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# ボリュームの問題のトラブルシューティング
<a name="troubleshoot-volume-issues"></a>

このセクションでは、ボリュームを使用しているときに発生する可能性のある最も一般的な問題と、これらを修正する際に推奨されるアクションについて説明します。

**Topics**
+ [ボリュームが設定されていないとコンソールに表示される](#troubleshoot-volume-issues.VolumeNotConfigured)
+ [ボリュームは復旧不可能であるとコンソールに表示される](#troubleshoot-volume-issues.VolumeIrrecoverable)
+ [ゲートウェイキャッシュ型が到達不可能なためデータを復旧する場合](#RecoverySnapshotTroubleshooting)
+ [ボリュームのステータスが PASS THROUGH であるとコンソールに表示される](#troubleshoot-volume-issues.VolumePassthrough)
+ [ボリュームの整合性を確認し、エラーがある場合は修正する](#troubleshoot-volume-issues.VerifyIntegrity)
+ [ボリュームの iSCSI ターゲットが Windows のディスク管理コンソールに表示されない](#troubleshoot-volume-issues.DoesNotAppear)
+ [ボリュームの iSCSI ターゲット名を変更したい](#troubleshoot-volume-issues.ChangeISCSI)
+ [スケジュールしたボリュームのスナップショットが実行されなかった](#troubleshoot-volume-issues.NoSnapshot)
+ [障害が発生したディスクの取り外しまたは交換が必要な場合](#troubleshoot-volume-issues.RemoveVolume)
+ [アプリケーションからボリュームへのスループットがゼロに低下した](#troubleshoot-volume-issues.ThroughputZero)
+ [ゲートウェイのキャッシュディスクでエラーが発生する](#troubleshoot-volume-issues.CacheDiskFail)
+ [ボリュームのスナップショットのステータスが予想以上に長い時間にわたって PENDING のままである](#SnapshotTroubleshooting.Pending)
+ [高可用性のヘルス通知](#troubleshooting-ha-notifications)

## ボリュームが設定されていないとコンソールに表示される
<a name="troubleshoot-volume-issues.VolumeNotConfigured"></a>

Storage Gateway コンソールで、ボリュームのステータスが「UPLOAD BUFFER NOT CONFIGURED (アップロードバッファが構成されていません)」と表示されている場合は、アップロードバッファ容量をゲートウェイに追加します。ゲートウェイのアップロードバッファが設定されていない場合、ゲートウェイを使用してアプリケーションデータを格納することはできません。詳細については、「[ゲートウェイ用のアップロードアップロードバッファまたはキャッシュストレージを追加して設定するには](ConfiguringLocalDiskStorage.md#GatewayWorkingStorageCachedTaskBuffer)」を参照してください。

## ボリュームは復旧不可能であるとコンソールに表示される
<a name="troubleshoot-volume-issues.VolumeIrrecoverable"></a>

保管型ボリュームの場合、Storage Gateway コンソールにボリュームのステータスが「IRRECOVERABLE (回復不可能)」と表示されていたら、このボリュームはもう使用できません。Storage Gateway コンソールで、ボリュームの削除を試みることができます。ボリュームにデータがある場合は、新しいボリュームを作成するときに、最初にボリュームを作成するために使用された VM のローカルディスクに基づいて、データを復旧できます。新しいボリュームを作成するとき、[**Preserve existing data**] を選択します。ボリュームを作成する前に、必ずボリュームの保留スナップショットを削除してください。詳細については、「[ストレージボリュームのスナップショットの削除](DeletingASnapshot.md)」を参照してください。Storage Gateway コンソールでボリュームを削除できない場合は、ボリュームに割り当てられているディスクが VM から不適切に削除されたために、アプライアンスから削除できない可能性があります。

キャッシュ型ボリュームでは、Storage Gateway コンソールが示すボリュームのステータスが IRRECOVERABLE であれば、このボリュームはもう使用できません。ボリュームにデータがある場合、ボリュームのスナップショットを作成し、スナップショットからデータを回復したり、最後の復旧ポイントからボリュームをクローンしたりすることができます。データを復旧した後、こののボリュームは削除できます。詳細については、「[ゲートウェイキャッシュ型が到達不可能なためデータを復旧する場合](#RecoverySnapshotTroubleshooting)」を参照してください。

