GTID を使用して Amazon RDS for MySQL と Amazon EC2 上の MySQL との間のデータレプリケーションを設定する

RDS for MySQL インスタンスを作成する。

RDS for MySQL インスタンスを作成するには、次のタスクで説明するパラメータ値を使用して、Amazon RDS ドキュメントの手順に従います。

DB パラメータグループで GTID 関連の設定を有効にする。

Amazon RDS for MySQL DB パラメータグループで、次のパラメータを有効にします。

enforce_gtid_consistency を on に、gtid-mode を on に設定する。

Amazon RDS for MySQL インスタンスを再起動する。

パラメータの変更を反映するには再起動が必要です。

ユーザーを作成し、レプリケーション権を付与する。

次のコマンドを使用して をインストールします。

CREATE USER 'repl'@'%' IDENTIFIED BY 'xxxx';
GRANT REPLICATION slave ON *.* TO 'repl'@'%' ;
FLUSH PRIVILEGES;

Amazon Linux に LAMP をインストールする。

次のコマンドを使用して をインストールします。

sudo yum update
sudo wget https://dev.mysql.com/get/mysql57-community-release-el7-11.noarch.rpm
sudo yum localinstall mysql57-community-release-el7-11.noarch.rpm 
sudo yum install mysql-community-server
sudo systemctl start mysqld

EC2 インスタンスで MySQL にログインし、データベースを作成する。

データベース名は、Amazon RDS for MySQL のデータベース名と同じである必要があります。次の例では、ユーザー名は replication です。

create database replication;

MySQL 構成ファイルを編集し、データベースを再起動する。

以下のパラメータを入力して、/etc/ にある my.conf ファイルを編集します。

server-id=3
gtid_mode=ON
enforce_gtid_consistency=ON
replicate-ignore-db=mysql
binlog-format=ROW
log_bin=mysql-bin

その後、mysqld サービスを再起動します。

systemctl mysqld restart

Amazon RDS for MySQL データベースからデータダンプをエクスポートする。

Amazon RDS for MySQL からダンプをエクスポートするには、次のコマンドを使用します。

mysqldump --single-transaction  -h mydb.xxxxxxx.amazonaws.com  -uadmin -p --databases replication > replication-db.sql

Amazon EC2 の MySQL データベースにある.sql ダンプファイルを復元する。

Amazon EC2 の MySQL データベースにダンプをインポートするには、次のコマンドを使用します。

mysql -D replication -uroot -p  < replication-db.sql

Amazon EC2 の MySQL データベースをレプリカとして構成する。

レプリケーションを開始してレプリケーションステータスを確認するには、Amazon EC2 の MySQL データベースにログインし、次のコマンドを使用します。

CHANGE MASTER TO MASTER_HOST="mydb.xxxxxxx.amazonaws.com", MASTER_USER="repl", MASTER_PASSWORD="rep123", MASTER_PORT=3306, MASTER_AUTO_POSITION = 1;
START SLAVE;
SHOW SLAVE STATUS\G