ゼロ ETL 統合 - Amazon Redshift

Amazon Redshift は、2025 年 11 月 1 日以降、新しい Python UDF の作成をサポートしなくなります。Python UDF を使用する場合は、その日付より前に UDF を作成してください。既存の Python UDF は引き続き通常どおり機能します。詳細については、ブログ記事を参照してください。

ゼロ ETL 統合

ゼロ ETL 統合はフルマネージドソリューションで、複数の運用ソースとトランザクションソースから Amazon Redshift でトランザクションデータと運用データが利用できます。このソリューションを使用して、ソースから Amazon Redshift データウェアハウスへの統合を設定できます。抽出、変換、ロード (ETL) パイプラインを管理する必要はありません。データソースから Amazon Redshift クラスターまたは Redshift Serverless 名前空間にデータレプリケーションの作成と管理を自動化することにより、お客様に代わって ETL が処理されます。レポートやダッシュボードなどの分析ワークロードには Amazon Redshift を使用して、ソースデータの更新とクエリを継続できます。

ゼロ ETL 統合では、分析、AI/ML、レポート作成用の新しいデータが得られます。ビジネスダッシュボード、最適化されたゲームエクスペリエンス、データ品質のモニタリング、顧客行動分析などのユースケース向けに、より正確でタイムリーなインサイトが得られます。ビジネス全体で、データ駆動型の予測をより自信を持って実行し、カスタマーエクスペリエンスを向上させ、データ駆動型のインサイトを促進できます。

ゼロ ETL 統合では現時点で、次のソースがサポートされています。

  • Amazon Aurora MySQL (AMS)

  • Amazon Aurora PostgreSQL (APG)

  • Amazon DynamoDB

  • Amazon RDS for MySQL

  • Amazon RDS for Oracle

  • Amazon RDS for PostgreSQL

  • Oracle Database@AWS

  • Salesforce、Salesforce Marketing Cloud Account Engagement、SAP、ServiceNow、Instagram ads、Meta ads、Zendesk などのアプリケーション

ゼロ ETL 統合を作成するには、統合ソースと、ターゲットとして Amazon Redshift データウェアハウスを指定します。初回のデータロード後、統合によって、ソースデータベースからターゲットデータウェアハウスにデータがレプリケートされます。データが Amazon Redshift で利用できるようになります。統合ソース、ゼロ ETL 統合、Amazon Redshift データウェアハウスのそれぞれの作成時に、データの暗号化を制御します。統合では、データパイプラインの状態をモニタリングし、可能な場合は問題から回復します。同種ソースから単一の Amazon Redshift データウェアハウスに統合を作成して、複数のアプリケーションにわたって総合的なインサイトを引き出すことができます。

Amazon Redshift のデータを使用して、Amazon Redshift が提供する分析を利用できます。例えば、組み込みの機械学習 (ML)、マテリアライズドビュー、データ共有、複数のデータストアやデータレイクへの直接アクセスなどが利用できます。データエンジニアの場合、ゼロ ETL 統合を使用して、複雑なデータパイプランでの断続的なエラーを原因とする遅延が発生する可能性のある、時間的制約のあるデータにアクセスできます。トランザクションデータに対して分析クエリや機械学習モデルを実行して、時間的制約のあるイベントやビジネス上の意思決定について、タイムリーなインサイトを引き出すことができます。

Amazon Redshift イベント通知サブスクリプションを作成すると、特定のゼロ ETL 統合でのイベント発生時に通知を受け取ることができます。統合関連のイベント通知のリストを確認するには、「Amazon EventBridge によるイベント通知のゼロ ETL 統合」を参照してください。サブスクリプションを作成する最も簡単な方法は、Amazon SNS コンソールを使用する方法です。Amazon SNS トピックの作成とサブスクリプションについては、「Amazon Simple Notification Service デベロッパーガイド」の「Amazon SNS の開始方法」を参照してください。

ゼロ ETL 統合を始める際には、以下の概念を検討してください。

  • ソースデータベースは、データを Amazon Redshift にレプリケートする元になるデータベースです。

  • ターゲットデータウェアハウスとは、データがレプリケートされる Amazon Redshift でプロビジョンされたクラスターまたは Redshift Serverless ワークグループです。

  • 送信先データベースとは、ターゲットデータウェアハウスのゼロ ETL 統合から作成するデータベースです。

ゼロ ETL 統合のモニタリングに使用できるシステムテーブルとビューについては、「Amazon Redshift システムビューとのゼロ ETL 統合のモニタリング」を参照してください。

ゼロ ETL 統合の各ソースがサポートする AWS リージョン のリストについては、「ゼロ ETL 統合をサポートするリージョン」を参照してください。

ゼロ ETL 統合の価格の情報については、次の該当する料金ページを参照してください。

ゼロ ETL 統合のソースの詳細については、次のトピックを参照してください。