと協力して最適な料金モデルを決定します。可用性にもとづいて決定すると、複数のオプションを組み合わせた料金モデルになることもよくあります 

 **オンデマンドインスタンス**を利用すると、コンピューティング容量またはデータベース容量の料金を、長期コミットメントや前払い金なしで、実行するインスタンスによって 1 時間単位または秒単位 (最小 60 秒) で支払うことができます。 

 **Savings Plans** は、1 年または 3 年の期間で一定の使用量 (1 時間あたりのドルで計測) をコミットする代わりに、Amazon EC2、Lambda、AWS Fargate を低価格で使用できる柔軟な料金モデルです。 

 **スポットインスタンス**は Amazon EC2 の料金の仕組みであり、予備のコンピューティング容量を割引価格の時間単価 (オンデマンド価格の最大 90% オフ) でリクエストでき、前払い金は不要です。 

 **リザーブドインスタンス**を利用すると、容量に対して前払いすることで、最大 75% の割引を受けることができます。詳細については、[予約を利用したコストの最適化](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/how-aws-pricing-works/aws-cost-optimization.html)を参照してください。 

 本稼働、品質、開発の各環境に関連するリソースに、Savings Plans を含めることもできます。あるいは、サンドボックスリソースは必要なときにのみ稼働するため、そういう環境のリソースにオンデマンドモデルを選択することもできます。Amazon [スポットインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/how-aws-pricing-works/amazon-elastic-compute-cloud-amazon-ec2.html#spot-instances)を使用して Amazon EC2 のコストを削減したり、[コンピューティング Savings Plans](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/how-aws-pricing-works/amazon-elastic-compute-cloud-amazon-ec2.html#savings-plans) を使用して Amazon EC2、Fargate、Lambda のコストを削減したりします。[AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) レコメンデーションツールは、Savings Plans を利用したコミットメント割引の機会を提供します。 

 過去に Amazon EC2 の[リザーブドインスタンス](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-optimization/reserved-instances/?track=costop)を購入したり、組織内で既にコスト配分を実践したりしている場合は、当面は Amazon EC2 リザーブドインスタンスを引き続き使用できます。ただし、より柔軟にコストを節約できる仕組みとして、いずれは Savings Plans を使用する戦略に則ることをお勧めします。AWS Cost Management の Savings Plans (SP) レコメンデーションを更新して、いつでも新しい Savings Plans レコメンデーションを作成できます。リザーブドインスタンス (RI) を使用して、Amazon RDS、Amazon Redshift、Amazon ElastiCache、Amazon OpenSearch Service のコストを削減します。Savings Plans とリザーブドインスタンスには、全額前払い、一部前払い、前払いなしの 3 つのオプションがあります。AWS Cost Explorer RI および SP 購入レコメンデーションで提供されたレコメンデーションを使用します。 

 スポットのワークロードを実行する機会を見つけるには、使用量全体の 1 時間ごとのビューを使用して、定期に生じる使用量や伸縮性の変化を探します。スポットインスタンスは、耐障害性と柔軟性が高いさまざまなアプリケーションに使用できます。これには、ステートレスウェブサーバー、API エンドポイント、ビッグデータアプリケーションや分析アプリケーション、コンテナ化されたワークロード、CI/CD、その他柔軟性の高いワークロードなどがあります。 

 Amazon EC2 および Amazon RDS インスタンスを、使用していないとき (就業後や週末) にオフにできるか、分析します。このアプローチによって、24 時間 365 日使用する場合と比較して 70% 以上のコスト削減になります。特定の時間にのみ使用できるようにする必要がある Amazon Redshift クラスターがある場合は、そのクラスターを一時停止して、後で再開できます。Amazon Redshift クラスターや Amazon EC2 および Amazon RDS インスタンスが停止すると、コンピューティングに対する請求が停止され、ストレージ料金のみが適用されます。 

 [オンデマンドキャパシティ予約](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/capacity-reservations-pricing-billing.html) (ODCR) は料金割引ではないことに注意してください。キャパシティ予約は、リザーブドキャパシティでインスタンスを実行しているかどうかにかかわらず、同等のオンデマンド料金で課金されます。キャパシティ予約は、実行する予定のリソースに対して十分な容量を提供する必要がある場合に、検討します。ODCR は、必要がなくなればキャンセルできるため、長期コミットメントと結びつける必要はありませんが、Savings Plans またはリザーブドインスタンスが提供する割引のメリットを受けることもできます。 

**実装手順**
+  **ワークロードの伸縮性を分析する: **Cost Explorer の時間単位の粒度またはカスタムダッシュボードを使用して、ワークロードの伸縮性を分析します。実行中のインスタンス数の定期的な変更を調べます。短期間のインスタンスはスポットインスタンスまたはスポットフリートの候補です。
  +  [Well-Architected Lab: Cost Explorer](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/Lab_Guide.html#Elasticity) (Well-Architected ラボ: コストの可視化) 
  +  [Well-Architected Lab: Cost Visualization](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_5_Cost_Visualization/README.html) (Well-Architected ラボ: コストの可視化) 
+  **既存の料金契約を見直す:** 長期にわたる必要性について、現在の契約やコミットメントを見直します。現在締結しているものと、それらのコミットメントをどの程度使用しているかを分析します。既存の契約による割引やエンタープライズ契約を活用します。[エンタープライズ契約](https://aws.amazon.com/pricing/enterprise/)では、お客様のニーズに最適になるように契約を調整するオプションがあります。長期コミットメントの場合、リザーブド料金割引、リザーブドインスタンス、特定のインスタンスタイプ、インスタンスファミリー、AWS リージョン、アベイラビリティーゾーンにおける Savings Plans を検討します。 
+ **コミットメント割引分析を実行する:** アカウントで Cost Explorer を使用して、Savings Plans とリザーブドインスタンスのレコメンデーションを確認します。必要な割引を適用し、リスクを認識した上で、正しいレコメンデーションを実装していることを確認するには、[Well-Architected ラボ](https://wellarchitectedlabs.com/cost/costeffectiveresources/)に従ってください。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+ [AWS エンタープライズ ](https://aws.amazon.com/pricing/enterprise/)

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot (最大 90% 節約し、Spot で本番環境のワークロードを稼動)](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連する例:** 
+  [Well-Architected Lab: Cost Explorer](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/100_5_Cost_Visualization/Lab_Guide.html#Elasticity) (Well-Architected ラボ: コストの可視化) 
+  [Well-Architected Lab: Cost Visualization](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_5_Cost_Visualization/README.html) (Well-Architected ラボ: コストの可視化) 
+  [Well-Architected Lab: Pricing Models](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/CostEffectiveResources.html) (Well-Architected ラボ: 料金モデル) 

# COST07-BP02 コストに基づいてリージョンを選択する
<a name="cost_pricing_model_region_cost"></a>

リソースの料金は各リージョンで異なる場合があります。リージョンによるコストの差異を特定し、レイテンシー、データレジデンシーおよびデータ主権に関する要件を満たす場合にのみ、よりコストの高いリージョンにデプロイします。リージョンコストを織り込むことで、このワークロードに対して支払う料金の合計を最低限に抑えることができます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 中 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

それらの [AWS クラウド インフラストラクチャ](https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/) はグローバルであり、 [世界中の複数の場所でホストされており](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-regions-availability-zones.html)、AWS リージョン、アベイラビリティーゾーン、Local Zones、AWS Outposts、Wavelength Zones を中心に構築されています。リージョンとは世界中の物理的な場所であり、各リージョンは、AWS が複数のアベイラビリティーゾーンを設置している地理的に離れた地域です。各リージョン内の複数の独立した場所であるアベイラビリティーゾーンは、1 つ以上の独立したデータセンターで構成されます。各データセンターは、冗長性のある電源、ネットワーク、接続を備えています。

各 AWS リージョン は現地マーケットの条件内で運用されており、土地代、回線代、電気代、税金などのコストが異なるため、リソース料金は各リージョンで異なります。世界的に最小料金で稼働できるように、ソリューションのコンポーネントまたは全体を運用する特定のリージョンを選択します。ここでは [AWS 計算ツール](https://calculator.aws/#/) を使用して、ロケーションタイプ (リージョン、Wavelength Zone、ローカルゾーン) とリージョンごとにサービスを検索し、さまざまなリージョンでワークロードのコストを見積もります。

ソリューションを設計する際、ユーザーに近いコンピューティングリソースの場所を探して、レイテンシー低下とデータ主権の強化を図ることが推奨されます。ビジネス、データプライバシー、パフォーマンス、セキュリティの要件に基づいて、地理的場所を選択します。エンドユーザーが世界中にいるアプリケーションの場合は、複数の場所を使用します。

 データプライバシー、セキュリティ、ビジネス要件に義務がない場合は、AWS のサービスの料金がより低いリージョンを使用してワークロードをデプロイします。例えば、デフォルトのリージョンが ap-southeasth-2 (シドニー) であり、他のリージョンを使用するにあたっての制約 (データプライバシー、セキュリティなど) がない場合、重要ではない (開発とテスト) Amazon EC2 インスタンスを north-east-1 (バージニア北部) リージョンにデプロイすると、コストを抑えることができます。 

