Amazon ECS でアプリケーションを有効にする - Amazon CloudWatch

Amazon ECS でアプリケーションを有効にする

Amazon ECS で CloudWatch Application Signals を有効にするには、このセクションに記載されているカスタムセットアップの手順を実行します。

アプリケーションを Amazon ECS で実行する場合は、CloudWatch エージェントと AWS Distro for OpenTelemetry をインストールして設定します。カスタム Application Signals セットアップで有効になったこれらのアーキテクチャでは、サービス名や、サービスが稼働しているホスト名またはクラスター名が Application Signals によって自動検出されません。これらの名前をカスタムセットアップの際に指定する必要があります。ここで指定した名前が Application Signals ダッシュボードに表示されことになります。

カスタムセットアップを使用して Amazon ECS で Application Signals を有効にする

Amazon ECS で稼働するアプリケーションを CloudWatch Application Signals にオンボーディングするには、次のカスタムセットアップの手順を実行します。CloudWatch エージェントと AWS Distro for OpenTelemetry は、ご自身でインストールし、設定します。

Amazon ECS に Application Signals をデプロイするには、2 つの方法があります。ご使用の環境に最適なものを選択してください。

  • サイドカー戦略を使用してデプロイする – CloudWatch エージェントサイドカーコンテナをクラスター内の各タスク定義に追加します。

    利点:

    • ec2Fargate の起動タイプのいずれもサポートされます。

    • 環境変数を設定するときは、 を IP アドレスとして localhost をいつでも使用できます。

    欠点:

    • クラスターで実行されるサービスタスクごとに CloudWatch エージェントサイドカーコンテナを設定する必要があります。

    • awsvpc ネットワークモードのみサポートされています。

  • デーモン戦略を使用してデプロイする – CloudWatch エージェントタスクをクラスターに一度だけ追加すると、必要に応じて Amazon ECS デーモンスケジューリング戦略がそれをデプロイします。各インスタンスがトレースとメトリクスを継続的に受信し、各アプリケーションタスク定義でエージェントがサイドカーとして実行されなくても、一元的な可視性を実現します。

    利点:

    • CloudWatch エージェント用にデーモンサービスをセットアップする必要があるのは、クラスター内で 1 回だけです。

    欠点:

    • Fargate 起動タイプの場合はサポートされません。

    • awsvpc または bridge ネットワークモードを使用する場合は、環境変数で各コンテナインスタンスのプライベート IP アドレスを手動で指定する必要があります。

いずれの方法でも、Amazon ECS クラスターの Application Signals では、サービスの名前が自動検出されません。カスタムセットアップの際にサービス名を指定する必要があります。ここで指定した名前が Application Signals ダッシュボードに表示されことになります。