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S3 ファイルゲートウェイでの S3 Object Lock の使用
Amazon S3 ファイルゲートウェイは、Amazon S3 Object Lock が有効化された、S3 バケットへのアクセスをサポートしています。Amazon S3 Object Lock により、「Write-Once-Read-Many (WORM)」モデルを使用したオブジェクトの保存が可能になります。Amazon S3 Object Lock を使用すると、S3 バケット内のオブジェクトが削除または上書きされるのを防ぐことができます。Amazon S3 Object Lock では、オブジェクトのバージョニングと連携してデータを保護します。
Amazon S3 Object Lock を有効化した後も、そのオブジェクトの変更は可能です。例えば、S3 ファイルゲートウェイ上のファイル共有を経由すれば、オブジェクトの書き込み、削除、または名前変更を行うことができます。このようにしてオブジェクトを変更すると、S3 ファイルゲートウェイは前のバージョン (つまりロックされたオブジェクト) に影響せずに、オブジェクトの新しいバージョンを配置します。
例えば、S3 ファイルゲートウェイの NFS または SMB インターフェイスを使用してファイルを削除する際に、対応する S3 オブジェクトがロックされていると、ゲートウェイはオブジェクトの新しいバージョンに S3 削除マーカーを付加し、元のバージョンのオブジェクトをそのまま保存します。同様に、S3 ファイルゲートウェイがロックされたオブジェクトのコンテンツまたはメタデータを変更した場合、そのオブジェクトの新しいバージョンはその変更と共にアップロードされますが、元のロックされたバージョンのオブジェクトは変更されません。
Amazon S3 Object Lock の詳細については、Amazon Simple Storage Service ユーザーガイドの「S3 オブジェクトロックの使用」を参照してください。