![\[コンプライアンス、レイテンシー、コスト、サービスと機能を含むさまざまなリージョンを示す図。\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/region-feature-matrix.png)


 

 前述のマトリックステーブルから、他のリージョンに比べてレイテンシーが低く、サービスが利用可能で、コストが最も低いリージョンであるため、このシナリオではリージョン 4 が最適なオプションであることがわかります。 

## 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+ ** AWS リージョン の料金を確認する: **現在のリージョンのワークロードコストを分析します。サービスおよび使用タイプ別の最も高いコストから、利用可能な他のリージョンのコストを計算します。予測される費用削減効果がコンポーネントまたはワークロードの移動コストを上回っている場合は、新しいリージョンに移行します。
+  **複数のリージョンにデプロイする場合の要件を確認する:** ビジネス要件と義務 (データプライバシー、セキュリティ、パフォーマンス) を分析して、複数リージョンを使用すべきでない制約があるかどうかを確認します。単一リージョンを使用するよう制限する義務がない場合は、複数のリージョンを使用します。 
+  **必要なデータ転送を分析する:** リージョンを選択する際は、データ転送コストを考慮します。データは顧客に近く、またリソースに近いところに置いてください。データ転送が最小限でデータの流れがいい、よりコストの低い AWS リージョンを選択します。データ転送のビジネス要件によって、 [Amazon CloudFront](https://aws.amazon.com/cloudfront/)、[AWS PrivateLink](https://aws.amazon.com/privatelink/)、 [AWS Direct Connect](https://aws.amazon.com/directconnect/)、 [AWS Virtual Private Network](https://aws.amazon.com/vpn/) を使用して、ネットワークコストの削減、パフォーマンスの向上、セキュリティの強化を実現できます。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [Amazon EC2 料金](https://aws.amazon.com/ec2/pricing/) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+  [リージョン別の表](https://aws.amazon.com/about-aws/global-infrastructure/regional-product-services/) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連サンプル:** 
+ [ Overview of Data Transfer Costs for Common Architectures (一般的なアーキテクチャでのデータ転送コストの概要) ](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/overview-of-data-transfer-costs-for-common-architectures/)
+ [ Cost Considerations for Global Deployments (グローバルデプロイにおけるコストの考慮事項) ](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/cost-considerations-for-global-deployments/)
+ [ What to Consider when Selecting a Region for your Workloads (ワークロードに応じたリージョンを選択する際の注意点) ](https://aws.amazon.com/blogs/architecture/what-to-consider-when-selecting-a-region-for-your-workloads/)
+ [ Well-Architected ラボ: Restrict service usage by Region (Level 200) (リージョンごとにサービスの仕様を制限する (レベル 200)) ](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_2_cost_and_usage_governance/2_ec2_restrict_region/)

# COST07-BP03 費用対効果の高い条件を提供するサードパーティーの契約を選択する
<a name="cost_pricing_model_third_party"></a>

 コスト効率に優れた契約と条件により、これらのサービスのコストが、提供されるメリットに見合ったものとなります。組織に追加のメリットを提供するときに、それに合わせてスケーリングする契約と料金を選択します。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

クラウドでサードパーティー製のソリューションまたはサービスを利用する場合、料金構造とコスト最適化の結果を連動させることが重要です。料金は、コスト最適化の結果とサービスの価値に合わせてスケールする必要があります。この一例として、削減率を使用したソフトウェアがあります。削減率 (結果) が高くなるほど請求額も上がるというものです。請求額に合わせてスケールする契約は、特定の請求書のあらゆる部分で結果が得られない限り、ほとんどの場合コストの最適化と連動していません。例えば、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の推奨事項を提供し、請求全体のある割合が課金されるソリューションでは、メリットを提供しない他のサービスを利用すると、その分増加します。もう 1 つの例は、管理するリソースのコストの割合に応じて課金されるマネージドサービスです。インスタンスサイズを大きくすると常に管理作業が増えるわけではありませんが、請求額が高くなります。これらのサービス料金設定に、コスト最適化プログラムまたはサービス機能が含まれていることを承知のうえで効率性を向上させます。

**実装手順**
+ ** サードパーティーの契約と諸条件を分析する:** サードパーティー契約の料金を確認します。さまざまな使用レベルに対応したモデリングを行い、新しいサービスの使用や、ワークロードの増加による現在のサービスの増加など、新たなコストを考慮します。追加コストによってビジネスに必要なメリットが得られるかどうかを判断します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスの推奨事項へのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot (最大 90% 節約し、Spot で本番環境のワークロードを稼動)](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

# COST07-BP04 このワークロードのすべてのコンポーネントに対して料金モデルを実装する
<a name="cost_pricing_model_implement_models"></a>

 永続的に実行されるリソースでは、Savings Plans やリザーブドインスタンスなどのリザーブドキャパシティを利用する必要があります。短期的な使用には、スポットインスタンスまたはスポットフリートを使用するように設定します。オンデマンドインスタンスは、中断することのできない、かつリザーブドキャパシティに対して長時間稼働しない短期ワークロードに対してのみ使用されます (リソースタイプに応じて、期間の 25% から 75%)。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードコンポーネントの要件を考慮し、料金のポテンシャルモデルを理解します。コンポーネントの可用性要件を定義します。ワークロードで関数を実行する複数の独立したリソースの有無、ワークロードの継続的に必要となる要件を確認します。デフォルトのオンデマンド料金モデルと他の適用可能なモデルを使用して、リソースのコストを比較します。リソースまたはワークロードコンポーネントで変更可能なものはすべて考慮します。

**実装手順**
+  **料金モデルを実装する: **分析結果を使用して、Savings Plans (SP) やリザーブドインスタンス (RI) を購入するか、スポットインスタンスを実装します。RI を初めて購入する場合は、リストで上位 5 件または 10 件のレコメンデーションを選択し、翌月または翌々月までの結果をモニタリングして分析します。少数のコミットメント割引を定期的に購入します (例: 2 週間ごと、または 1 か月ごと)。中断可能またはステートレスなワークロードにスポットインスタンスを実装します。
+  **ワークロードレビューサイクル:** 特に料金モデルカバレッジを分析するワークロードのレビューサイクルを実装します。ワークロードが必要な範囲に達したら、2～4 週間ごと、または組織の使用状況の変化に応じて、追加のコミットメント割引を購入します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [リザーブドインスタンスの推奨事項へのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+  [EC2 フリート](https://aws.amazon.com/blogs/aws/ec2-fleet-manage-thousands-of-on-demand-and-spot-instances-with-one-request/) 
+  [リザーブドインスタンスの購入方法](https://aws.amazon.com/ec2/pricing/reserved-instances/buyer/) 
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+  [スポットインスタンス](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/using-spot-instances.html) 

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot (最大 90% 節約し、Spot で本番環境のワークロードを稼動)](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

# COST07-BP05 管理アカウントレベルで料金モデル分析を実行する
<a name="cost_pricing_model_master_analysis"></a>

請求やコスト管理ツールをチェックして、コミットメントや予約を利用した推奨される割引を確認し、管理アカウントレベルで定期的に分析を実行します。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

コストモデリングを定期的に実行すると、複数のワークロードにまたがって最適化する機会が得られます。例えば、複数のワークロードでオンデマンドインスタンスを使用している場合、集計レベルでは変更リスクが低くなり、コミットメントベースの割引を運用すると全体的なコストが低くなります。2 週間から 1 か月の定期的なサイクルで分析を実行することを推奨します。これにより、調整のための小口購入が可能になり、ワークロードやコンポーネントの変更に合わせて料金モデルの調整を続けることができます。

コミットメント割引を適用する機会を見つけるために、 [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) のレコメンデーションツールを使用して、管理アカウントでコミットメント割引を適用する機会を見つけます。管理アカウントレベルでのレコメンデーションは、リザーブドインスタンスまたは Savings Plans (SP) 割引共有が有効になっている AWS 組織内のすべてのアカウントにまたがる使用量を考慮して計算され、アカウント全体で節約を最大化できるコミットメントを推奨します。

 管理アカウントレベルでの購入は、多くの場合、最大限の節約を目指して最適化されますが、特定の連結アカウントでの利用に最初に割引を適用したい場合など、連結アカウントレベルで SP を購入することを検討する状況もあります。メンバーアカウントのレコメンデーションは個別のアカウントレベルで計算され、それぞれのアカウントごとに節約を最大化します。アカウントが RI と SP の両方のコミットメントを所有している場合、それらは次の順序で適用されます。 

 *ゾーン RI > 標準 RI > コンバーチブル RI > Instance Savings Plan > Compute Savings Plan* 

 管理アカウントレベルで SP を購入した場合、割引率の高いものから低いものに基づいて節約が適用されます。管理アカウントレベルの SP は、すべての連結アカウントを調べて、割引が最も高いところで節約が適用されます。節約が適用される場所を制限したい場合は、連結アカウント単位で Savings Plan を購入すると、そのアカウントが対象となるコンピューティングサービスを実行しているときはいつでも、割引が最初に適用されます。アカウントが対象となるコンピューティングサービスを実行していない場合、割引は同じ管理アカウントにある他の連結アカウント間で分配されます。割引共有はデフォルトでオンになっていますが、必要に応じてオフにできます。 

