値マッピングを設定する
このドキュメントのトピックは、Grafana バージョン 10.x をサポートする Grafana ワークスペース向けです。
Grafana バージョン 9.x をサポートする Grafana ワークスペースについては、「Grafana バージョン 9 での作業」を参照してください。
Grafana バージョン 8.x をサポートする Grafana ワークスペースについては、「Grafana バージョン 8 での作業」を参照してください。
フィールドオーバーライドに加えて、値マッピングは、視覚化でのデータの表示方法を変更するために使用できる手法です。
値マッピングは、表示される色や小数点以下の桁数など、パネルエディタの標準オプションで設定された単位の書式設定を介しません。値マッピングがパネルに存在する場合、Grafana はパネルエディタの[値マッピング]セクションにその概要を表示します。
サポートされている視覚化
棒グラフ
棒ゲージ
ローソク足チャート
キャンバス
ゲージ
ジオマップ
ヒストグラム
円グラフ
統計
状態タイムライン
ステータス履歴
テーブル
時系列
トレンド
値マッピングの種類
Grafana は、次の値マッピングの種類をサポートしています。
-
[Value] – 特定の値をテキストと色にマッピングします。例えば、値
10のすべてのインスタンスが数値ではなくPerfection!として表示されるように値マッピングを設定できます。単一の値をフォーマットする場合は、Value マッピングを使用します。 -
[Range] – 数値範囲をテキストと色にマッピングします。例えば、値が特定の範囲内にある場合は、数値ではなく
LowまたはHighを表示するように範囲値マッピングを設定できます。複数の連続値を推定する場合は、Range マッピングを使用します。 -
[Regex] – 正規表現をテキストと色にマッピングします。例えば、値が
www.example.comの場合、Grafana がwwwを表示し、ドメインを切り捨てるように正規表現値マッピングを設定できます。正規表現値のテキストと色をフォーマットする場合は、Regex マッピングを使用します。 -
[特殊] –
Null、NaN(数値以外) などの特殊な値、trueやfalseなどのブール値をテキストと色にマッピングします。例えば、null値がN/Aとして表示されるように、特殊な値マッピングを設定できます。まれな値、ブール値、または空の値をフォーマットする場合は、[特殊] マッピングを使用します。
値マッピングの追加
パネルに値マッピングを追加できます。
値マッピングを追加するには
-
更新するパネルに移動します。
-
パネルの任意の部分にカーソルを合わせると、パネルの右上隅にメニューが表示されます。
-
メニューで [編集] を選択します。
-
[値マッピング] セクションで、[値マッピングを追加] を選択します。
-
[新しいマッピングの追加] を選択し、次のいずれかを選択します。
-
[Value] – 一致する単一の値を入力します。
-
[Range] – 一致する範囲の開始値と終了値を入力します。
-
[Regex] – 一致する正規表現パターンを入力します。
-
[特殊] – 一致する特殊な値を選択します。
-
-
(オプション) 表示テキストを入力します。
-
(オプション) 色を設定します。
-
[更新] を選択して、値マッピングを保存します。
マッピングを追加したら、[値マッピングの編集] ボタンが [値マッピングの追加] ボタンに置き換わります。マッピングを追加または更新するには、編集ボタンを選択します。