開始方法: RabbitMQ ブローカーの作成と接続
ブローカーは、Amazon MQ で実行されるメッセージブローカー環境です。これは、Amazon MQ の基本的な構成要素です。ブローカーインスタンスのクラス (m5) およびサイズ (large、medium) を組み合わせた説明は、ブローカーインスタンスタイプ (mq.m5.large など) と呼ばれます。詳細については、「Amazon MQ for RabbitMQ ブローカーとは」を参照してください。
RabbitMQ ブローカーを作成する
最初に実行する最も一般的な Amazon MQ タスクは、ブローカーの作成です。以下の例では、AWS マネジメントコンソールを使用して基本的なブローカーを作成する方法を説明します。
Amazon MQ for RabbitMQ ブローカーを作成するときは、RabbitMQ のブローカー設定のベストプラクティスに従って、ブローカーのパフォーマンスを最大化し、メッセージのスループット効率を最適化します。
Amazon MQ コンソール
にサインインします。 -
[Select broker engine] (ブローカーエンジンの選択) ページで [RabbitMQ] を選択し、[Next] (次へ) をクリックします。
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[Select deployment mode] (デプロイモードの選択) ページで [Deployment mode] (デプロイモード) ([Cluster deployment] (クラスターのデプロイ) など) を選択して、[Next] (次へ) をクリックします。
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単一インスタンスブローカーは、Network Load Balancer (NLB) の内側にある 1 つのアベイラビリティーゾーン内の 1 つのブローカーで構成されます。ブローカーは、アプリケーション、および Amazon EBS ストレージボリュームと通信します。詳細については、「オプション 1: Amazon MQ for RabbitMQ 単一インスタンスブローカー」を参照してください。
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高可用性対応の RabbitMQ クラスターデプロイは、Network Load Balancer の内側にある 3 つの RabbitMQ ブローカーノードの論理グループで、それぞれがユーザー、キュー、および複数のアベイラビリティーゾーン (AZ) 間の分散状態を共有します。詳細については、「オプション 2: Amazon MQ for RabbitMQ クラスターデプロイ」を参照してください。
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[Configure settings] (設定の定義) ページの [Details] (詳細) セクションで、以下を実行します。
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[Broker name] (ブローカー名) を入力します。
重要
個人を特定できる情報 (PII) などの機密情報や秘匿性の高い情報はタグに追加しないでください。ブローカー名は、CloudWatch Logs を含む他の AWS サービスからアクセスできます。ブローカー名は、プライベートデータや機密データとして使用することを意図していません。
[ブローカーインスタンスタイプ] を選択します ([mq.m7g.large] など)。詳細については、「Broker instance types」を参照してください。
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[Configure settings] (設定の定義) ページの [RabbitMQ access] (RabbitMQ アクセス) セクションで、[Username] (ユーザーネーム) と [Password] (パスワード) を入力します。ブローカーのサインイン認証情報には以下の制限が適用されます。
ユーザーネームに使用できるのは、英数字、ダッシュ、ピリオド、およびアンダースコア (- . _) のみです。この値にチルダ (~) 文字を含めることはできません。Amazon MQ では、ユーザーネームとしての
guestの使用が禁止されています。-
パスワードは 12 文字以上の長さで、一意の文字を少なくとも 4 つ含める必要があり、カンマ、コロン、または等号 (,:=) は使用できません。
重要
個人を特定できる情報 (PII) などの機密情報や秘匿性の高い情報はブローカーのユーザー名に追加しないでください。ブローカーのユーザー名は、CloudWatch Logs を含む他の AWS サービスからアクセスできます。ブローカーのユーザー名は、プライベートデータや機密データとして使用することを意図していません。
注記
[追加の設定] セクションでは、以下を設定することもできます。
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プライベートアクセス
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[Next] (次へ) をクリックします。
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[Review and create] (確認と作成) ページで、選択内容を確認し、必要に応じて編集することができます。
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[Create broker] (ブローカーの作成) をクリックします。
Amazon MQ がブローカーを作成している間は、[Creation in progress] (作成中) ステータスが表示されます。
ブローカーの作成には約 15 分かかります。
ブローカーが正常に作成されると、Amazon MQ が [Running] (実行中) ステータスを表示します。
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[
MyBroker] を選択します。[MyBroker]ページの [接続] セクションにあるブローカーの [RabbitMQ web console] の URL をメモしておきます。以下はその例です。 https://b-c8349341-ec91-4a78-ad9c-a57f23f235bb.mq.us-west-2.on.awsブローカーの secure-AMQP エンドポイント
もメモしておきます。以下は、リスナーポート 5671を公開するamqpsエンドポイントの例です。amqps://b-c8349341-ec91-4a78-ad9c-a57f23f235bb.mq.us-west-2.on.aws:5671