 一括請求ファミリーでは、Savings Plans は最初に所有者アカウントの使用に適用され、次に他のアカウントの使用に適用されます。これは、共有を有効にしている場合にのみ発生します。Savings Plans は、最も高い節約率に最初に適用されます。節約率が等しい使用量が複数ある場合は、Savings Plans のレートが最も低い最初の使用に Savings Plans が適用されます。Savings Plans は、残りの使用量がなくなるか、コミットメントが使い果たされるまで引き続き適用されます。残りの使用量はオンデマンド料金で請求されます。AWS Cost Management の Savings Plans レコメンデーションを更新して、いつでも新しい Savings Plans レコメンデーションを作成できます。 

インスタンスの柔軟性を分析すると、レコメンデーションに沿ってコミットできます。コストモデリングを作成するにあたって、さまざまなリソースオプションの可能性を含めたワークロードの短期コストを分析し、AWS 料金モデルの分析を行い、それらをビジネス要件に合わせて、総保有コストと [コスト最適化](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/how-aws-pricing-works/aws-cost-optimization.html) の機会を見出します。

## 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+ ** コミットメント割引分析を実行する: **アカウントで Cost Explorer を使用して、Savings Plans とリザーブドインスタンスのレコメンデーションを確認します。Savings Plan のレコメンデーションを理解し、月次費用の概算、月次節約額の概算を行っていることを確認します。リザーブドインスタンスまたは Savings Plans 割引共有が有効になっている AWS 組織内のすべてのアカウントにまたがる使用量を考慮して計算された管理アカウントレベルでのレコメンデーションをレビューし、アカウント全体で節約を最大化します。Well-Architected ラボに従って、必要な割引を適用し、リスクを認識したうえで、正しいレコメンデーションを実装していることを確認します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+ [AWS の料金の仕組みはどのようになっていますか? ](https://aws.amazon.com/pricing/)
+  [インスタンス購入オプション](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/instance-purchasing-options.html) 
+ [ Saving Plan Overview (Savings Plans の概要) ](https://docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-overview.html)
+ [ Saving Plan recommendations (Savings Plans のレコメンデーション) ](https://docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-recommendations.html)
+  [リザーブドインスタンスのレコメンデーションへのアクセス](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-recommendations.html) 
+ [ How Savings Plans apply to your AWS usage (AWS の使用状況に Savings Plans が適用される仕組み) ](https://docs.aws.amazon.com/savingsplans/latest/userguide/sp-applying.html)
+ [ Savings Plans with Consolidated Billing (一括請求を利用した Savings Plans) ](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/savings-plans-consolidated-billing/)
+ [ 共有リザーブドインスタンスと Savings Plans の割引の有効化 ](https://docs.aws.amazon.com/awsaccountbilling/latest/aboutv2/ri-turn-on-process.html)

 **関連動画:** 
+  [Save up to 90% and run production workloads on Spot](https://www.youtube.com/watch?v=BlNPZQh2wXs) 

 **関連サンプル:** 
+  [Well-Architected Lab: Pricing Models (Level 200) (Well-Architected ラボ: 料金モデル (レベル 200))](https://wellarchitectedlabs.com/Cost/Cost_Fundamentals/200_3_Pricing_Models/README.html) 
+ [ Well-Architected Labs: Pricing Model Analysis (Level 200) (Well-Architected ラボ: 料金モデル分析 (レベル 200)) ](https://www.wellarchitectedlabs.com/cost/200_labs/200_pricing_model_analysis/)
+ [ Savings Plans を購入する前にどのようなことを考慮すべきですか? ](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/savings-plans-considerations/)
+ [ How can I use rolling Savings Plans to reduce commitment risk> (ローリング Savings Plans を使用してコミットメントのリスクを軽減する方法) ](https://aws.amazon.com/blogs/aws-cloud-financial-management/how-can-i-use-rolling-savings-plans-to-reduce-commitment-risk/)
+ [ When to Use Spot Instances (スポットインスタンスの使用が適している場合) ](https://docs.aws.amazon.com/whitepapers/latest/cost-optimization-leveraging-ec2-spot-instances/when-to-use-spot-instances.html)

# COST 8 データ転送料金はどのように計画すればよいですか？
<a name="cost-08"></a>

データ転送料金を計画し、モニタリングすることで、これらのコストを最小化するためのアーキテクチャ上の決定を下すことができます。小規模でも効果的なアーキテクチャ変更により、長期的な運用コストを大幅に削減できる場合があります。

**Topics**
+ [COST08-BP01 データ転送モデリングを実行する](cost_data_transfer_modeling.md)
+ [COST08-BP02 データ転送コストを最適化するコンポーネントを選択する](cost_data_transfer_optimized_components.md)
+ [COST08-BP03 データ転送コストを削減するサービスを実装する](cost_data_transfer_implement_services.md)

# COST08-BP01 データ転送モデリングを実行する
<a name="cost_data_transfer_modeling"></a>

 組織の要件を取りまとめ、ワークロードとその各コンポーネントのデータ転送モデリングを実行します。これにより、現在のデータ転送要件に対する最低コストを特定できます。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードでデータ転送が行われる場所、転送コスト、およびそれに関連する利点を理解します。これにより、十分な情報に基づいてアーキテクチャ設計上の変更や承諾の決定ができます。たとえば、アベイラビリティーゾーン間でデータをレプリケートするマルチアベイラビリティーゾーンを設定したとします。構造のコストをモデリングし、これが許容可能なコスト (両方のアベイラビリティーゾーンにおけるコンピューティングコストとストレージコストと同様のもの) であると判断されると、必要な信頼性と耐障害性が達成されます。

さまざまな使用量のレベルでコストをモデリングします。ワークロード使用量は経時変化します。また、サービスの種類ごとに異なるレベルで費用対効果が向上する場合があります。

データ転送コストを理解し、モデリングするには、 [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) や [AWS Cost and Usage Report](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-and-usage-reporting/) (CUR) を使用します。PoC (概念実証) を設定するか、またはワークロードをテストして、現実的な条件でシミュレートされた負荷を用いてテストを実行します。ワークロードのさまざまな需要に応じてコストをモデルリングできます。

**実装手順**
+ ** データ転送コストを計算する: **ワークロードのデータ転送コストを計算するには、 [AWS の料金ページ](https://aws.amazon.com/pricing/) を使用します。ワークロードの使用量が増減した場合の、使用量別のデータ転送コストを計算します。ワークロードアーキテクチャに複数のオプションがある場合は、比較のために各オプションのコストを計算します。
+ ** コストを結果にリンクする:** 発生したデータ転送コストごとに、ワークロードで達成した結果を指定します。コンポーネント間の転送であればデカップリングのため、アベイラビリティゾーン間の転送であれば冗長性のためかもしれません。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS caching solutions](https://aws.amazon.com/caching/aws-caching/) 
+  [AWS の料金](https://aws.amazon.com/pricing/) 
+  [Amazon EC2 の料金](https://aws.amazon.com/ec2/pricing/on-demand/) 
+  [Amazon VPC の料金](https://aws.amazon.com/vpc/pricing/) 
+  [Amazon CloudFront を使用してコンテンツを迅速に配信する](https://aws.amazon.com/getting-started/tutorials/deliver-content-faster/) 

# COST08-BP02 データ転送コストを最適化するコンポーネントを選択する
<a name="cost_data_transfer_optimized_components"></a>

 すべてのコンポーネントが選択され、データ転送コストを低減するようアーキテクチャが設計されます。これには、ワイドエリアネットワーク (WAN) 最適化やマルチアベイラビリティゾーン (AZ) 設定などのコンポーネントの使用が含まれます。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

データ転送向けのアーキテクチャでは、データ転送コストが最小化されます。このアーキテクチャでは、コンテンツ配信ネットワークを使用してユーザーに近いデータを特定したり、お客様のプレミスと AWS をつなぐ専用ネットワーク接続が使用される場合があります。WAN の最適化やアプリケーションの最適化によって、コンポーネント間で転送されるデータ量を減らすこともできます。

**実装手順**
+  **データ転送用にコンポーネントを選択する: **データ転送モデリングを使用して、データ転送コストが最も大きい場所や、ワークロードの使用状況が変わった場合の場所に焦点を当てます。データ転送の必要性を排除または削減したり、コストを削減したりする代替アーキテクチャや追加のコンポーネントを探します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS caching solutions](https://aws.amazon.com/caching/aws-caching/) 
+  [Amazon CloudFront を使用してコンテンツを迅速に配信する](https://aws.amazon.com/getting-started/tutorials/deliver-content-faster/) 

# COST08-BP03 データ転送コストを削減するサービスを実装する
<a name="cost_data_transfer_implement_services"></a>

 データ転送コストを削減するサービスを実装します。例えば、Amazon CloudFront などのコンテンツ配信ネットワーク (CDN) を使用してエンドユーザーにコンテンツを配信する、Amazon ElastiCache を使用してレイヤーをキャッシュする、AWS への接続用に VPN の代わりに AWS Direct Connect を使用するなどです。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

[Amazon CloudFront](https://aws.amazon.com/cloudfront/) は、低レイテンシーかつ高速な転送速度でデータを転送するグローバルなコンテンツ配信ネットワークです。世界中のエッジロケーションでデータをキャッシュすることで、お客様のリソースの負荷を軽減します。CloudFront を使用してレイテンシーを最低限に抑え、世界中の多数のユーザーにコンテンツを配信するための管理労力を軽減できます。