保存型ボリュームでは、回復不可能なボリュームの作成に使用されたディスクから新しいボリュームを作成できます。詳細については、「[ストレージボリュームの作成](GettingStartedCreateVolumes.md)」を参照してください。ボリュームステータスについては、「[ボリュームステータスと移行について](StorageVolumeStatuses.md)」を参照してください。

## ゲートウェイキャッシュ型が到達不可能なためデータを復旧する場合
<a name="RecoverySnapshotTroubleshooting"></a>

ゲートウェイが到達不可能になった時は (シャットダウン時など)、ボリューム復旧ポイントからスナップショットを作成し、そのスナップショットを使用するか、または既存ボリュームの最後の復旧ポイントから新しいボリュームをクローンすることができます。ボリューム復旧ポイントからのクローンは、スナップショットを作成するよりも素早く経済的です。ボリュームのクローン作成に関する詳細については、「[復旧ポイントからキャッシュされたボリュームのクローン](clone-volume.md)」を参照してください。

Storage Gateway には、キャッシュ型ボリュームゲートウェイアーキテクチャで各ボリュームの復旧ポイントが用意されています。*ボリューム復旧ポイント*とは、ボリュームのすべてのデータに整合性があり、そこからスナップショットを作成したり、ボリュームをクローンしたりできる時点です。

## ボリュームのステータスが PASS THROUGH であるとコンソールに表示される
<a name="troubleshoot-volume-issues.VolumePassthrough"></a>

ボリュームのステータスが「PASSTHROUGH (パススルー)」であると Storage Gateway コンソールに表示されることがあります。ボリュームのステータスがパススルーとなる場合、複数の理由が考えられます。アクションが必要な理由と、そうでない理由があります。

たとえば、ゲートウェイのアップロードバッファ領域が完全に消費されているためボリュームのステータスが PASS THROUGH になっている場合には、アクションが必要です。アップロードバッファが過去に超過したかどうかを確認するには、Amazon CloudWatch コンソールで `UploadBufferPercentUsed` メトリクスを確認します。詳細については、「[アップロードバッファのモニタリング](PerfUploadBuffer-common.md)」を参照してください。アップロードバッファ領域を使い切ったためゲートウェイのステータスが PASS THROUGH になっている場合、ゲートウェイに追加のアップロードバッファ領域を割り当てる必要があります。バッファ領域を追加すると、ボリュームのステータスが自動的に PASS THROUGH から BOOTSTRAPPING (ブートストラップ) に変わり、さらに AVAILABLE (使用可能) に変わります。ボリュームのステータスが BOOTSTRAPPING のとき、ゲートウェイはボリュームのディスクからデータを読み取り、このデータを Amazon S3 にアップロードして、必要に応じてキャッチアップします。ゲートウェイがキャッチアップを完了し、ボリュームデータを Amazon S3 に保存すると、ボリュームのステータスが AVAILABLE になり、スナップショットを再開できるようになります。ボリュームのステータスが PASS THROUGH または BOOTSTRAPPING になっても、ボリュームディスクとの間のデータの読み書きは続行できます。アップロードバッファ容量の追加に関する詳細については、[割り当てるアップロードバッファのサイズの決定](decide-local-disks-and-sizes.md#CachedLocalDiskUploadBufferSizing-common) を参照してください。

アップロードバッファを超過する前に、操作を行うには、ゲートウェイのアップロードバッファにしきい値アラームを設定できます。詳細については、「[ゲートウェイのアップロードバッファの上限アラームを設定するには](PerfUploadBuffer-common.md#GatewayAlarm1-common)」を参照してください。

一方、たとえば、別のボリュームがブートストラップ中であるためブートストラップを待っているボリュームのステータスが PASS THROUGH である場合には、アクションは不要です。ゲートウェイはボリュームを 1 つずつ起動します。

まれに、PASS THROUGH ステータスにより、アップロードバッファに割り当てられているディスクに障害が発生したことが示されることがあります。その場合、ディスクを取り除く必要があります。詳細については、「[ボリュームゲートウェイのストレージリソースの使用](resource-volume-gateway.md)」を参照してください。ボリュームステータスについては、「[ボリュームステータスと移行について](StorageVolumeStatuses.md)」を参照してください。

