Classic Load Balancer のクロスゾーン負荷分散の設定
クロスゾーン負荷分散を使用すると、Classic Load Balancer の各ロードバランサーノードは、有効なすべてのアベイラビリティーゾーンの登録されたインスタンスにリクエストを均等に分散します。クロスゾーン負荷分散が無効の場合は、各ロードバランサーノードは、そのアベイラビリティーゾーンの登録されたインスタンスにのみリクエストを均等に分散します。詳細については、Elastic Load Balancing ユーザーガイドのクロスゾーン負荷分散を参照してください。
クロスゾーン負荷分散により、有効な各アベイラビリティーゾーンに等しい数のインスタンスを維持する必要性が軽減され、1 つ以上のインスタンスの消失を処理するアプリケーションの能力が向上します。ただし、耐障害性を高めるために有効な各アベイラビリティーゾーンにおよそ等しい数のインスタンスを維持することをお勧めします。
クライアントが DNS ルックアップをキャッシュする環境では、着信リクエストがいずれかのアベイラビリティーゾーンを優先する場合があります。クロスゾーン負荷分散を使用すると、リクエスト負荷の不均衡がリージョン内のすべての利用可能なインスタンスに分散されて、不適切に動作しているクライアントによる影響が軽減されます。
Classic Load Balancer の作成時における、クロスゾーン負荷分散のデフォルト状態は、ロードバランサーの作成方法により異なります。API または CLI を使用する場合、クロスゾーン負荷分散はデフォルトで無効化されます。AWS マネジメントコンソールを使用する場合、クロスゾーン負荷分散を有効にするオプションがデフォルトで選択されます。クロスゾーン負荷分散は、Classic Load Balancer の作成後に、いつでも有効化または無効化できます。
クロスゾーン負荷分散の有効化
Classic Load Balancer のクロスゾーン負荷分散は、任意のタイミングで有効化できます。
コンソールを使用してクロスゾーン負荷分散を有効にするには
Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインの [ロードバランシング] で [ロードバランサー] を選択します。
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ロードバランサーの名前を選択して、その詳細ページを開きます。
-
[属性] タブで、[編集] を選択します。
-
[ロードバランサー属性の編集] ページの [アベイラビリティーゾーンのルーティング設定] セクションで、[クロスゾーン負荷分散] を有効にします。
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[Save changes] (変更の保存) をクリックします。
AWS CLI を使用してクロスゾーン負荷分散を有効にするには
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次の modify-load-balancer-attributes コマンドを使用して、ロードバランサーの
CrossZoneLoadBalancing属性をtrueに設定します。aws elb modify-load-balancer-attributes --load-balancer-namemy-loadbalancer--load-balancer-attributes "{\"CrossZoneLoadBalancing\":{\"Enabled\":true}}"以下に、応答の例を示します。
{ "LoadBalancerAttributes": { "CrossZoneLoadBalancing": { "Enabled": true } }, "LoadBalancerName": "my-loadbalancer" } -
(省略可) 次の describe-load-balancer-attributes コマンドを使用して、ロードバランサーのクロスゾーン負荷分散が有効になっていることを確認します。
aws elb describe-load-balancer-attributes --load-balancer-namemy-loadbalancer以下に、応答の例を示します。
{ "LoadBalancerAttributes": { "ConnectionDraining": { "Enabled": false, "Timeout": 300 }, "CrossZoneLoadBalancing": { "Enabled": true }, "ConnectionSettings": { "IdleTimeout": 60 }, "AccessLog": { "Enabled": false } } }
クロスゾーン負荷分散の無効化
ロードバランサーに対してクロスゾーン負荷分散オプションをいつでも無効にすることができます。
コンソールを使用してクロスゾーン負荷分散を無効にするには
Amazon EC2 コンソール (https://console.aws.amazon.com/ec2/
) を開きます。 -
ナビゲーションペインの [ロードバランシング] で [ロードバランサー] を選択します。
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ロードバランサーの名前を選択して、その詳細ページを開きます。
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[属性] タブで、[編集] を選択します。
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[ロードバランサー属性の編集] ページの [アベイラビリティーゾーンのルーティング設定] セクションで、[クロスゾーン負荷分散] を無効にします。
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[Save changes] (変更の保存) をクリックします。
クロスゾーン負荷分散を無効にするには、ロードバランサーの CrossZoneLoadBalancing 属性を false に設定します。
AWS CLI を使用してクロスゾーン負荷分散を無効にするには
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次の modify-load-balancer-attributes コマンドを使用します。
aws elb modify-load-balancer-attributes --load-balancer-namemy-loadbalancer--load-balancer-attributes "{\"CrossZoneLoadBalancing\":{\"Enabled\":false}}"以下に、応答の例を示します。
{ "LoadBalancerAttributes": { "CrossZoneLoadBalancing": { "Enabled": false } }, "LoadBalancerName": "my-loadbalancer" } -
(省略可) 次の describe-load-balancer-attributes コマンドを使用して、ロードバランサーのクロスゾーン負荷分散が無効になっていることを確認します。
aws elb describe-load-balancer-attributes --load-balancer-namemy-loadbalancer以下に、応答の例を示します。
{ "LoadBalancerAttributes": { "ConnectionDraining": { "Enabled": false, "Timeout": 300 }, "CrossZoneLoadBalancing": { "Enabled": false }, "ConnectionSettings": { "IdleTimeout": 60 }, "AccessLog": { "Enabled": false } } }