RDS for PostgreSQL のイベントトリガー
現在すべての PostgreSQL バージョンでイベントトリガーをサポートしているため、RDS for PostgreSQL のすべての利用可能なバージョンも、同様にイベントトリガーをサポートしています。メインユーザーアカウント (デフォルトでは postgres
) を使用して、イベントトリガーを作成、変更、名前変更、および削除できます。イベントトリガーは DB インスタンスレベルであるため、インスタンスのすべてのデータベースに適用できます。
例えば、次のコードは、各データ定義言語 (DDL) コマンドの最後に現在のユーザーを表示するイベントトリガーを作成します。
CREATE OR REPLACE FUNCTION raise_notice_func() RETURNS event_trigger LANGUAGE plpgsql AS $$ BEGIN RAISE NOTICE 'In trigger function: %', current_user; END; $$; CREATE EVENT TRIGGER event_trigger_1 ON ddl_command_end EXECUTE PROCEDURE raise_notice_func();
PostgreSQL イベントトリガーの詳細については、PostgreSQL ドキュメントの「Event Triggers
Amazon RDS で PostgreSQL イベントトリガーを使用する場合、いくつかの制限があります。これには以下が含まれます。
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リードレプリカでイベントトリガーを作成することはできません。ただし、イベントトリガーはリードレプリカソースで作成できます。作成したイベントトリガーは、リードレプリカにコピーされます。リードレプリカのイベントトリガーは、ソースから変更がプッシュされたときにリードレプリカでは起動しません。ただし、リードレプリカが昇格されると、データベースオペレーションが発生したときに既存のイベントトリガーが起動します。
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イベントトリガーを使用する PostgreSQL DB インスタンスへのメジャーバージョンアップグレードを実行する場合は、インスタンスのアップグレード前に必ずイベントトリガーを削除してください。