Malware Protection for S3 のクォータ
このセクションでは、制限とも呼ばれるデフォルトのクォータについて説明します。特に指定がない限り、各クォータはリージョン固有です。基盤となる GuardDuty サービスを使用した場合に固有のデフォルトのクォータを表示するには、「Amazon GuardDuty クォータ」を参照してください。
次の表では、AWS アカウントに適用されるいくつかのクォータについて説明します。
| クォータ名 | AWS のデフォルトのクォータ値 | 調整可能かどうか | 説明 |
|---|---|---|---|
|
S3 オブジェクトの最大サイズ |
100 GB |
なし |
GuardDuty でマルウェアがスキャンされる S3 オブジェクトの最大サイズ。 このクォータは調整できませんが、より大きなオブジェクトをスキャンする必要がある場合は、GuardDuty がユースケースに合わせてクォータを増やすことができるかどうかを確認するために AWS サポート にお問い合わせください。 |
|
アーカイブバイトの抽出 |
100 GB |
なし |
GuardDuty がアーカイブファイルから抽出して分析できるデータの最大量。 GuardDuty は、100 GB を超えるアーカイブファイルの抽出をスキップします。 |
|
アーカイブファイルの抽出 |
10,000 |
なし |
GuardDuty がアーカイブファイルから抽出して分析できるファイルの最大数。アーカイブに含まれているファイルの数が 10,000 を超える場合は、GuardDuty はアーカイブファイルをスキップする必要があります。 注記複合ファイルタイプは、これらの制限の対象となる可能性があります。ファイルタイプには、多目的インターネットメール拡張 (MIME) でエンコードされた E メールメッセージ、コンパイル済み Python (PYC) ファイル、コンパイル済み HTML ヘルプ (CHM) ファイル、すべてのインストーラ、および OpenDocument Format (ODF) ドキュメントが含まれますが、これらに限定されません。 |
|
アーカイブの最大深度 |
5 |
なし |
GuardDuty が抽出できるネストされたアーカイブの最大レベル。アーカイブにこの値を超えてファイルがネストされている場合、その分のネストされたファイルはスキップされます。 |
|
最大保護バケット |
25 |
なし |
Malware Protection for S3 を有効にできる S3 バケットの最大数。このクォータ制限は、各リージョンのアカウントごとに適用されます。 |