CloudWatch で Network Flow Monitor メトリクスを表示する
Network Flow Monitor は、ラウンドトリップタイム、TCP 再送信、TCP 再送信タイムアウト、転送されたデータ、ネットワークヘルスインジケータのネットワークフローパフォーマンスメトリクスをお使いのアカウントに発行します。Amazon CloudWatch コンソールの CloudWatch Metrics でこれらのメトリクスを表示することができます。
モニタですべてのメトリクスを検索するには、CloudWatch メトリクスダッシュボードでカスタム名前空間 AWS/NetworkFlowMonitor
を使用します。メトリクスは、デプロイされアクティブになっているモニターごとに集計されます。
Network Flow Monitor は以下のメトリクスを提供しています。RoundTripTime メトリクスは常に計算されるとは限らないため、そのデータはスパースである可能性があることに注意してください。
メトリクス | 説明 |
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DataTransferred | モニターのすべてのフローに転送されたバイト数。 |
Retransmissions | モニターの再送信の合計数。再送信は、送信者が破損または紛失したパケットを再送信する必要がある場合に発生します。 |
タイムアウト | モニターの合計再送信タイムアウト。これは、送信者があまりに多くの確認応答を受信できない場合に発生し、その結果タイムアウトして送信を完全に停止することを決定します。 |
RoundTripTime | モニターのネットワークフローの平均ラウンドトリップ時間。このメトリックはマイクロ秒単位で測定され、パフォーマンスの尺度となります。トラフィックがローカルリソースからリモート IP アドレスに送信され、関連するレスポンスが受信されるまでにかかる時間を記録します。この時間は集計期間の平均です。このメトリクスは常に計算されるとは限らないため、データはスパースである可能性があります。 |
ヘルスインジケータ | モニター全体のネットワークヘルスインジケータ (NHI)。ネットワークヘルスインジケータ (NHI) は、AWS ネットワーク障害を表面化する値です。指定された時間枠内に AWS ネットワークの問題が発生した場合、NHI 値は 1 (デグレード) です。AWS ネットワークの問題が検出されなかった場合、0 (正常) に設定されます。NHI を観察すると、ワークロードまたは AWS ネットワークのどちらかのトラブルシューティングを優先できます。 |