アシスト付き NLU を使用して Lex V2 のインテント分類とスロット解決を改善する
アシスト付き NLU は、大規模言語モデル (LLMs) を使用して Amazon Lex V2 のインテント分類およびスロット解決機能を改善する機能です。これにより、ボットが設定したインテントおよびスロット内に留まりながら、精度が向上します。この機能はボットコンテンツを生成または変更しません。この機能により、NLU システムの全体的な精度が向上し、ユーザーにとってよりシームレスで効果的な会話体験が得られます。
アシスト付き NLU 機能は、英語、スペイン語、ポルトガル語、カタルーニャ語、フランス語、イタリア語、ドイツ語のロケールで利用できます。具体的には、en_、es_、pt_ (pt_BR、pt_PT)、ca_ (ca_ES)、fr_ (fr_CA、fr_FR)、it_ (it_IT)、および de_ (de_AT, de_DE) で始まるロケールをサポートします。サポートされているロケールの完全なリストについては、「Amazon Lex V2 でサポートされている言語とロケール」の表を参照してください。
アシスト付き NLU を使用して、インテント分類とスロット解決を改善します。Amazon Lex V2 は Amazon Bedrock モデルを呼び出して、インテントの分類とボットのユースケースに合ったスロットタイプの解決を支援します。コンソールを使用して、ボットのアシスト付き NLU を有効にできます。
LLM アシスト付き NLU 機能を使用する際のボットの精度を改善するためのガイダンス
以下のベストプラクティスは、アシスト付き NLU 機能の効果を最大化するのに役立ちます。
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インテント名を説明不要の名前にする — インテントのアクションや目的がすぐに伝わる名前を使用します。例えば、フライトを予約するインテントを作成している場合は、「BookFlight」という名前にします。
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名前をクリーンでシンプルに保つ — インテント名とスロット名にプレフィックス、サフィックス、または不要な単語を追加しないようにします。「Dev」や「Test」などの追加要素は LLM を混乱させ、目的を不明確にする可能性があります。
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詳細な説明を提供する — カスタムなインテントとスロットごとに、簡潔で有益な説明を含めます。これにより、特定の用途とコンテキストを説明し、人間と LLM の両方がその目的を理解しやすくなります。
注記
この機能を有効にすると、データが AWS リージョン全体で処理される場合があります。クロスリージョン推論の詳細については、「https://docs.aws.amazon.com/bedrock/latest/userguide/cross-region-inference.html」を参照してください。
重要
ボットのドラフトバージョンでこの機能を有効にします。本番稼働用エイリアスで使用する前に、機能をテストします。
アシスト付き NLU の無効化
アシスト付き NLU 機能を無効にするには、次の手順に従います。
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AWS マネジメントコンソール にサインインして Amazon Lex V2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/lexv2/home
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[ボット] ページで、ボットを選択します。
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[ボットロケール] ページで、[アシスト付き NLU] セクションの [設定] をクリックします。
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[ランタイム生成 AI 機能] セクションで、[アシスト付き NLU] 機能をオフにし、[保存] をクリックします。
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ボットを構築して変更を適用します。