## ボリュームの整合性を確認し、エラーがある場合は修正する
<a name="troubleshoot-volume-issues.VerifyIntegrity"></a>

ゲートウェイが Microsoft Windows イニシエータを使用してそのボリュームに接続している場合は、Windows CHKDSK ユーティリティを使用して、ボリュームの整合性を確認し、ボリュームにエラーがある場合はエラーを修正できます。Windows では、ボリュームの破損が検出されたときに自動的に CHKDSK ツールを実行できます。または、ユーザー自身がこのツールを実行することもできます。

## ボリュームの iSCSI ターゲットが Windows のディスク管理コンソールに表示されない
<a name="troubleshoot-volume-issues.DoesNotAppear"></a>

ボリュームの iSCSI ターゲットが Windows のディスク管理コンソールに表示されない場合は、ゲートウェイのアップロードバッファが設定されていることを確認します。詳細については、「[ゲートウェイ用のアップロードアップロードバッファまたはキャッシュストレージを追加して設定するには](ConfiguringLocalDiskStorage.md#GatewayWorkingStorageCachedTaskBuffer)」を参照してください。

## ボリュームの iSCSI ターゲット名を変更したい
<a name="troubleshoot-volume-issues.ChangeISCSI"></a>

ボリュームの iSCSI ターゲット名を変更するには、そのボリュームを削除し、新しいターゲット名で再度追加する必要があります。この操作を行うと、ボリューム上のデータを保持できます。

## スケジュールしたボリュームのスナップショットが実行されなかった
<a name="troubleshoot-volume-issues.NoSnapshot"></a>

スケジュールしたボリュームのスナップショットが実行されなかった場合は、ボリュームのステータスがパススルーであるかどうか、またはスケジュールしたスナップショットの実行時刻の直前にゲートウェイのアップロードバッファが完全に消費されていたかどうかを確認します。Amazon CloudWatch コンソールで、ゲートウェイの `UploadBufferPercentUsed` メトリクスを確認し、そのメトリクスに対してアラームを作成できます。詳細については、「[アップロードバッファのモニタリング](PerfUploadBuffer-common.md)」および「[ゲートウェイのアップロードバッファの上限アラームを設定するには](PerfUploadBuffer-common.md#GatewayAlarm1-common)」を参照してください。

## 障害が発生したディスクの取り外しまたは交換が必要な場合
<a name="troubleshoot-volume-issues.RemoveVolume"></a>

障害が発生したボリュームディスクや、不要なボリュームを交換する必要がある場合は、まず Storage Gateway コンソールを使用してボリュームを削除する必要があります。詳細については、「[ボリュームを削除するには](ApplicationStorageVolumesCached-Removing.md#CachedRemovingAStorageVolume)」を参照してください。次に、ハイパーバイザークライアントを使用して、バックアップストレージを削除します。

 
+ VMware ESXi の場合、[ストレージボリュームの削除](ApplicationStorageVolumesCached-Removing.md) の説明に基づき、バックアップストレージを削除します。
+ Microsoft Hyper-V の場合、バックアップストレージを削除します。

