ワークロードインサイトを使用してネットワークフローを評価する
Network Flow Monitor は、モニタリングを有効にしたスコープ (アカウント) 内の上位寄与要因のネットワークフローに関するワークロードインサイトを提供します。上位寄与要因は、各ネットワークパフォーマンスメトリクスの値が最も高いネットワークフローです。上位寄与要因は、ワークロードインサイトについて決定されます。これには、パフォーマンス情報を受け取るすべてのネットワークフローと、作成するモニターごとに指定したネットワークフローが含まれます。
例えば、Network Flow Monitor は、再送信、再送信タイムアウト、および転送されたデータの値が最も高いネットワークフローを決定します。これらのネットワークフローは、各メトリクスタイプの上位寄与要因です。Network Flow Monitor コンソールの [ワークロードインサイト] ページに、Network Flow Monitor は、エージェントを配置したモニタリングスコープ内にある全リソース間のネットワークフローについて、上位寄与要因のネットワークパフォーマンス統計を表示します。
スコープ内に複数のアカウントがあり、それぞれにネットワークフローをモニタリングするリソースがある場合は、インストールした Network Flow Monitor エージェントによって収集されたパフォーマンスメトリクスを表示する前に、CloudWatch と AWS Organizations の統合を設定する必要があります。Network Flow Monitor で Organizations を設定すると、Network Flow Monitor カバレッジのスコープにアカウントを追加できます。
[ワークロードインサイト] のパフォーマンスメトリクスは、再送信、再送信タイムアウト、および転送されたデータの各メトリクスタイプごとに個別のテーブルに表示されます。提供されるデータは、各タイプの上位寄与要因を対象としています。Network Flow Monitor エージェントを初めてインストールした際は、パフォーマンスメトリクスが表示されるまでの待機時間 (約 20 分) があることに注意してください。この間に、エージェントはデータを収集して Network Flow Monitor バックエンドに送信します。
パフォーマンスメトリクスを確認するときに、詳細を調査する特定のリソースまたはネットワークフローが表示されたら、それらのフローのみを含むモニターを作成できます。