AWS DMS でのデータプロバイダー、インスタンスプロファイル、移行プロジェクトの管理
AWS Database Migration Service で DMS Schema Conversion と同種データ移行を使用する際は、移行プロジェクトで作業することになります。AWS DMS 移行プロジェクトでは、サブネットグループ、インスタンスプロファイル、データプロバイダーを使用します。
サブネットは、VPC の IP アドレスの範囲です。レプリケーションサブネットグループには、インスタンスプロファイルが使用できるさまざまなアベイラビリティーゾーンのサブネットが含まれます。レプリケーションサブネットグループは DMS リソースであり、Amazon VPC と Amazon RDS が使用するサブネットグループとは異なることに注意してください。
インスタンスプロファイルは、移行プロジェクトを実行するサーバーレス環境のネットワークとセキュリティの設定を指定します。
データプロバイダーは、データストアのタイプとデータベースの場所の情報を保存します。データプロバイダーを移行プロジェクトに追加したら、AWS Secrets Manager からのデータベースの認証情報を指定します。AWS DMS は、この情報を使用してデータベースに接続します。
データプロバイダー、インスタンスプロファイル、その他の AWS リソースを作成した後に、移行プロジェクトを作成できます。移行プロジェクトは、インスタンスプロファイル、ソースデータプロバイダーとターゲットデータプロバイダー、AWS Secrets Manager からのシークレットを記述します。さまざまなソースデータプロバイダーとターゲットデータプロバイダーに対して複数の移行プロジェクトを作成できます。
作業のほとんどは移行プロジェクトで行います。DMS Schema Conversion の場合、移行プロジェクトを使用してソースデータプロバイダーのオブジェクトを評価し、ターゲットデータベースと互換性のある形式に変換します。その後、変換したコードをターゲットデータプロバイダーに適用したり、SQL スクリプトとして保存したりすることができます。同種データ移行の場合は、移行プロジェクトを使用して、ソースデータベースから AWS クラウド 内の同じタイプのターゲットデータベースにデータを移行します。
AWS DMS の移行プロジェクトはサーバーレスのみです。AWS DMS は、移行プロジェクトのためのクラウドリソースを自動的にプロビジョンします。
AWS DMS では、AWS アカウント で作成できるインスタンスプロファイル、データプロバイダー、移行プロジェクトの数の上限が定められています。AWS DMS サービスのクォータについては、以降のセクション「AWS Database Migration Service のクォータ」を参照してください。