Amazon CloudWatch エージェント

Amazon EMR の Amazon CloudWatch エージェントは、EMR クラスター内の Amazon EC2 インスタンスをモニタリングできるツールです。CloudWatch エージェントで収集したメトリクスは、CloudWatch 内に保存して閲覧できます。CloudWatch エージェントの詳細については、「Amazon CloudWatch ユーザーガイド」を参照してください。

Amazon EMR 7.0 以降では、クラスターにカスタムバージョンの Amazon CloudWatch エージェントをインストールして、EMR クラスターからメトリクスを収集できます。CloudWatchAgent は、EMR 7.6 以降のランタイムロールクラスターでサポートされています。エージェントはクラスターのすべてのノードからメトリクスを収集し、プライマリノードに集約し、そのノードからクラウドにメトリクスを公開します。

エージェントは、コンソールで新しいクラスターを作成するとき、または create-cluster API を使用するときにインストールできます。詳細については、「Amazon CloudWatch エージェントを使用する EMR クラスターを作成する」を参照してください。デフォルトでは、リリース 7.x シリーズを実行する Amazon EMR クラスターは 60 秒間隔で 34 のシステムレベルのメトリクスを CloudWatch に発行しますが、エージェントを設定して異なるメトリクスを発行できます。もう 1 つのオプションは、Amazon Managed Service for Prometheus にメトリクスを発行することであり、どのメトリクスを発行するかを選択することもできます。さまざまなユースケースや設定に応じて、エージェントを設定し、CloudWatch コンソール、Amazon Managed Grafana、または CloudWatch 用あるいは Amazon Managed Service for Prometheus 用 API を介してメトリクスを表示およびクエリすることができます。これらの AWS のサービス をメトリクスの保存とクエリに使用すると、料金が発生します。

Amazon EMR の CloudWatch エージェントは、Amazon EMR クラスターで次のサービスのシステムメトリクスと JMX メトリクスを発行できます。

使用可能なメトリクスと Amazon EMR で CloudWatch エージェントを設定する方法の詳細については、「Configuring CloudWatch agent for Amazon EMR」を参照してください。

次の表は、Amazon EMR 7.x シリーズの最新リリースに含まれている AmazonCloudWatchAgent のバージョンと、Amazon EMR で AmazonCloudWatchAgent と共にインストールされるコンポーネントを示しています。

このリリースで AmazonCloudWatchAgent と共にインストールされるコンポーネントのバージョンについては、「リリース 7.9.0 コンポーネントバージョン」を参照してください。