Performance Insights の時系列メトリクスの取得
GetResourceMetrics オペレーションでは、1 つ以上の時系列メトリクスを Performance Insights データから取得します。GetResourceMetrics には、メトリクスおよび期間が必要であり、データポイントのリストを含むレスポンスが返ります。
例えば、AWS Management Console は、次のイメージのように、[カウンターメトリクス] チャートと [データベースロード] チャートの入力に GetResourceMetrics を使用します。
GetResourceMetrics によって返るメトリクスはすべて、db.load の例外を除き、スタンダードの時系列メトリクスです。このメトリクスは、[データベースロード] グラフに表示されます。この db.load メトリクスは、ディメンションと呼ばれるサブコンポーネントに分割できるため、他の時系列メトリクスとは異なります。前のイメージでは、db.load は分割され、db.load を構成する待機状態によってグループ化されています。
注記
GetResourceMetrics は、db.sampleload メトリクスを返すこともできますが、通常 db.load メトリクスが適切です。
GetResourceMetrics により返されるカウンターメトリクスに関する情報は、「Performance Insights カウンターメトリクス」を参照してください。
以下の計算は、メトリクスにサポートされています。
-
平均 - 期間中のメトリクスの平均値。
.avgをメトリクス名に追加します。 -
最小 - 期間中のメトリクスの最小値。
.minをメトリクス名に追加します。 -
最大 - 期間中のメトリクスの最大値。
.maxをメトリクス名に追加します。 -
合計 - 期間中のメトリクス値の合計。
.sumをメトリクス名に追加します。 -
サンプル数 - 期間中にメトリクスが収集された回数。
.sample_countをメトリクス名に追加します。
例えば、メトリクスが 300 秒 (5 分) 収集され、メトリクスが 1 分に 1 回収集されたものと見なします。毎分の値は、1、2、3、4、5 です。この場合、以下の計算が返されます。
-
平均 - 3
-
最小 - 1
-
最大 - 5
-
合計 - 15
-
サンプル数 - 5
get-resource-metrics AWS CLI コマンドの使用の詳細については、「get-resource-metrics」を参照してください。
--metric-queries オプションでは、結果を取得する 1 つ以上のクエリを指定します。各クエリは、必須の Metric と、オプションの GroupBy および Filter パラメータから構成されます。--metric-queries オプションの指定の例を次に示します。
{ "Metric": "string", "GroupBy": { "Group": "string", "Dimensions": ["string", ...], "Limit": integer }, "Filter": {"string": "string" ...}