Network Flow Monitor を初期化する
ネットワークフローのパフォーマンスメトリクスを表示する前に、Network Flow Monitor を初期化する必要があります。これにより、必要なアクセス許可が付与され、アカウントの初期トポロジが作成されます。複数のアカウントのリソースをモニタリングする場合は、Amazon CloudWatch で AWS Organizations も設定する必要があります。次に、Network Flow Monitor スコープのアカウントを指定して、Network Flow Monitor がパフォーマンスメトリクスを追跡するすべてのアカウントの初期トポロジを作成できるようにします。
さらに、Network Flow Monitor バックアップ取り込みサーバーにパフォーマンスメトリクスを送信するには、インスタンスにエージェントをインストールする必要があります。詳細については、「インスタンスに Network Flow Monitor エージェントをインストールする」を参照してください。
Network Flow Monitor を初期化する手順は、単一アカウントでリソースのパフォーマンスメトリクスを測定するか、組織内の複数のアカウントが所有するリソースのメトリクスをモニタリングするかによって異なります。
インスタンスにエージェントをインストールする
Network Flow Monitor でネットワークパフォーマンスを追跡するには、サービスを初期化する必要がありますが、ワークロードの EC2 インスタンスに Network Flow Monitor エージェントをインストールし、エージェントがネットワークパフォーマンスメトリクスを Network Flow Monitor に送信するためのアクセス許可を追加する必要もあります。エージェントをインストールした後、Network Flow Monitor バックエンドへのデータの送信が開始されるまで、少しの間 (約 20 分) 待ちます。次に、[ワークロードインサイト] タブでネットワークパフォーマンスメトリクスを表示したり、モニターを作成して詳細情報を表示したりできます。
例えば、Network Flow Monitor エージェントによって収集されたローカルリソースとリモートリソース間のネットワークフローについて、データ転送と再送信のタイムアウトの上位寄与要因のパフォーマンスメトリクスを表示できます。これらのメトリクスを表示および分析することで、詳細を表示し、モニターでより密接に追跡する特定のフローを選択できます。特定のフローのモニターを作成することで、各メトリクスタイプの上位寄与要因でソートされたメトリクスや、各ネットワークフローのトポロジなど、詳細な情報を表示できます。
モニターには、Network Flow Monitor が提供するネットワークヘルスインジケータ (NHI) も含まれており、これを使用して、選択した期間中に、モニターで追跡しているネットワークフローに AWS ネットワーク障害が発生していたかどうかを確認できます。この情報は、ネットワークのトラブルシューティングを重点的に行うところを決定するのに役立ちます。
詳細、およびエージェントをインストールする手順については、「インスタンスに Network Flow Monitor エージェントをインストールする」を参照してください。