[Direct Connect](https://aws.amazon.com/directconnect/) では、AWS への専用ネットワーク接続を確立できます。このサービスによって、ネットワークコストの削減、帯域幅の増加、インターネット経由の接続よりも安定したネットワーク接続が可能になります。

[Site-to-Site VPN](https://aws.amazon.com/vpn/) を使用すると、プライベートネットワークと AWS グローバルネットワークとの間に安全なプライベート接続を確立できます。迅速かつ簡単な接続とフルマネージド型の伸縮自在なサービスは、小規模なオフィスやビジネスパートナーに最適です。

[VPC エンドポイント](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/privatelink/concepts.html) により、プライベートネットワークを利用して AWS のサービス間の接続が可能になり、パブリックデータ転送と [NAT ゲートウェイ](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/userguide/vpc-nat-gateway.html) のコストを削減できます。[ゲートウェイ VPC エンドポイント](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/privatelink/gateway-endpoints.html) では、時間単位の料金は発生せず、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) と Amazon DynamoDB がサポートされます。[インターフェイス VPC エンドポイント](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/privatelink/create-interface-endpoint.html) は、 [AWS PrivateLink](https://docs.aws.amazon.com/vpc/latest/privatelink/privatelink-share-your-services.html) によって提供され、時間単位の料金と GB あたりの使用料がかかります。

**実装手順**
+ ** サービスを実装する: **データ転送モデリングを使用して、最大のコストと最大のボリュームフローがどこにあるかを調べます。AWS のサービスを確認し、転送を減らすか排除するサービス (特にネットワークとコンテンツ配信) があるかどうかを評価します。また、データへの繰り返しのアクセス、または大量のデータがあるキャッシュサービスを探します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Direct Connect](https://aws.amazon.com/directconnect/) 
+  [AWS の製品を見る](https://aws.amazon.com/) 
+  [AWS caching solutions](https://aws.amazon.com/caching/aws-caching/) 
+  [Amazon CloudFront](https://aws.amazon.com/cloudfront/) 
+  [Amazon CloudFront を使用してコンテンツを迅速に配信する](https://aws.amazon.com/getting-started/tutorials/deliver-content-faster/) 

# 需要を管理しリソースを供給する
<a name="a-manage-demand-and-supply-resources"></a>

**Topics**
+ [COST 9 どのように需要を管理し、リソースを供給すればよいですか?](cost-09.md)

# COST 9 どのように需要を管理し、リソースを供給すればよいですか?
<a name="cost-09"></a>

費用とパフォーマンスのバランスが取れたワークロードを作成するには、費用を掛けたすべてのものが活用されるようにし、使用率が著しく低いインスタンスが生じるのを回避します。利用が過剰でも過少でも偏りが生じると、運用コスト (利用過剰によるパフォーマンスの低下) または無駄な AWS 費用 (過剰なプロビジョニング) のいずれかで、組織に悪影響が及びます。

**Topics**
+ [COST09-BP01 ワークロードの需要に関する分析を実行する](cost_manage_demand_resources_cost_analysis.md)
+ [COST09-BP01 需要を管理するためのバッファまたはスロットルを実装する](cost_manage_demand_resources_buffer_throttle.md)
+ [COST09-BP03 リソースを動的に供給する](cost_manage_demand_resources_dynamic.md)

# COST09-BP01 ワークロードの需要に関する分析を実行する
<a name="cost_manage_demand_resources_cost_analysis"></a>

 ワークロードの需要を経時的に分析します。分析が季節的傾向を考慮し、ワークロードのライフタイム全体にわたる動作条件を正確に反映したものであることを確認します。分析を行う際には、費やされた時間がワークロードのコストに比例しているなどの潜在的利益を織り込む必要があります。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードの要件を把握します。組織の要件に、リクエストに対するワークロードの応答時間を含める必要があります。応答時間は、需要が管理されているかどうか、または需要を満たすためにリソースの供給が変化するかどうかを判断するために使用できます。

分析には、需要の予測可能性と再現性、需要の変化率、需要の変化量を含める必要があります。分析は、月末処理や休日のピークなどの時季的な変動が組み込まれるように、十分な期間にわたって実行されるようにします。

分析作業では、スケーリングの実装による潜在的な利点が反映されていることを確認します。コンポーネントの予想される合計コスト、ワークロードのライフタイムにおける使用量の増減およびコストの増減に注目します。

ワークロードの需要は [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/) または [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/) を AWS Cost and Usage Report (CUR) またはアプリケーションログとともに使用して、視覚的に分析できます。

**実装手順**
+ ** 既存のワークロードデータを分析する: **既存のワークロード、以前のバージョンのワークロード、または予測された使用パターンのデータを分析します。ログファイルとモニタリングデータを使用して、顧客がワークロードをどのように使用しているかについての洞察を得ます。一般的なメトリクスは、実際の需要 (1 秒あたりのリクエスト数)、需要率が変化するか異なるレベルとなるタイミング、および需要の変化率です。ワークロードの全サイクルを分析し、月末や年末のイベントなどの季節的な変化のデータを収集します。分析に反映される労力は、ワークロードの特性を反映する必要があります。最大の労力は、需要に最も大きな変化がある価値の高いワークロードに割り当てられる必要があります。需要の変化が最小である低価値のワークロードには、最小の労力を割り当てる必要があります。価値の一般的なメトリクスは、リスク、ブランド認知、収益、ワークロードのコストです。
+ ** 外部の影響を予測する: **組織全体において、ワークロードの需要に影響を与え、または変化させる可能性のあるチームメンバーとミーティングを行います。一般的なチームは販売、マーケティング、ビジネス開発です。当該メンバーと協力して、業務のサイクルや、ワークロードの需要を変化させるイベントがあるかどうかを把握します。このデータを使用してワークロードの需要を予測します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS での Instance Scheduler](https://aws.amazon.com/answers/infrastructure-management/instance-scheduler/) 
+  [Amazon SQS の開始方法](https://docs.aws.amazon.com/AWSSimpleQueueService/latest/SQSDeveloperGuide/sqs-getting-started.html) 
+ [AWS Cost Explorer](https://aws.amazon.com/aws-cost-management/aws-cost-explorer/)
+ [Amazon Quick](https://aws.amazon.com/quicksight/)

# COST09-BP01 需要を管理するためのバッファまたはスロットルを実装する
<a name="cost_manage_demand_resources_buffer_throttle"></a>

 バッファリングとスロットリングは、ワークロードの需要を修正し、ピークを滑らかにします。クライアントが再試行を実行するときにスロットリングを実行します。バッファリングは、リクエストを保存し、後日まで処理を延期するために実装します。スロットルとバッファが、クライアントが要求された時間内にレスポンスを受け取るように設計されていることを確認します。 

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

**スロットリング:** 需要元のソースに再試行機能がある場合は、スロットリングを実装できます。現在リクエストを処理できない場合は、後で再試行する必要があることがスロットリングによってソースに通知されます。ソースでは一定時間待機してから、リクエストが再試行されます。スロットリングの運用には、リソースの最大量およびワークロードのコストを制限できるという利点があります。AWS では、 [Amazon API Gateway](https://aws.amazon.com/api-gateway/) を使用してスロットリングを実装できます。スロットリングの実装の詳細については、 [Well-Architected 信頼性の柱のホワイトペーパー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/reliability-pillar/welcome.html) を参照してください。

**バッファベース: **スロットリングと同様に、バッファはリクエスト処理を延期し、アプリケーションが異なる動作速度で実行されていても効果的に通信できるようにします。バッファベースのアプローチでは、キューを使用してプロデューサーからメッセージ (作業単位) を受信します。メッセージはコンシューマーによって読み取られ、処理されるため、コンシューマーのビジネス要件を満たせる動作速度でメッセージを実行できます。プロデューサーがデータの耐久性やバックプレッシャーなどのスロットルの問題に対処する必要があることを心配する必要はありません (コンシューマーの動作が遅いためにプロデューサーが遅くなります)。

AWS でバッファベースのアプローチを実装する際は、複数のサービスから選択できます。[Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS)](https://aws.amazon.com/sqs/) は、1 人のコンシューマーが個別のメッセージを読むことができるキューを提供するマネージドサービスです。[Amazon Kinesis](https://aws.amazon.com/kinesis/) は、多数のコンシューマーが同じメッセージを読み取ることができるストリームを提供します。

バッファベースのアプローチで設計する場合は、必要な時間内にリクエストを処理するようにワークロードを設計し、作業の重複リクエストを処理できるようにします。

**実装手順**
+ ** クライアントの要件を分析する: **クライアントリクエストを分析して、再試行を実行できるかどうかを判断します。再試行を実行できないクライアントの場合、バッファを実装する必要があります。全体的な需要、変化率、および要求される応答時間を分析して、必要なスロットルまたはバッファのサイズを決定します。
+ ** バッファまたはスロットルを実装する:** ワークロードにバッファまたはスロットルを実装します。Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS) などのキューは、ワークロードコンポーネントにバッファを提供できます。Amazon API Gateway は、ワークロードコンポーネントのためにスロットリングを提供できます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS での Instance Scheduler](https://aws.amazon.com/answers/infrastructure-management/instance-scheduler/) 
+  [Amazon API Gateway](https://aws.amazon.com/api-gateway/) 
+  [Amazon Simple Queue Service](https://aws.amazon.com/sqs/) 
+  [Amazon SQS の開始方法](https://aws.amazon.com/AWSSimpleQueueService/latest/SQSDeveloperGuide/sqs-getting-started.html) 
+  [Amazon Kinesis](https://aws.amazon.com/kinesis/) 

