Amazon RDS Data API オペレーションリファレンス
Amazon RDS Data API では、以下のオペレーションを使用して、SQL ステートメントを実行することができます。
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Data API オペレーション |
AWS CLI コマンド |
説明 |
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データベースで SQL ステートメントを実行します。 |
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データの配列に対してバッチ SQL ステートメントを実行して、一括更新オペレーションおよび挿入オペレーションを行います。パラメータセットの配列を使用して、データ操作言語 (DML) ステートメントを実行できます。バッチ SQL ステートメントは、挿入ステートメントと更新ステートメントを個々に実行するよりもパフォーマンスは大幅に向上します。 |
どちらかの操作を使用して、個々の SQL ステートメントを実行したり、トランザクションを実行したりできます。トランザクションの場合、Data API は次のオペレーションを提供します。
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Data API オペレーション |
AWS CLI コマンド |
説明 |
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SQL トランザクションをスタートします。 |
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SQL トランザクションを終了し、変更をコミットします。 |
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トランザクションをロールバックします。 |
SQL ステートメントを実行し、トランザクションをサポートするためのオペレーションには、以下の共通の Data API パラメータおよび AWS CLI オプションがあります。他のパラメータやオプションをサポートするオペレーションもあります。
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Data API オペレーションのパラメータ |
AWS CLI コマンドオプション |
必須 |
説明 |
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はい |
Aurora DB クラスターの Amazon リソースネーム (ARN)。クラスターは、Data API を呼び出す IAM ロールまたはユーザーと同じ AWS アカウントにある必要があります。別のアカウントのクラスターにアクセスするには、そのアカウントのロールを引き受けます。 |
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はい |
DB クラスターへのアクセスを有効にするシークレットの ARN の名前。 |
RDS Data API は、Aurora MySQL の次のデータ型をサポートしています。
TINYINT(1),BOOLEAN,BOOLTINYINTSMALLINT[SIGNED|UNSIGNED]MEDIUMINT[SIGNED|UNSIGNED]INT[SIGNED|UNSIGNED]BIGINT[SIGNED|UNSIGNED]FLOATDOUBLEVARCHAR,CHAR,TEXT,ENUMVARBINARY,BINARY,BLOBDATE,TIME,DATETIME,TIMESTAMPDECIMALJSONBIT,BIT(N)
RDS Data API は、次の Aurora PostgreSQL スカラー型をサポートしています。
BOOLBYTEADATECIDRDECIMAL,NUMERICENUMFLOAT8,DOUBLE PRECISIONINETINT,INT4,SERIALINT2,SMALLINT,SMALLSERIALINT8,BIGINT,BIGSERIALJSONB,JSONREAL,FLOATTEXT,CHAR(N),VARCHAR,NAMETIMETIMESTAMPUUIDVECTOR
RDS Data API は、次の Aurora PostgreSQL 配列型をサポートしています。
BOOL[],BIT[]DATE[]DECIMAL[],NUMERIC[]FLOAT8[],DOUBLE PRECISION[]INT[],INT4[]INT2[]INT8[],BIGINT[]JSON[]REAL[],FLOAT[]TEXT[],CHAR(N)[],VARCHAR[],NAME[]TIME[]TIMESTAMP[]UUID[]
パラメータは、Data API の ExecuteStatement および BatchExecuteStatement への呼び出しと、AWS CLI の execute-statement コマンドおよび batch-execute-statement コマンドの実行時に使用できます。パラメータを使用するには、名前と値のペアを SqlParameter データ型で指定します。値は、Field データ型で指定します。次の表は、Data API 呼び出しで指定したデータ型に Java Database Connectivity (JDBC) データ型をマッピングしたものです。
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JDBC データ型 |
Data API のデータ型 |
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その他の型 (日時に関する型も含む) |
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注記
データベースによって返される LONG 値の Data API 呼び出しで、STRING または LONG データ型を指定できます。非常に大きな数値では精度を失うといった、JavaScript での作業時に発生する可能性のある事態を避けるために、これを行うことをお勧めします。
DECIMAL や TIME などの特定のタイプでは、Data API が String 値を正しいタイプとしてデータベースに渡せるように、ヒントが必要です。ヒントを使用するには、typeHint データタイプの SqlParameter 値を含めます。typeHint に指定できる値は以下のとおりです。
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DATE- 対応するStringパラメータ値は、DATEタイプのオブジェクトとしてデータベースに送信されます。受け入れられる形式はYYYY-MM-DDです。 -
DECIMAL- 対応するStringパラメータ値は、DECIMALタイプのオブジェクトとしてデータベースに送信されます。 -
JSON- 対応するStringパラメータ値は、JSONタイプのオブジェクトとしてデータベースに送信されます。 -
TIME- 対応するStringパラメータ値は、TIMEタイプのオブジェクトとしてデータベースに送信されます。受け入れられる形式はHH:MM:SS[.FFF]です。 -
TIMESTAMP- 対応するStringパラメータ値は、TIMESTAMPタイプのオブジェクトとしてデータベースに送信されます。受け入れられる形式はYYYY-MM-DD HH:MM:SS[.FFF]です。 -
UUID- 対応するStringパラメータ値は、UUIDタイプのオブジェクトとしてデータベースに送信されます。注記
現在、Data API はユニバーサル固有識別子 (UUID) の配列をサポートしていません。
注記
Amazon Aurora PostgreSQL の場合、Data API は常に UTC タイムゾーンの Aurora PostgreSQL データ型 TIMESTAMPTZ を返します。