ターゲットテーブル作成モード
PostgreSQL、MongoDB、Amazon DocumentDB 移行の AWS DMS コンソールの [詳細設定] タブでデータ移行タスクの作成を選択すると、ターゲットテーブル準備モードを選択できます。
ターゲット上のテーブルを削除
[ターゲット上のテーブルをドロップ] モードの場合、AWS DMS 同種移行はターゲットテーブルを削除し、このテーブルを移行の開始前に再作成します。この操作で、移行の開始時にターゲットテーブルが確実に空になります。同種移行中、AWS DMS は、効率的なデータ移行を確保するため、データのロード前にソーステーブルメタデータで定義されたインデックスを含むすべてのセカンダリオブジェクトを作成します。
[ターゲット上のテーブルをドロップ] モードを使用する場合は、ターゲットデータベースの設定が必要になる場合があります。例えば、PostgreSQL ターゲットでは、AWS DMS はセキュリティ上の理由によりスキーマユーザーを作成できません。この場合、ソースと一致するスキーマユーザーを事前に作成する必要があります。この操作により、AWS DMS は移行の開始時にテーブルを作成し、ソースと同様のロールに割り当てることができます。
切り詰め
[切り詰める] モードでは、AWS DMS 同種移行は移行開始前に既存のすべてのターゲットテーブルを切り捨てます。この操作により、テーブル構造が保持されます。このモードは、フルロードの場合や、フルロードに加えて CDC 移行 (ターゲットスキーマは事前作成済み) を行う場合に適しています。Amazon DocumentDB ターゲットでは、コレクションが存在しない場合、AWS DMS は移行中にインデックスなしでコレクションを作成します。
何もしない
[何もしない] モードでは、AWS DMS 同種移行はターゲットテーブルが事前に作成されていることを前提とします。ターゲットテーブルが空ではない場合、移行中にデータ競合が発生し、DMS タスクエラーが発生する可能性があります。このモードでは、テーブル構造は変更されません。また既存のデータは保持されます。[何もしない] モードは、CDC のみのタスクに適した選択肢です。この場合、ターゲットテーブルはソースからバックフィルされ、ソースとターゲットを同期するために継続的なレプリケーションが使用されます。Amazon DocumentDB ターゲットでは、コレクションが存在しない場合、AWS DMS はセカンダリインデックスなしでコレクションを作成します。また、[何もしない] モードは、移行データを MongoDB シャードコレクションから Amazon DocumentDB に移行する際、フルロードフェーズ中に使用することができます。