インターフェイスエンドポイント (AWS PrivateLink) を使用して Amazon EventBridge スケジューラにアクセスする

AWS PrivateLink を使用して、VPC と Amazon EventBridge スケジューラの間にプライベート接続を作成できます。インターネットゲートウェイ、NAT デバイス、VPN 接続、または Direct Connect 接続を使用せずに、VPC 内にあるかのように EventBridge スケジューラにアクセスできます。VPC のインスタンスは、パブリック IP アドレスがなくても EventBridge スケジューラにアクセスできます。

このプライベート接続を確立するには、AWS PrivateLink を利用したインターフェイスエンドポイントを作成します。インターフェイスエンドポイントに対して有効にする各サブネットにエンドポイントネットワークインターフェイスを作成します。これらは、EventBridge スケジューラ宛てのトラフィックのエントリポイントとして機能するリクエスタ管理型ネットワークインターフェイスです。

詳細については、「AWS PrivateLinkガイド」の「AWS PrivateLinkから AWS のサービスにアクセスする」を参照してください。

EventBridge スケジューラに関する考慮事項

EventBridge スケジューラのインターフェイスエンドポイントを設定する前に、「AWS PrivateLink ガイド」の「考慮事項」を確認してください。

EventBridge スケジューラは、インターフェイスエンドポイントを介してすべての API アクションの呼び出しをサポートしています。

EventBridge スケジューラのインターフェイスエンドポイントを作成する

Amazon VPC コンソールまたは AWS Command Line Interface (AWS CLI) を使用して、EventBridge スケジューラのインターフェイスエンドポイントを作成できます。詳細については、「AWS PrivateLink ガイド」の「インターフェイスエンドポイントを作成」を参照してください。

以下のサービス名を使用して、EventBridge スケジューラ用のインターフェイスエンドポイントを作成します。

com.amazonaws.region.scheduler

インターフェイスエンドポイントのプライベート DNS を有効にすると、リージョンのデフォルト DNS 名を使用して、EventBridge スケジューラへの API リクエストを実行できます。例えば、scheduler.us-east-1.amazonaws.com。

インターフェイスエンドポイントのエンドポイントポリシーを作成する

エンドポイントポリシーは、インターフェイスエンドポイントにアタッチできる IAM リソースです。デフォルトのエンドポイントポリシーでは、インターフェイスエンドポイントを介した EventBridge スケジューラへのフルアクセスが許可されています。VPC から EventBridge スケジューラへの許可されたアクセスをコントロールするには、カスタムエンドポイントポリシーをインターフェイスエンドポイントにアタッチします。

詳細については、AWS PrivateLink ガイドのControl access to services using endpoint policies (エンドポイントポリシーを使用してサービスへのアクセスをコントロールする)を参照してください。

例: EventBridge スケジューラアクションの VPC エンドポイントポリシー

以下は、カスタムエンドポイントポリシーの例です。インターフェイスエンドポイントにアタッチされると、このポリシーは、すべてのリソースですべてのプリンシパルに、リストされている EventBridge スケジューラアクションへのアクセス権を付与します。

{
   "Statement": [
      {
         "Principal": "*",
         "Effect": "Allow",
         "Action": [
            "scheduler:GetSchedule",
            "scheduler:ListSchedules",
            "scheduler:GetScheduleGroup",
            "scheduler:ListScheduleGroups"
         ],
         "Resource":"*"
      }
   ]
}