# COST09-BP03 リソースを動的に供給する
<a name="cost_manage_demand_resources_dynamic"></a>

リソースを計画的なやり方でプロビジョニングします。これは、自動スケーリングなどの需要ベース、または需要が予測可能でリソースが時間に基づいて提供される時間ベースで行います。これらの手法を使用すると、過剰プロビジョニングやプロビジョニング不足を最小限に抑えることができます。

 **このベストプラクティスを活用しない場合のリスクレベル:** 低 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

 AWS のお客様がアプリケーションに利用できるリソースを増やし、需要に合わせてリソースを供給する方法はいくつかあります。これらのオプションの 1 つは、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) および Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) インスタンスの起動と停止を自動化する AWS インスタンススケジューラを使用することです。もう 1 つのオプションは AWS Auto Scaling を使用することです。この方法では、アプリケーションやサービスの需要に基づいてコンピューティングリソースを自動的にスケーリングできます。需要に応じてリソースを供給することで、使用したリソースに対してのみ支払いを行い、必要なときにリソースを起動してコストを削減し、必要でないときにリソースを終了することができます。 

 [AWS での Instance Scheduler](https://aws.amazon.com/solutions/implementations/instance-scheduler-on-aws/) を使用すると、Amazon EC2 インスタンスや Amazon RDS インスタンスを決まった時間に停止および開始するように設定できます。これにより、例えばユーザーが毎朝 8 時に Amazon EC2 インスタンスにアクセスし、夜 6 時以降は必要としないなど、一貫した時間パターンがある同一リソースの需要に応えることができます。この解決方法では、リソースを使用しないときは停止し、必要なときに開始することで、運用コストを削減できます。 

![\[AWS Instance Scheduler を使用したコスト最適化を示す図。\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/instance-scheduler-diagram.png)


 

また、AWS Systems Manager クイックセットアップを使用してシンプルなユーザーインターフェイス (UI) を使用して、アカウントやリージョン全体で Amazon EC2 インスタンスのスケジュールを簡単に設定できます。AWS Instance Scheduler を使用して Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスをスケジュールでき、既存のインスタンスを停止および起動できます。ただし、Auto Scaling グループ (ASG) の一部であるインスタンスや、Amazon Redshift や Amazon OpenSearch Service などのサービスを管理しているインスタンスは、停止および開始できません。Auto Scaling グループにはグループ内のインスタンス対して独自のスケジュールがあり、これらのインスタンスが作成されます。

[AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) により、変化する需要に対応するためにキャパシティを調整して、最低限のコストで安定かつ予測可能なパフォーマンスを維持できます。これは、Amazon EC2 インスタンス、スポットフリート、Amazon ECS、Amazon DynamoDB、Amazon Aurora と統合されたアプリケーションのキャパシティを拡張するためのフルマネージド型の無料サービスです。Auto Scaling では、リソースの自動検出によってワークロード内の設定可能なリソースを検出できます。また、パフォーマンス、コスト、または両者のバランスを最適化するためのスケーリング戦略が組み込まれており、予測スケーリングによって定期的に発生する急増に対応することができます。

 Auto Scaling グループをスケーリングするには、複数のスケーリングオプションを使用できます。 
+  常に現在のインスタンスレベルを維持 
+  手動スケーリング 
+  スケジュールに基づくスケーリング 
+  需要に応じたスケーリング 
+  予測スケーリングを使用する 

 Auto Scaling ポリシーは異なり、動的スケーリングポリシーとスケジュールスケーリングポリシーに分類できます。動的ポリシーには、手動または動的スケーリング、スケジュールスケーリングまたは予測スケーリングがあります。スケーリングポリシーは、動的スケーリング、スケジュールスケーリング、予測スケーリングに使用できます。また、 [Amazon CloudWatch](https://aws.amazon.com/cloudwatch/) のメトリクスとアラームを使用して、ワークロードのスケーリングイベントをトリガーできます。最新の機能や改善点にアクセスできる [起動テンプレート](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/launch-templates.html)を使用することをお勧めします。起動設定を使用する場合、すべての Auto Scaling 機能が利用できるわけではありません。例えば、スポットインスタンスとオンデマンドインスタンスの両方を起動する、または複数のインスタンスタイプを指定する Auto Scaling グループを作成することはできません。これらの機能を設定するには、起動テンプレートを使用する必要があります。起動テンプレートを使用するときは、それぞれバージョンを作成することをお勧めします。起動テンプレートのバージョニングにより、すべてのパラメータのサブセットを作成できます。その後、それを再利用して同じ起動テンプレートの他のバージョンを作成できます。 

 AWS Auto Scaling を使用するか、 [AWS API または SDK を使用してコードにスケーリングを組み込むことができます](https://aws.amazon.com/developer/tools/)。これにより、環境を手動変更していた運用コストがなくなり、その結果、全体的なワークロードコストが削減され、変更をより迅速に実行できるようになります。またこれにより、いつでもワークロードのリソースを需要に合わせて調達できます。ベストプラクティスに従って組織に動的にリソースを供給するには、AWS クラウド の水平スケーリングおよび垂直スケーリングと、Amazon EC2 インスタンスで実行されるアプリケーションの特性を理解する必要があります。このベストプラクティスに従うには、クラウド財務管理チームとテクニカルチームが協働することをお勧めします。 

 [Elastic Load Balancing (Elastic Load Balancing)](https://aws.amazon.com/elasticloadbalancing/) は、複数のリソースに需要を分散することで、スケーリングを支援します。ASG と Elastic Load Balancing を使用する、トラフィックを最適にルーティングして受信リクエストを管理し、Auto Scaling グループ内の 1 つのインスタンスに負荷がかかりすぎないようにすることができます。リクエストは、キャパシティや使用率を考慮せずに、ラウンドロビン方式でターゲットグループのすべてのターゲットに分散されます。 

 一般的な Amazon EC2 メトリクスは、CPU 使用率、ネットワークスループット、Elastic Load Balancing で確認されたリクエストとレスポンスのレイテンシーなどの標準メトリクスです。可能な場合は、カスタマーエクスペリエンスの指標となるメトリクスを使用する必要があります。このメトリクスは一般には、ワークロード内のアプリケーションコードから生成されるカスタムメトリクスです。このドキュメントでは、需要を動的に満たす方法を詳しく説明するために、Auto Scaling を需要ベースの供給モデルと時間ベースの供給モデルの 2 つのカテゴリに分類し、それぞれについて詳しく説明します。 

**需要ベースの供給:** クラウドの伸縮性を活用して、ほぼリアルタイムの需要状況に応じて、変化する需要に対応するリソースを供給できます。需要ベースの供給の場合、API やサービス機能を活用すると、アーキテクチャ内のクラウドリソースの量をプログラムで変更できます。これにより、アーキテクチャ内のコンポーネントの規模を変えたり、需要が急増したときにリソースの数を増加させてパフォーマンスを維持したり、需要が後退したときにキャパシティを減少させてコストを節減させたりできます。

![\[シンプル/ステップスケーリングやターゲットトラッキングなどの需要ベースのスケーリングポリシーを説明する図。\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/demand-based-supply.png)


 
+  **シンプル/ステップスケーリング:** メトリクスをモニタリングし、カスタマーが手動で定義したステップに従ってインスタンスを追加/削除します。 
+  **ターゲット追跡:** サーモスタットのような制御メカニズムで、インスタンスを自動的に追加または削除して、メトリクスをカスタマー定義の目標に維持します。 

需要ベースのアプローチで設計する場合、主に 2 つの点を考慮する必要があります。第 1 に、新しいリソースをどれだけ早くプロビジョニングする必要があるかを理解することです。第 2 に、需要と供給の差異が変動することを理解することです。需要の変動ペースに対処できるようにしておくだけでなく、リソースの不具合にも備えておく必要があります。

**時間ベースの供給:** 時間ベースのアプローチでは、リソースのキャパシティを予測可能な需要、または時間ごとに明確に定義された需要に合わせます。このアプローチは、通常、リソースの使用率に依存せず、リソースが必要な特定の時間にそのリソースを確保します。また、起動手順、およびシステムや一貫性のチェックにより、遅延なくリソースを提供できます。時間ベースのアプローチでは、繁忙期に追加のリソースを投入したり、キャパシティを拡大したりできます。

![\[スケジュールスケーリングや予測スケーリングなど、時間ベースのスケーリングポリシーを説明する図。\]](http://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/2023-04-10/framework/images/time-based-supply.png)


 

