countOver
countOver 関数は、ディメンションのリストでパーティション分割されたディメンションまたはメジャーの数を計算します。
構文
括弧が必要です。省略可能な引数については、次の説明を参照してください。
countOver (measure or dimension field,[ partition_field, ... ],calculation level)
引数
- measure or dimension field
-
計算を実行するメジャーまたはディメンション(例:
sum({Sales Amt}))。計算レベルがNULLまたはPOST_AGG_FILTERに設定されている場合は、集計を使用します。計算レベルがPRE_FILTERまたはPRE_AGGに設定されている場合は、集計を使用しないでください。 - partition field
-
(省略可能) パーティション分割する 1 つ以上のメジャーおよびディメンション。コンマで区切って入力します。
複数の単語の場合は、リスト内の各フィールドを {} (中括弧) で囲みます。リスト全体は [ ] (角括弧) で囲まれます。
- calculation level
-
(オプション)使用する計算レベルを指定します。
-
PRE_FILTER- 事前フィルター計算は、データセットフィルターの前に計算されます。 -
PRE_AGG- 事前集計計算は、集計と上位および下位の N フィルターをビジュアルに適用する前に計算されます。 -
POST_AGG_FILTER- (デフォルト) テーブルの計算は、ビジュアルが表示されるときに処理されます。
空白の場合、この値はデフォルトで
POST_AGG_FILTERです。詳細については、「Amazon QuickSight でのレベルアウェア計算の使用」 を参照してください。 -
例
次の例では、Sales および City でパーティション分割された State の数を取得します。
countOver ( Sales, [City, State] )
次の例では、{County} および City でパーティション分割された State の数を取得します。
countOver ( {County}, [City, State] )
Billed Amount の Customer Region の数を以下の例に示します。テーブル計算のフィールドは、ビジュアルのフィールドウェルにあります。
countOver ( sum({Billed Amount}), [{Customer Region}] )
この例の結果を次のスクリーンショットで示します。他に含まれているフィールドがないため、各リージョンの数は 1 です。
フィールドを追加すると、数が変化します。次のスクリーンショットでは、Customer Segment および Service Line が追加されています。これらのフィールドのそれぞれに 3 つの一意の値が含まれています。3 つのセグメント、3 つのサービスライン、3 つのリージョンで、計算フィールドには 9 と表示されます。
さらに 2 つのフィールドを追加して計算フィールドでフィールドをパーティション分割 (countOver( sum({Billed Amount}), [{Customer Region}, {Customer Segment},
{Service Line}]) すると、数は行ごとに再び 1 になります。