Device Advisor - AWS IoT Core

Device Advisor

Device Advisor は、デバイスソフトウェア開発中に IoT デバイスを検証するための、クラウドベースのフルマネージドテスト機能です。Device Advisor は、デバイスを本稼働環境にデプロイする前に、AWS IoT Core との信頼性と安全な接続性について IoT デバイスを検証するために使用できる、事前に構築されたテストを提供します。Device Advisor の事前構築されたテストにより、デバイスソフトウェアをTLS,MQTT,デバイスシャドウ, およびIoT ジョブズの使用のベストプラクティスに照らして検証できます。また、署名された認定レポートをダウンロードして AWS パートナーネットワークに提出し、デバイスを送付してテストを待つことなく、AWS Partner Device Catalog の認定を受けることもできます。

注記

Device Advisor は、us-east-1、us-west-2、ap-northeast-1、および eu-west-1 リージョンでサポートされています。

Device Advisor は、MQTT および MQTT over WebSocket Secure (WSS) プロトコルを使用してメッセージを発行およびサブスクライブするデバイスとクライアントをサポートします。すべてのプロトコルでは、IPv4 および IPv6 がサポートされています。

デバイスアドバイザーは RSA サーバー証明書をサポートしています。

AWS IoT Core に接続するように構築されたデバイスは、Device Advisor を利用することができます。AWS IoT コンソールから、または AWS CLI もしくは SDK を使用して、Device Advisor にアクセスできます。デバイスをテストする準備ができたら、AWS IoT Core に登録し、Device Advisor エンドポイントでデバイスソフトウェアを設定します。その後、事前に構築されたテストを選択して設定し、デバイスでテストを実行して、詳細なログまたは認定レポートとともにテスト結果を取得します。

Device Advisor は、AWS クラウドのテストエンドポイントです。Device Advisor が提供するテストエンドポイントに接続するようにデバイスを設定することで、デバイスをテストできます。テストエンドポイントに接続するようにデバイスを設定したら、Device Advisor のコンソールにアクセスするか、AWS SDK を使用して、デバイスで実行するテストを選択できます。その後、Device Advisor は、リソースのプロビジョニング、テストプロセスのスケジューリング、ステートマシンの管理、デバイスの動作の記録、結果の記録、テストレポートの形式での最終結果の提供など、テストのライフサイクル全体を管理します。

TLS プロトコル

Transport Layer Security (TLS) プロトコルは、インターネットなどの安全性が低いネットワークでの機密データの暗号化に使用されます。TLS プロトコルは、Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルの後継です。

Device Advisor は以下の TLS プロトコルをサポートしています。

  • TLS1.3 (推奨)

  • TLS 1.2

プロトコル、ポートマッピング、認証

デバイス通信プロトコルは、デバイスまたはクライアントがデバイスエンドポイントを使用してメッセージブローカーに接続するために使用されます。次の表は、Device Advisor エンドポイントがサポートするプロトコルと、それらが使用する認証方法とポートを示しています。

プロトコル、認証、ポートマッピング
プロトコル サポートされているオペレーション 認証 ポート ALPN プロトコル名

MQTT over WebSocket

発行、サブスクライブ

署名バージョン 4

443

該当なし

MQTT

発行、サブスクライブ

X.509 クライアント証明書

8883

x-amzn-mqtt-ca

MQTT 発行、サブスクライブ X.509 クライアント証明書 443 該当なし