スケジュールされたまたは予測される Auto Scaling を使用して、時間ベースのアプローチを実装できます。営業開始時など、特定の時間にワークロードをスケールアウトまたはスケールインするようにスケジュールできるため、ユーザーがアクセスしたときや需要が増加したときにリソースを利用可能にしておくことができます。予測スケーリングでは、パターンを使用してスケールアウトします。一方スケジュールに基づくスケーリングでは、事前に定義された時間を使用してスケールアウトします。属性ベースの [インスタンスタイプの選択 (ABS) 戦略を](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/create-asg-instance-type-requirements.html) Auto Scaling グループで使用することもできます。これにより、インスタンスの要件を vCPU、メモリ、ストレージなどの属性のセットとして表現できます。これにより、新しい世代のインスタンスタイプがリリースされると自動的に使用し、さらに Amazon EC2 スポットインスタンスでより広い範囲のキャパシティにアクセスできます。Amazon EC2 フリートと Amazon EC2 Auto Scaling が指定した属性に適合するインスタンスを選択して起動するため、手動でインスタンスタイプを選択する必要がなくなります。 

また、 [AWS API や SDK](https://aws.amazon.com/developer/tools/) および [AWS CloudFormation](https://aws.amazon.com/cloudformation/) を使用すると、必要に応じて自動的にプロビジョニングしたり、環境全体を削除したりできます。このアプローチは、所定の営業時間や一定期間にのみ実行される開発環境またはテスト環境に適しています。API を使用した環境内のリソースサイズのスケーリング (垂直スケーリング) にも対応しています。例えば、インスタンスのサイズやクラスを変更して、本番稼働ワークロードをスケールアップできます。これを行うには、インスタンスを停止・起動して、別のインスタンスのサイズやクラスを選択します。この手法は、使用中にサイズの拡大、パフォーマンス (IOPS) の調整、ボリュームタイプの変更が可能な Amazon EBS Elastic Volumes などのリソースにも適用できます。

時間ベースのアプローチを設計する際は、主に 2 つの点を考慮する必要があります。1 つ目は使用パターンの一貫性についてであり、 第 2 に、パターンを変更した場合の影響です。 予測精度は、ワークロードをモニタリングし、ビジネスインテリジェンスを使用することで高めることができます。使用パターンに大幅な変更がある場合は、時間を調整して予測対象範囲に収まるようにします。

## 実装手順
<a name="implementation-steps"></a>
+ ** スケジュールされたスケーリングを設定: **需要の変化を予測できるため、時間ベースのスケーリングは適切な数のリソースを適時に提供できます。また、リソースの作成と設定が、需要の変化に対応するのに十分ではない場合にも役立ちます。ワークロード分析を活用して、AWS Auto Scaling を使用してスケジュールに基づくスケーリングを設定します。時間ベースのスケジューリングを設定するには、予測スケーリングまたはスケジュールに基づくスケーリングを使用し、予想される、または予測可能な負荷の変化に合わせて、事前に Auto Scaling グループの Amazon EC2 インスタンス数を増やすことができます。
+  **予測スケーリングの設定:** 予測スケーリングを使用すると、トラフィックフローの日次および週次パターンに先立って、Auto Scaling グループ内の Amazon EC2 インスタンス数を増やすことができます。定期的にトラフィックのスパイクがあり、アプリケーションの起動に時間がかかる場合は、予測スケーリングの使用を考慮すべきです。予測スケーリングを使用すると、見積もられた負荷の前にキャパシティを初期化できるため、性質上後手に回る動的スケーリング単体と比較して、より迅速にスケールできます。例えば、ユーザーが始業時間とともにワークロードの仕様を開始し、終業時間後は使用しない場合、予測スケーリングを使用すれば、始業時間前にキャパシティを追加できるため、トラフィックの変化に反応する動的スケーリングで生じる遅延を排除できます。 
+ ** 動的自動スケーリングの設定: **アクティブなワークロードメトリクスに基づいてスケーリングを設定するには、Auto Scaling を使用してください。分析を使用して、正しいリソースレベルで起動するように Auto Scaling を設定し、ワークロードが要求された時間内にスケールすることを検証します。1 つの Auto Scaling グループ内でオンデマンドインスタンスとスポットインスタンスのフリートを起動し、自動的にスケールできます。スポットインスタンスの利用による割引に加え、リザーブドインスタンスや Savings Plans を利用して、通常のオンデマンドインスタンスの価格から割引を受けることができます。これらの要素をすべて組み合わせることで、Amazon EC2 インスタンスのコスト削減を最適化し、アプリケーションに必要なスケールとパフォーマンスを実現できます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS Auto Scaling](https://aws.amazon.com/autoscaling/) 
+  [AWS での Instance Scheduler](https://aws.amazon.com/answers/infrastructure-management/instance-scheduler/) 
+  Auto Scaling グループのサイズをスケールする 
+  [Getting Started With Amazon EC2 Auto Scaling](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/GettingStartedTutorial.html) 
+  [Amazon SQS の開始方法](https://docs.aws.amazon.com/AWSSimpleQueueService/latest/SQSDeveloperGuide/sqs-getting-started.html) 
+  [Amazon EC2 Auto Scaling のスケジュールされたスケーリング](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/schedule_time.html) 
+ [ Amazon EC2 Auto Scaling の予測スケーリング ](https://docs.aws.amazon.com/autoscaling/ec2/userguide/ec2-auto-scaling-predictive-scaling.html)

 **関連動画:** 
+ [ Auto Scaling のターゲット追跡スケーリングポリシー ](https://www.youtube.com/watch?v=-RumeaoPB2M)
+ [AWS での Instance Scheduler ](https://www.youtube.com/watch?v=nTLEyo2NzUs)

 **関連サンプル:** 
+ [ Amazon EC2 フリート向け Auto Scaling 用の属性ベースのインスタンスタイプの選択 ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/new-attribute-based-instance-type-selection-for-ec2-auto-scaling-and-ec2-fleet/)
+ [ スケジュールされたスケーリングを使用したコストに対する Amazon Elastic Container Service の最適化 ](https://aws.amazon.com/blogs/containers/optimizing-amazon-elastic-container-service-for-cost-using-scheduled-scaling/)
+ [ Amazon EC2 Auto Scaling で予測スケーリング ](https://aws.amazon.com/blogs/compute/introducing-native-support-for-predictive-scaling-with-amazon-ec2-auto-scaling/)
+ [CloudFormation で Instance Scheduler を使用して Amazon EC2 インスタンスをスケジュールするにはどうすればよいですか? ](https://aws.amazon.com/premiumsupport/knowledge-center/stop-start-instance-scheduler/)

# 継続的最適化
<a name="a-optimize-over-time"></a>

**Topics**
+ [COST 10 新しいサービスをどのように評価すればよいですか？](cost-10.md)
+ [COST 11  工数のコストを評価する方法](cost-11.md)

# COST 10 新しいサービスをどのように評価すればよいですか？
<a name="cost-10"></a>

AWS では新しいサービスと機能がリリースされるため、既存のアーキテクチャの決定をレビューし、現在でもコスト効率が最も優れているかどうかを確認することがベストプラクティスです。

**Topics**
+ [COST10-BP01 ワークロードレビュープロセスを開発する](cost_evaluate_new_services_review_process.md)
+ [COST10-BP02 このワークロードを定期的に見直し、分析する](cost_evaluate_new_services_review_workload.md)

# COST10-BP01 ワークロードレビュープロセスを開発する
<a name="cost_evaluate_new_services_review_process"></a>

 ワークロードレビューの基準とプロセスを定義するプロセスを開発します。レビューを行う際には、潜在的利益を織り込む必要があります。例えば、コアワークロードや、請求の 10% 超に値するワークロードは四半期または 6 か月ごとにレビューし、10% 以下のワークロードは年に 1 回レビューするなどです。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 高 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

ワークロードの費用対効果を最大にするには、ワークロードを定期的にレビューし、新しいサービス、機能、コンポーネントを実装する機会があるかどうかを把握する必要があります。全体的なコスト削減を達成するには、潜在的なコスト削減量に比例したプロセスを行う必要があります。例えば、支出全体の 50% を占めるワークロードは、支出全体の 5% を占めるワークロードよりも定期的かつ徹底的にレビューする必要があります。外部要因または変動性を考慮します。ワークロードにより特定の地域、特定の市場セグメントにサービスが提供されていて、その領域での変化が予測される場合、レビュー頻度を高くすることでコスト削減につながる可能性があります。レビューで考慮すべきもう 1 つの要因は、変更を運用する労力です。変更のテストおよび検証に多大なコストがかかる場合は、レビューの頻度を下げる必要があります。

古くなったレガシーコンポーネントやリソースには維持するための長期的なコストがかかることや、新しい機能を実装できないことを考慮します。テストと検証にかかる現在のコストが、提案されている利益を上回っている場合があります。しかし、ワークロードと現在のテクノロジーとのギャップが時間の経過とともに大きくなるにつれて、変更にかかるコストが増加し、結果として巨額のコストになることがあります。たとえば、新しいプログラミング言語に移行するときの費用対効果は現時点で低いとします。しかし、5 年後には、その言語に精通した人材のコストが増加する可能性があります。ワークロードが増加すると、さらに大規模なシステムを新しい言語に移行することになり、結果的にこれまでよりもさらに多大な労力を要します。

