SSL を使用した RDS for Oracle DB インスタンスへの接続
前述のように SQL*Plus で SSL を使用するように設定すると、SSL オプションを使用して RDS for Oracle DB インスタンスに接続できるようになります。オプションとして、初期に、tnsnames.ora ファイルと sqlnet.ora ファイルが含まれているディレクトリを指す TNS_ADMIN
値をエクスポートできます。これにより、これらのファイルを SQL*Plus は確実に見つけることができます。次の例では、TNS_ADMIN
の値をエクスポートしています。
export TNS_ADMIN = ${ORACLE_HOME}/network/admin
DB インスタンスに接続します。例えば、SQL *Plus と、tnsnames.ora ファイルの <net_service_name>
を使用して接続できます。
sqlplus
mydbuser
@net_service_name
以下のコマンドを使用すると、tnsnames.ora ファイルを使用せずに SQL *Plus のみを使用して、DB インスタンスに接続することもできます。
sqlplus '
mydbuser
@(DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCPS)(HOST =endpoint
) (PORT =ssl_port_number
))(CONNECT_DATA = (SID =database_name
)))'
SSL を使用せずに RDS for Oracle DB インスタンスに接続することもできます。例えば、以下のコマンドは SSL 暗号化を使用せずにクリアテキストポートを使用して DB インスタンスに接続します。
sqlplus '
mydbuser
@(DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST =endpoint
) (PORT =port_number
))(CONNECT_DATA = (SID =database_name
)))'
Transmission Control Protocol (TCP) ポートアクセスを閉じる場合は、IP アドレスの進入を許可しないセキュリティグループを作成して、インスタンスに追加します。これを追加することで、TCP ポートを使用した接続を閉じながら、SSL オプションのセキュリティグループで許可された範囲内の IP アドレスから指定された SSL ポートを使用して接続できます。