

# AWS インスタンスの開始と停止を自動化する
<a name="solution-overview"></a>

AWS での Instance Scheduler ソリューションは、[Amazon Elastic Compute Cloud](https://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/concepts.html) (Amazon EC2) および [Amazon Relational Database Service](https://docs.aws.amazon.com/AmazonRDS/latest/UserGuide/Welcome.html) (Amazon RDS) インスタンスなど、さまざまな AWS のサービスの起動と停止を自動化します。

このソリューションは、使用されていないリソースを停止し、キャパシティーが必要なときにリソースを起動することで、運用コストを削減するのに役立ちます。例えば、企業は AWS での Instance Scheduler を使用して、毎日営業時間外にインスタンスを自動的に停止できます。すべてのインスタンスをフル活用している場合は、このソリューションで通常の営業時間中にのみ必要なインスタンスに対して最大 70% のコスト削減を実現できます (毎週の使用率を 168 時間から 50 時間に削減)。

AWS での Instance Scheduler は、Amazon Web Services (AWS) リソースタグと [AWS Lambda](https://aws.amazon.com/lambda/) を使用して、独自に定義されたスケジュールに従って、複数の AWS リージョンとアカウントのインスタンスを自動的に停止および再起動します。このソリューションでは、停止した Amazon EC2 インスタンスにハイバネーション (休止) を使用することもできます。

この実装ガイドでは、AWS での Instance Scheduler ソリューションの概要、そのリファレンスアーキテクチャとコンポーネント、デプロイを計画する際の考慮事項、AWS クラウドにソリューションをデプロイするための設定手順について説明します。

このガイドは、環境に AWS での Instance Scheduler を実装したい IT インフラストラクチャアーキテクト、管理者、DevOps プロフェッショナルを対象としています。

このナビゲーションテーブルを使用すると、次の質問に対する回答をすばやく見つけることができます。


| 質問内容 | 参照先 | 
| --- | --- | 
| このソリューションの実行に必要なコストを確認する。米国東部 (バージニア北部) リージョンでこのソリューションを実行するための推定コストは、13.15 USD / 月です。 |  [コスト](cost.md)  | 
| このソリューションのセキュリティ上の考慮事項を理解する。 |  [AWS Well-Architected の設計に関する考慮事項](aws-well-architected-design-considerations.md)、[セキュリティ](security-1.md)  | 
| スケジュールを設定する。 |  [スケジューラ設定テーブル](scheduler-configuration-table.md)  | 
| どの AWS リージョンでこのソリューションをサポートしているか知りたい場合。 |  [サポートしている AWS リージョン](#supported-aws-regions)  | 
| このソリューションに含まれている AWS CloudFormation テンプレートを表示またはダウンロードして、このソリューションのインフラストラクチャリソース (スタック) を自動的にデプロイする。 |  [AWS CloudFormation テンプレート](aws-cloudformation-templates.md)  | 
| ソースコードにアクセスし、オプションで AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) を使用してソリューションをデプロイする。 |  [GitHub リポジトリ](https://github.com/aws-solutions/instance-scheduler-on-aws/tree/main)  | 

## サポートしている AWS リージョン
<a name="supported-aws-regions"></a>

AWS GovCloud (米国) リージョンや一部の[オプトインリージョン](https://docs.aws.amazon.com/glossary/latest/reference/glos-chap.html?icmpid=docs\_homepage\_addtlrcs#optinregion) (デフォルトで無効になっているリージョン) など、任意の AWS リージョン に Instance Scheduler をデプロイできます。ソリューションをデプロイしたら、アカウントの任意のリージョンでタグ付けされた EC2 と RDS DB のインスタンスに適切な起動または停止のアクションを適用するようにソリューションを設定できます。クロスアカウントのインスタンススケジューリングを使用すると、ソリューションはすべてのアカウントのすべての設定済みリージョンのインスタンスにアクションを適用します。

**重要**  
Lambda 関数が単一のリージョンで実行されている場合でも、AWS での Instance Scheduler のアクションは、アカウントのすべての AWS リージョンで適切にタグ付けされたインスタンスに影響します。

ソリューションを複数デプロイして使用すると、多数のインスタンス、または多くのアカウントとリージョンのインスタンスをスケジュールできます。複数のスケジューラをデプロイする場合は、スタックごとに異なるタグ名を使用し、デプロイごとに重複しないリージョンのセットを設定します。

各デプロイでは、スケジュールすべきリソースを識別するタグキーについて、アカウント内のすべての設定済みリージョンですべてのインスタンスをチェックします。複数のデプロイでリージョンが重複している場合は、各インスタンスは複数のデプロイによって確認されます。

**注記**  
AWS での Instance Scheduler は、ソリューションスタックが標準の AWS リージョンにデプロイされている場合でも、任意のオプトインリージョン内のインスタンスをターゲットにしてスケジューリングできます。