ワークロードをコンポーネントに分割し、コンポーネントのコストを割り当て (コストの見積りで可)、各コンポーネントの横に要因 (労力や外部市場など) を一覧表示します。この指標を使用して、各ワークロードのレビュー頻度を決定します。たとえば、ウェブサーバーが高コストで、変更の労力が低く、外部要因が高い場合は、レビュー頻度が高くなります。中央データベースが中程度のコストで、変更の労力が高く、外部要因が低い場合は、レビューの頻度は中程度になります。 

 新しいサービス、設計パターン、リソースの種類、設定が利用できるようになった時点で、これらを評価するプロセスを定義し、ワークロードコストを最適化します。[パフォーマンスの柱のレビュー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/framework/perf-06.html)や[信頼性の柱のレビュー](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/framework/rel_monitor_aws_resources_review_monitoring.html)のプロセスと同様、最適化と改善作業を特定、検証、優先順位付けし、修正を公開してバックログに組み込みます。 

**実装手順**
+  **レビュー頻度を定義する: **ワークロードとそのコンポーネントを確認する頻度を定義します。継続的な改善とレビューの周期のための時間とリソースを割り当て、ワークロードの効率性と最適化を向上させます。これは要因の組み合わせであり、組織内のワークロード、またワークロード内のコンポーネントによって、異なる場合があります。一般的な要因には、収益またはブランドの観点から評価された組織にとっての重要性、ワークロードの実行にかかる総コスト (運用コストとリソースコストを含む)、ワークロードの複雑さ、変更の実装の容易性、ソフトウェアライセンス契約、ある変更がライセンス違反によるライセンス費用の重大な増加を生じさせるかどうかなどが含まれます。コンポーネントは、ウェブサーバーやデータベース、コンピューティングリソースやストレージリソースなど、機能的または技術的に定義できます。それに応じて要因のバランスをとり、ワークロードとそのコンポーネントのための期間を設定します。例えば、ワークロード全体は 18 か月ごとに、ウェブサーバーは 6 か月ごとに、データベースは 12 か月ごとに、コンピューティングおよび短期ストレージは 6 か月ごとに、長期ストレージは 12 か月ごとに、それぞれ確認することができます。
+ **レビューの十分性を定義する: **ワークロードまたはワークロードコンポーネントのレビューに費やされる労力を定義します。レビュー頻度と同様に、これは複数の要因のバランスです。最も大きな利益をもたらす取り組みに集中できるように、改善の機会を定期的に評価し、優先順位を設定します。同時に、それらの活動に必要な作業量を見積もります。予想される結果が目標に達しておらず、作業コストがさらにかかる場合は、代わりの一連のアクションを使用して作業を繰り返します。レビュープロセスには、漸進的な継続的改善を可能にする時間とリソースを含める必要があります。例えば、データベースコンポーネントの分析に 1 週間、コンピューティングリソースの分析に 1 週間、ストレージのレビューに 4 時間を、それぞれ費やすように決めます。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 
+  [クラウドコンピューティングのタイプ](https://aws.amazon.com/types-of-cloud-computing/) 
+  [AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/) 

 **関連する例:** 
+ [AWS サポートからのプロアクティブなサービス ](https://aws.amazon.com/premiumsupport/technology-and-programs/proactive-services/)
+ [ SAP ワークロードの定期的なワークロードレビュー ](https://docs.aws.amazon.com/wellarchitected/latest/sap-lens/best-practice-4-4.html)

# COST10-BP02 このワークロードを定期的に見直し、分析する
<a name="cost_evaluate_new_services_review_workload"></a>

既存のワークロードは、それぞれ定義されたプロセスに基づいて定期的に見直され、新しいサービスを導入できるか、既存のサービスを置き換えることができるか、またはワークロードをリアーキテクトできるかを確認します。

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** ミディアム 

## 実装のガイダンス
<a name="implementation-guidance"></a>

AWS は定期的に新しい機能を追加しているため、最新のテクノロジーを利用して、より迅速に実験やイノベーションできます。[AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/)には、AWS が行っている追加の詳細や、AWS のサービス、機能、リージョン拡大のお知らせの概要が、随時提供されています。発表されたリリースの詳細を確認して、既存のワークロードの見直しや分析にそれらを使用できます。新しい AWS のサービスと機能の利点を得るには、ワークロードでレビューを行い、必要に応じて新しいサービスや機能を実装する必要があります。つまり、場合によっては、ワークロードに使用している既存のサービスを置き換えたり、ワークロードをモダナイズして新しい AWS のサービスを導入したりする必要があるということです。例えば、ワークロードを見直して、メッセージングコンポーネントを Amazon Simple Email Service に置き換えることができます。これにより、すべての機能を低コストで提供しながら、インスタンスのフリートの運用と維持にかかるコストを削減できます。

 ワークロードを分析して潜在的な機会を見出すには、新しいサービスだけではなく、ソリューション構築における新しい方法も考慮する必要があります。AWS の [This is My Architecture](https://aws.amazon.com/architecture/this-is-my-architecture) の動画を確認して、他のお客様のアーキテクチャの設計、課題、解決策について学びます。[All-In series](https://aws.amazon.com/architecture/all-in-series/) を確認して、AWS のサービスの実際のアプリケーションやお客様事例を参照します。また、基本的なクラウドアーキテクチャパターンのベストプラクティスを説明、検証、詳説している [Back to Basics](https://aws.amazon.com/architecture/back-to-basics/) 動画シリーズも視聴できます。他のソースとして [How to Build This](https://aws.amazon.com/architecture/how-to-build-this/) 動画もあります。これは、AWS のサービスを使用して、実用最小限の製品 (MVP) を実現するための素晴らしいアイデアを持つ人々を支援するように設計されています。確固たるアイデアを持った世界中の構築者が、経験豊富な AWS のソリューションアーキテクトからのアーキテクチャに関するガイダンスを得ることができます。最後に、[使用開始](https://aws.amazon.com/getting-started/)のリソース資料を確認します。ステップバイステップのチュートリアルがあります。 

 レビュープロセスを実行する前に、合意されたレビュープロセスに従いながら、ワークロードにおけるビジネスの要件、特定のサービスまたはリージョンを使用するためのセキュリティおよびデータのプライバシー要件、パフォーマンス要件に従います。 

**実装手順**
+ **ワークロードを定期的に見直す: **定義したプロセスを使用して、指定した頻度でレビューを実行します。各コンポーネントに適正な労力を費やしていることを確認します。このプロセスは、コスト最適化のためにサービスを選択した最初の設計プロセスに似ています。サービスとこのサービスがもたらすメリットを分析します。今回は、長期的なメリットだけでなく、変更を行うコストも考慮します。
+ **新しいサービスの実装:** 分析の結果、変更を実施する場合は、まずワークロードのベースラインを実行し、各アウトプットの現在のコストを把握します。変更を実施し、分析を実行して、各アウトプットの新しいコストを確認します。

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+  [AWS ニュースブログ](https://aws.amazon.com/blogs/aws/) 
+  [AWS の最新情報](https://aws.amazon.com/new/) 
+ [AWS ドキュメント](https://docs.aws.amazon.com/)
+ [AWS の使用開始 ](https://aws.amazon.com/getting-started/)
+ [AWS の一般的なリソース ](https://docs.aws.amazon.com/#general_resources)

 **関連動画:** 
+  [AWS - This is My Architecture](https://aws.amazon.com/architecture/this-is-my-architecture) 
+  [AWS - Back to Basics](https://aws.amazon.com/architecture/back-to-basics/) 
+  [AWS - All-In series](https://aws.amazon.com/architecture/all-in-series/) 
+  [How to Build This](https://aws.amazon.com/architecture/how-to-build-this/) 

# COST 11  工数のコストを評価する方法
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**Topics**
+ [COST11-BP01 オペレーションのオートメーションを実行する](cost_evaluate_cost_effort_automations_operations.md)

# COST11-BP01 オペレーションのオートメーションを実行する
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 クラウドでのオペレーションの労力コストを評価します。管理タスク、デプロイ、その他オペレーションにおけるオートメーションを使用した時間と労力の削減を定量化します。オペレーションの労力に必要な時間とコストを評価し、可能な部分は管理タスクを自動化して、人間による手作業を削減します。 

 **このベストプラクティスが確立されていない場合のリスクレベル:** 低 

 オペレーションを自動化すると、安定性とスケーラビリティが向上し、可視性、信頼性、柔軟性が上がります。また、人的リソースを解放しメトリクスを改善することで、コストを削減し、イノベーションを加速できます。ワークロードをデプロイ、管理、運用する際に安定した信頼性の高いエクスペリエンスを提供することで、手動タスクの頻度を減らし、効率を高め、企業にメリットをもたらします。インフラストラクチャのリソースを手動の運用タスクから解放し、それらをより価値の高いタスクやイノベーションに使用できるため、ビジネス成果が向上します。企業は、クラウドでワークロードを管理するための、実績がありテスト済みの方法を求めています。そのようなソリューションは安全、高速でありコスト効果が高く、最小限のリスクで最大限の信頼性を得られるものでなくてはなりません。 

