Metrics Insights のトラブルシューティング
結果に、実際には使用していない「Other」というディメンションが含まれている
これは、このクエリに含まれる GROUP BY 句で指定されているラベルキーが、このクエリによって返されるメトリクスの一部で使用されていないことを意味します。この場合、Other という名前の NULL グループは返されません。そのラベルキーを含まないメトリクスは、おそらく、そのラベルキーの値すべてから集約された値を返す、集計メトリクスです。
例えば、次のようなクエリがあるとします。
SELECT AVG(Faults) FROM MyCustomNamespace GROUP BY Operation, ServiceName
返されたメトリクスの一部に、ディメンションとして ServiceName が含まれない場合、これらのメトリクスは、ServiceName の値として Other が割り当てられて表示されます。
結果に「Other」が表示されないようにするには、FROM 句で SCHEMA を使用します。以下にその例を示します。
SELECT AVG(Faults) FROM SCHEMA(MyCustomNamespace, Operation) GROUP BY Operation, ServiceName
これにより、結果として返されるメトリクスは、Operation と ServiceName 両方のディメンションを持つもののみに制限されます。
グラフ内の最も古いタイムスタンプは、他のメトリクスよりも低いメトリクス値を持っています
CloudWatch Metrics Insights は、最大 2 週間の履歴データをサポートしています。1 分を超える周期でグラフを作成する場合、最も古いデータポイントが、想定される値とは異なることがあります。これは、CloudWatch Metrics Insights クエリが 2 週間の保持期間内のデータのみを返すためです。この場合、クエリ内の最も古いデータポイントは、そのデータポイントの期間内のすべての観測値を返すのではなく、2 週間の境界内に測定された観測値のみを返します。