IVS Player SDK: JW Player 統合 - Amazon IVS
概要イベントエラーコンテンツセキュリティポリシー制限

IVS Player SDK: JW Player 統合

このドキュメントでは、Amazon Interactive Video Service (IVS) JW Player 統合で利用可能な最も重要な機能について説明します。

JW Player 統合の最新バージョン: 1.45.0 (リリースノート)

概要

JW Player に対する Amazon IVS サポートは、プロバイダーを通じて実装されます。Amazon IVS プロバイダーは、JW Player の Web プレイヤーでのみサポートされています。プロバイダーはスクリプトタグを介してロードされます。Amazon IVS プロバイダーの再生を必要とするストリームは、プレイリストのtype: 'ivs'でタグ付けされている必要があります。Amazon IVS は JW Player のバージョン 8.18.4 以降をサポートしています。

セットアップ

以下の手順において、JW_PLAYER_DIVは JW Player インスタンスの<div>の名前です。IVS_STREAMは、IVS 再生 URL です。Amazon IVS プロバイダーをセットアップして再生を有効にするには

  1. 次の script タグ (この場合のプレイヤー統合の最新バージョンは 1.45.0) を含めます。

    <script src="https://player.live-video.net/1.45.0/amazon-ivs-jw-provider.min.js"></script>

  2. ivsタイプを使用して、IVS プレイリスト項目をマークします。setup()のcast値をnullへ設定します (Chromecast はサポートされていないため)。

    jwplayer(JW_PLAYER_DIV).setup({
   playlist: [{
      file:IVS_STREAM,
      type: 'ivs',
   }]
});

  3. 基盤となる Amazon IVS Player への参照を使用して Amazon IVS Player API を呼び出す場合や、コールバック処理のために Amazon IVS 固有の列挙型への参照が必要な場合は、'providerPlayer'イベントへリスナーを追加します。

    jwplayer(JW_PLAYER_DIV).on('providerPlayer', function (player) {
   // player object has 'ivsPlayer' and 'ivsEvents' properties
   // ...callback code...
});

サンプルコード

この例では、JW_PLAYER_LIBは JW Player ライブラリスクリプトへの URL で、IVS_STREAMは IVS 再生 URL です。

<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
   <script src=JW_PLAYER_LIB></script>
   <script src="https://player.live-video.net/1.45.0/amazon-ivs-jw-provider.min.js"></script>
</head>
<body>
   <div id='player'></div>
   <script>
      // set default values for ivsPlayer and ivsEvents
      var ivsPlayer = {};
      var ivsEvents = {};

      // define our player setup
      const ivsConfig = {
         playlist: [{
            file: IVS_STREAM,
            type: 'ivs',
         }]
      };

      jwplayer('player')
         .setup(ivsConfig)
         .on('providerPlayer', function (player) {
            console.log('Amazon IVS Player: ', player.ivsPlayer);
            console.log('Amazon IVS Player Events: ', player.ivsEvents);

            // store the reference to the Amazon IVS Player
            ivsPlayer = player.ivsPlayer;
            // store the reference to the Amazon IVS Player Events
            ivsEvents = player.ivsEvents;
         });
   </script>
</body>
</html>

イベント

スタンダードの JW Player イベントをリッスンするには、JW Player のオン関数を使用します。

Amazon IVS 固有のイベントをリッスンする、または Amazon IVS Web プレイヤーでイベントリスナーを追加または削除するには、'providerPlayer'イベントをリッスンして Amazon IVS Player への参照を取得し、それにイベントリスニングを追加します。例: 

// store a default value for ivsPlayer
var ivsPlayer = {};

// store references to the Amazon IVS Player and Amazon IVS Events:
jwplayer(JW_PLAYER_DIV).on('providerPlayer', function (player) {
   ivsPlayer = player.ivsPlayer;
});

// set up event listening
ivsPlayer.addEventListener(event, callback);
ivsPlayer.removeEventListener(event, callback);

callback はユーザーの定義するコールバックで、event は PlayerEventType、PlayerState、ErrorTypeのいずれかです。イベントの詳細については、「Amazon IVS Player SDK: Web Reference」を参照してください。

'providerPlayer'イベントは JW Player によって発行され、そのイベントで登録したコールバックは、次のフィールドを持つオブジェクトを受け取ります。

フィールド 説明

ivsPlayer

基になる Amazon IVS プレイヤーインスタンスを返します。完全な Amazon IVS Player Web API は、このインスタンスから利用できます。ベーシックな JW Player 再生 API を可能な限り使用し、この機能を使用して Amazon IVS 固有の機能へアクセスすることをお勧めします。Amazon IVS プレイヤーインスタンスでアクセスする必要がある最も一般的な機能は、addEventListener()およびremoveEventListener()です。

ivsEvents

関連付けられた Amazon IVS 固有の列挙型にマップされた、PlayerEventType、PlayerState、ErrorTypeフィールドを含むオブジェクトを返します。詳細については、「Amazon IVS Player SDK: Web Reference」を参照してください。

エラー

一般的な JW Player のエラーについては、JW Player のオン関数を使用して、エラーイベントをリッスンしてください。

Amazon IVS 固有のエラーについては、Amazon IVS プレイヤーでその固有のエラーをリッスンします。

// set default values for ivsPlayer and ivsEvents
var ivsPlayer = {};
var ivsEvents = {};

// store references to the Amazon IVS Player and Amazon IVS Events
jwplayer(JW_PLAYER_DIV).on('providerPlayer', function (player) {
   ivsPlayer = player.ivsPlayer;
   ivsEvents = player.ivsEvents;
});

// set up event listening:
let playerEvent = ivsEvents.PlayerEventType;
ivsPlayer.addEventListener(playerEvent.ERROR, callback);

コールバックは、次のフィールドを持つオブジェクトを受け取ります。

フィールド 説明

type

エラータイプ。ErrorType イベントに対応しています。詳細については、「Amazon IVS Player SDK: Web Reference」を参照してください。

code

エラーコードです。

source

エラーのソース。

message

人が判読できるエラーメッセージ。

コンテンツセキュリティポリシー

Amazon IVS プロバイダー API は、コンテンツセキュリティポリシー (CSP: Content Security Policy) を使用するページで動作するように設定されています。IVS Player SDK: ウェブガイドの「コンテンツセキュリティポリシーの操作」のセクションを参照してください。

制限

プロバイダーはキャストをサポートしていません。JW Player ダッシュボードでキャストを有効にした場合は、setup()を呼び出すときにcast～nullを設定することで無効にできます。これにより、キャストボタンが非表示になります。