 クラウドにおけるオペレーションコスト全体を確認して、必要な労力に基づきオペレーションに優先順位をつけることから始めます。例えば、クラウドに新しいリソースをデプロイするのにかかる時間、既存のものを最適化する変更にかかる時間、必要な構成を設定するのにかかる時間はどのくらいでしょうか。 オペレーションと管理のコストを考慮に入れて、人間による操作の合計コストを確認します。管理タスクのオートメーションに優先順位を付けて、人間の手作業を減らします。レビューを行う際には、潜在的利益を織り込む必要があります。例えば、タスクを手動で実行する場合にかかる時間を自動で実行する場合と比較します。繰り返し実行する価値の高いアクティビティを優先します。通常、人的エラーを起こすリスクが高いアクティビティから自動化するのが良い方法です。このようなリスクは望ましくない追加の運用コスト (オペレーションチームの追加作業時間など) を発生させることが多いためです。 

 AWS のサービス、ツール、サードパーティ製製品を使用して、特定の要件に対してどの AWS オートメーションを実装しカスタマイズするかを選択します。次の表は、AWS のサービスを使用して管理とオペレーションを自動化することで実現できる主なオペレーション機能や性能の一部を示したものです。 
+  [AWS Audit Manager](https://aws.amazon.com/audit-manager/): AWS の使用状況を継続的に監査し、リスクとコンプライアンスの評価を簡易化します 
+  [AWS Backup](https://aws.amazon.com/backup/): データ保護を一元的に管理および自動化します。 
+  [AWS Config](https://aws.amazon.com/config/): コンピューティングリソースを設定し、設定とリソースインベントリを査定、監査、評価します。 
+  [AWS CloudFormation](https://aws.amazon.com/cloudformation/): 高可用性リソースを Infrastructure as Code とともに起動します。 
+  [AWS CloudTrail](https://aws.amazon.com/cloudtrail/): IT の変更管理、コンプラインス、コントロール。 
+  [Amazon EventBridge](https://aws.amazon.com/eventbridge/): イベントをスケジュールし、AWS Lambda をトリガーしてアクションを実行します。 
+  [AWS Lambda](https://aws.amazon.com/lambda/): 繰り返し実行するプロセスを、イベントでトリガーしたり、Amazon EventBridge を使用して固定スケジュールで実行したりすることで、プロセスを自動化します。 
+  [AWS Systems Manager](https://aws.amazon.com/systems-manager/): ワークロードの開始と停止、オペレーションシステムへのパッチ適用、設定の自動化、管理の続行。 
+  [AWS Step Functions](https://aws.amazon.com/step-functions/): ジョブをスケジュールし、ワークフローを自動化します。 
+  [AWS Service Catalog](https://aws.amazon.com/servicecatalog/): コンプライアンスとコントロールを備えたテンプレート消費および Infrastructure as Code。 

 時間短縮を検討して、チームが技術的な負債の返済、イノベーション、付加価値機能に集中できるようにします。例えば、オンプレミス環境からクラウド環境に「リフトアンドシフト」式にできるだけ早急に移行して、最適化は後回しにする必要性が生じる場合があります。[Amazon Relational Database Service](https://aws.amazon.com/rds/)、[Amazon EMR](https://aws.amazon.com/emr/)、[Amazon WorkSpaces](https://aws.amazon.com/workspaces/)、[Amazon SageMaker AI](https://aws.amazon.com/sagemaker/) など、ライセンスコストを排除または削減する AWS のマネージドサービスを利用して、コスト削減が可能なところを模索することには時間をかけるだけの価値があります。マネージドサービスによってサービス維持に伴う運用上および管理上の負担が軽減されるため、イノベーションに集中できます。さらに、マネージドサービスはクラウドのスケールで運用されるため、トランザクション単位またはサービス単位でコストを削減できます。 

 AWS の製品やサービスの使用と同時にオートメーションを導入したいが、組織にそのスキルがない場合、[AWS Managed Services (AMS)](https://aws.amazon.com/managed-services/)、[AWS プロフェッショナルサービス](https://aws.amazon.com/professional-services/)、または [AWS パートナー](https://aws.amazon.com/partners/work-with-partners/) に連絡して、オートメーションの導入を増やし、クラウドにおけるオペレーショナルエクセレンスを向上させます。 

 [AWS Managed Services (AMS)](https://aws.amazon.com/managed-services/) は、エンタープライズのお客様やパートナーに代わって AWS インフラストラクチャを運用するサービスです。コンプライアンスに準拠したセキュアな環境で、ワークロードをデプロイできます。AMS では、エンタープライズクラウド運用モデルとオートメーションを使用して、組織の要件を満たし、クラウド移行を高速化し、継続的な管理コストを削減できます。 

 [AWS プロフェッショナルサービス](https://aws.amazon.com/professional-services/) を利用すると、AWS を使用して目的のビジネス成果を達成し、オペレーションを自動化することもできます。AWS プロフェッショナルサービスは、エンタープライズクラウドコンピューティングの該当分野におけるお客様の業務をサポートする、グローバルで専門性の高いプラクティスを提供します。専門性の高いプラクティスは、ソリューション、テクノロジー、業界の対象分野にわたるベストプラクティス、フレームワーク、ツール、サービスを通じて、対象を絞ったガイダンスを提供します。このガイダンスを使用して、自動化された堅牢で俊敏な IT オペレーションや、クラウドセンターに最適化されたガバナンス機能をデプロイできます。 

 **実装手順** 
+  **構築は 1 回、デプロイは多数:** AWS CloudFormation、AWS SDK、AWS Command Line Interface (AWS CLI) などの infrastructure-as-Code を使用して 1 回デプロイし、同じ環境やディザスタリカバリのシナリオで何度も使用します。デプロイ中にタグを付け、他のベストプラクティスで定義されている消費を追跡します。[AWS Launch Wizard](https://aws.amazon.com/launchwizard/) を使用して、多数の一般的なエンタープライズワークロードをデプロイする回数を削減します。AWS Launch Wizard は、AWS のベストプラクティスに従って、エンタープライズワークロードのサイズ決定、設定、デプロイにわたってガイドを提供します。また、[AWS Service Catalog](https://aws.amazon.com/servicecatalog/) を使用することもできます。これを利用すると、Infrastructure-as-Code の承認を受けたテンプレートを作成および管理して AWS で使用できるため、承認を受けたセルフサービス型クラウドリソースを誰でも利用できます。 
+  **オペレーションのオートメーション:** ルーチンオペレーションを、人が介入せずに自動的に実行します。AWS のサービスやツールを使用すると、実装する AWS のオートメーションを選択し、固有の要件に合わせてカスタマイズできます。例えば、[EC2 Image Builder](https://aws.amazon.com/image-builder/) を使用して仮想マシンやコンテナイメージを構築、テスト、デプロイし、AWS またはオンプレミスで使用できるようにします。目的のアクションが AWS のサービスで実現できない場合や、リソースのフィルタリングを伴うより複雑なアクションを必要とする場合は、[AWS CLI](https://aws.amazon.com/cli/index.html) または AWS SDK ツールを使用して、オペレーションを自動化します。AWS CLI は、AWS コンソールを使用せず、スクリプト経由で、AWS のサービスのコントロールおよび管理プロセス全体を自動化する機能を提供します。AWS のサービスとやり取りする希望する AWS SDK を選択します。その他のコード例については、[AWS SDK Code examples repository](https://github.com/awsdocs/aws-doc-sdk-examples) を参照してください。 

## リソース
<a name="resources"></a>

 **関連するドキュメント:** 
+ [ Modernizing operations in the AWS クラウド](https://docs.aws.amazon.com/prescriptive-guidance/latest/migration-operations-integration/welcome.html)(AWS クラウドでのオペレーションのモダナイゼーション)
+ [AWS Services for Automation ](https://docs.aws.amazon.com/prescriptive-guidance/latest/migration-operations-integration/aws-services-for-automation.html)(オートメーションのための AWS のサービス)
+ [AWS Systems Manager Automation ](https://docs.aws.amazon.com/systems-manager/latest/userguide/systems-manager-automation.html)
+ [AWS automations for SAP administration and operations ](https://docs.aws.amazon.com/prescriptive-guidance/latest/strategy-sap-automation/automations.html)(SAP の管理とオペレーションのための AWS のオートメーション)
+ [AWS Managed Services](https://aws.amazon.com/managedservices/index.html)
+ [AWS プロフェッショナルサービス](https://aws.amazon.com/professional-services/)
+ [ Infrastructure and automation ](https://aws.amazon.com/blogs/infrastructure-and-automation/)(インフラストラクチャとオートメーション)

 **関連する例:** 
+ [ Reinventing automated operations (Part I) ](https://aws.amazon.com/blogs/mt/reinventing-automated-operations-part-i/)(オペレーション自動化の再発明 (パート I))
+ [ Reinventing automated operations (Part I) ](https://aws.amazon.com/blogs/mt/reinventing-automated-operations-part-ii/)(オペレーション自動化の再発明 (パート II))
+ [AWS automations for SAP administration and operations ](https://docs.aws.amazon.com/prescriptive-guidance/latest/strategy-sap-automation/automations.html)(SAP の管理とオペレーションのための AWS のオートメーション)
+ [AWS Lambda による IT オートメーション](https://aws.amazon.com/lambda/it-automation/)
+ [AWS Code Examples Repository ](https://github.com/awsdocs/aws-doc-sdk-examples)
+ [AWS Samples ](https://github.com/aws-samples)(AWS のサンプル)