## アプリケーションからボリュームへのスループットがゼロに低下した
<a name="troubleshoot-volume-issues.ThroughputZero"></a>

アプリケーションからボリュームへのスループットがゼロに低下した場合は、以下を試してください。
+ VMware vSphere クライアントを使用している場合は、ボリュームの [**Host IP**] アドレスが、vSphere クライアントの [**Summary**] タブに表示されるアドレスの 1 つと一致していることを確認します。ストレージボリュームの **[Host IP]** (ホスト IP) アドレスは、Storage Gateway コンソールのボリュームの **[Details]** (詳細) タブで確認できます。ゲートウェイに新しい静的 IP アドレスを割り当てたときなどは、IP アドレスに不一致が発生することがあります。不一致がある場合、「[ゲートウェイ VM のシャットダウン](MaintenanceShutDown-common.md)」に示されているように、Storage Gateway コンソールからゲートウェイを再起動します。再起動後、**[ISCSI Target Info]** (ISCSI ターゲット情報) タブのストレージボリュームの **[Host IP]** (ホスト IP) アドレスは、ゲートウェイの **[Summary]** (概要) タブの vSphere クライアントに表示される IP アドレスと一致するはずです。
+ ボリュームの [**ホスト IP**] ボックスに IP アドレスがなく、ゲートウェイがオンラインである場合。たとえば、2 つ以上のネットワークアダプタを備えたゲートウェイのネットワークアダプタの IP アドレスに関連付けられたボリュームを作成するときにこの状態が発生することがあります。ボリュームに関連付けられているネットワークアダプタを取り外すか無効にすると、IP アドレスが **[ホスト IP]** に表示されなくなる場合があります。この問題に対処するには、ボリュームを削除し、その既存のデータを保持したまま再度作成します。
+ アプリケーションで使用する iSCSI イニシエータが現在、ストレージボリュームの iSCSI ターゲットにマッピングされていることを確認します。ストレージボリュームへの接続の詳細については、[Windows クライアントからボリュームへの接続](ConfiguringiSCSIClient.md) を参照してください。

ボリュームのスループットを表示し、Amazon CloudWatch コンソールからアラームを作成できます。アプリケーションからボリュームへのスループットの測定に関する詳細については、「[アプリケーションとゲートウェイの間のパフォーマンスの測定](PerfAppGateway-common.md)」を参照してください。

## ゲートウェイのキャッシュディスクでエラーが発生する
<a name="troubleshoot-volume-issues.CacheDiskFail"></a>

ゲートウェイの 1 つ以上のキャッシュディスクに障害が発生した場合、仮想テープとボリュームに対する読み取りおよび書き込みオペレーションがゲートウェイによって禁止されます。通常の機能を再開するには、次の手順に従ってゲートウェイを再設定します。
+ キャッシュディスクにアクセスできない、または使用できない場合は、ゲートウェイ構成からディスクを削除します。
+ キャッシュディスクがまだアクセス可能で使用可能な場合は、ゲートウェイに再接続します。

**注記**  
キャッシュディスクを削除した場合、ゲートウェイが通常の機能を再開したとき、クリーンデータがあるテープまたはボリューム (キャッシュディスクと Amazon S3 とのデータが同期している場合) は引き続き使用できます。例えば、ゲートウェイに 3 つのキャッシュディスクがあり、2 つを削除した場合、クリーンであるテープまたはボリュームは AVAILABLE ステータスになります。他のテープおよびボリュームは、IRRECOVERABLE ステータスになります。  
ゲートウェイのキャッシュディスクとしてエフェメラルディスクを使用したり、キャッシュディスクをエフェメラルドライブにマウントしたりすると、ゲートウェイのシャットダウン時にキャッシュディスクが失われます。キャッシュディスクと Amazon S3 が同期していないときにゲートウェイをシャットダウンすると、データが失われる可能性があります。そのため、エフェメラルドライブやディスクを使用することは推奨されていません。

## ボリュームのスナップショットのステータスが予想以上に長い時間にわたって PENDING のままである
<a name="SnapshotTroubleshooting.Pending"></a>

ボリュームのスナップショットが予想以上に長い時間にわたって保留中状態のままである場合は、ゲートウェイ VM が予期せずクラッシュしたか、ボリュームのステータスがパススルーまたは回復不能に変わった可能性があります。これらのいずれかの場合、スナップショットのステータスは PENDING のままになり、スナップショットは正常に完了しません。この場合は、スナップショットを削除することをお勧めします。詳細については、「[ストレージボリュームのスナップショットの削除](DeletingASnapshot.md)」を参照してください。

ボリュームのステータスが使用可能に戻ったら、ボリュームの新しいスナップショットを作成します。ボリュームステータスについては、「[ボリュームステータスと移行について](StorageVolumeStatuses.md)」を参照してください。

## 高可用性のヘルス通知
<a name="troubleshooting-ha-notifications"></a>

VMware vSphere High Availability (HA) プラットフォームでゲートウェイを実行すると、ヘルス通知が表示される場合があります。ヘルス通知の詳細については、「[高可用性に関する問題のトラブルシューティング](troubleshooting-ha-issues.md)」を参照してください。