ワークロードインサイトを使用してネットワークフローを評価する - Amazon CloudWatch

ワークロードインサイトを使用してネットワークフローを評価する

Network Flow Monitor は、モニタリングを有効にしたスコープ内のネットワークフローに関するワークロードインサイトを提供します。各メトリクスタイプの上位寄与要因ネットワークフローを表示することで、どのフローで問題が発生している可能性があるかを確認できます。これらの上位寄与要因メトリクスは、[ワークロードインサイト] タブのコンソールで表示できます。Network Flow Monitor では、上位寄与要因は、各ネットワークパフォーマンスメトリクスの値が最も高いネットワークフローです。

上位の寄稿者

Network Flow Monitor コンソールの [ワークロードインサイト] ページに、Network Flow Monitor は、エージェントを配置したモニタリングスコープ内にある全リソース間のネットワークフローについて、上位寄与要因のネットワークパフォーマンス統計を表示します。

上位寄与要因のリストを作成するために、Network Flow Monitor は、スコープ内で再送信、再送信タイムアウト、および転送されたデータの値が最も高いネットワークフローを特定します。これらのネットワークフローは、各メトリクスタイプの上位寄与要因です。

ワークロードインサイトでは、パフォーマンス情報を受け取るすべてのネットワークフロー、つまり Network Flow Monitor エージェントをインストールしたスコープ内のすべてのリソースのネットワークフローについて、上位寄与要因が決定されます。

Network Flow Monitor は、メトリクスを指定された送信先カテゴリに分類します。メトリクスは、これらのカテゴリのトラフィックフローの [ワークロードインサイト] にのみ表示されます。以下のカテゴリのフローのメトリクスが表示されます。

  • AZ 間 (INTER_AZ)

  • AZ 内 (INTRA_AZ)

  • VPC 間 (INTER_VPC)

  • リージョン間 (INTER_REGION、リージョン内のリソースと別のリージョンのエッジ間のネットワークフローのパフォーマンスを意味します)

  • Amazon S3 バケットへ (AMAZON_S3)

  • Amazon DynamoDB へ (AMAZON_DYNAMODB)

これらの送信先カテゴリのいずれかに分類できないフローは、UNCLASSIFIED カテゴリに含まれます。例えば、インターネットに向かうトラフィックは UNCLASSIFIED カテゴリに含まれます。分類されていないフローは [ワークロードインサイト] に含まれません。

パフォーマンスメトリクス

[ワークロードインサイト] のパフォーマンスメトリクスは、再送信、再送信タイムアウト、および転送されたデータのメトリクスタイプごとに個別のテーブルに表示されます。提供されるデータは、各タイプの上位寄与要因を対象としています。Network Flow Monitor エージェントを初めてインストールした際は、パフォーマンスメトリクスが表示されるまでの待機時間 (約 20 分) があることに注意してください。この間に、エージェントはデータを収集して Network Flow Monitor バックエンドに送信します。

特定のネットワークフローをモニタリングする

パフォーマンスメトリクスを確認するときに、詳細を調査する特定のリソースまたはネットワークフローが表示されたら、それらのフローのみを含むモニターを作成できます。

モニターを使用すると、特定のネットワークフローグループを一定期間追跡して、ワークロードの 1 つの側面に関するインサイトを得ることができます。また、ネットワークヘルスインジケータ (NHI) をチェックして、表示される問題が AWS 障害によって引き起こされているかどうかを確認するなど、トラブルシューティングに役立つ情報を取得することもできます。

詳細については、Network Flow Monitor でモニターを作成し操作するを参照してください。

マルチアカウントカバレッジ

Network Flow Monitor で複数のアカウントを使用するには、CloudWatch と AWS Organizations の統合を設定する必要があります。Organizations を設定することで、Network Flow Monitor カバレッジのスコープにアカウントを追加できます。次に、スコープ内に複数のアカウントがあり、それぞれにネットワークフローをモニタリングするリソースがある場合は、すべてのアカウントを含むスコープを指定し、リソースにインストールした Network Flow Monitor エージェントによって収集されたパフォーマンスメトリクスを表示できます。詳細については、「マルチアカウントモニタリング用に Network Flow Monitor を初期化する」を参照してください。