Amazon EBS での障害テスト
AWS Fault Injection Service (AWS FIS) は、AWS ワークロードでフォールトインジェクション実験を実行するのに役立つ完全マネージド型サービスです。AWS FIS の EBS アクションを使用すると、I/O の中断やボリュームのパフォーマンス低下につながる可能性があるストレージ障害にアプリケーションがどのように応答するかをテストできます。この制御されたテスト環境により、アプリケーションが中断にどのように応答するかを観察できるため、アーキテクチャの弱点を特定し、アプリケーションの全体的な耐障害性を向上させることができます。I/O 一時停止アクションとレイテンシーインジェクションアクションを使用して、Amazon CloudWatch アラームとフェイルオーバーワークフローなどのモニタリングおよび復旧メカニズムをテストし、ミッションクリティカルなアプリケーションのストレージ障害に対する耐障害性を向上させることができます。AWS FIS については、「AWS Fault Injection Service User Guide」を参照してください。
利用可能な実験
Amazon EBS は現在、2 つの AWS FIS フォールトインジェクションをサポートしています。
考慮事項
以下の考慮事項に注意してください。
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すべての Amazon EBS ボリュームタイプがサポートされています。ルートボリュームとデータボリュームの両方がサポートされます。インスタンスストアボリュームはサポートされていません。
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ボリュームは Nitro ベースの EC2 インスタンスにアタッチする必要があります。
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期間に基づいて実験が完了すると、ボリュームは元の I/O パフォーマンスを再開します。実行中の実験は、完了する前に停止することもできます。または、CloudWatch アラームで定義したしきい値に達した場合に実験を停止するように停止条件を作成することもできます。
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マルチアタッチが有効なボリュームで AWS FIS を使用できます。アタッチされたインスタンスのすべてが影響を受けます。実験用に特定のボリュームとインスタンスのアタッチメントを選択することはできません。
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FIS は現在、ローカルゾーン、Outposts、または Wavelength ゾーンでは使用できません。
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コンソールでボリューム ARN を指定するとき、同じアベイラビリティーゾーンで最大 5 つのボリュームを同時にテストできます。
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AWS FIS は、Outpost、AWS Wavelength ゾーン、またはローカルゾーンで作成されたボリュームでは使用できません。